とんでもねぇ会社にいた話し

ワケあって
履歴書を書きました。

数年ぶりなので
色々と忘れていましたが

職歴を書き連ねていると
様々な思い出が蘇ります。

その中で、
今まで履歴書に書いた事の無い
トンデモブラック企業にいた時の事を
思い出しました。

本日はそんな黒歴史を
吐き出してゆく!!
(YouTuber風)

大学卒業してすぐ
音楽制作会社に入社したものの
半年で退職して
音楽スタジオでバイトしていた頃。

大学の同級生に誘われ
とある仕事をする事に。

その内容とは。

サプライズをする。

当時の私はお金もなく
音楽の仕事もほぼなかったので
二つ返事で引き受けました。

いざ入ってみると
音楽担当は同級生と私の2人。
ダンサー2人。
アポやら営業やらの担当が1人。
(名目上は社長だった)
そして代表と呼ばれる出資者が1人。

そんなメンツでスタートしました。

入りたては楽しかったです。
結婚式でフラッシュモブをしたり
お父さんから娘さんに
お誕生日のサプライズをしたり。

お客さんと一緒に作れるのが
とっても楽しく貴重な時間でした。

しかし、次第に代表の暴力性が明らかに。
社長がひどく罵倒されたり
殴られているのも見ました。

そして代表からのパワハラで
ストレスが溜まった社長が
私や同級生にキレ散らかしたり。

真夜中に怒鳴りあいの喧嘩をして
初めて犯罪に手を染めようか
迷うレベルで腹が立ちました。

私は自分の好きでは無い曲は
作れない人間で
「感動する曲を作れ」
と言われましても
そんな簡単にできる訳もなく。

そもそも「感動させろ」という
訳の分からない注文自体が
大変苦痛でした。

フラッシュモブをして
依頼者は大変喜んでくれて
周りも盛り上がっていたけど
新郎新婦が泣かなかった時。

「新郎新婦が泣かなかったから
成功とは言えない 」

と言われた時の絶望。

なんだそれは。
お前から合格をもらうために
曲を作ってるんじゃない。

ていうか「泣く=感動」という
浅はかすぎる思考に
嫌気が差しまくっていました。

音楽の事が分からない人に
音楽の事について責められる
そんな毎日が続き
私のストレスも次第にピークに。

そしてそれに合わせて
私の要領の悪さがより目立ち
いつしかメンバー全員から
敵視されるようになってしまいました。

退社一直線!!

いの一番に辞めました。

とにかく要領悪かったのは
自分のせい。
でも理不尽な事もたくさん言われました。

最初は悔しかった。
何かに負けてしまったみたいで。

しかし辞めて1ヶ月後。
同級生から電話があり。

代表が夜逃げした。
会社はなくなった。

との事。

いやーそりゃ高笑いしましたさ。

こんなにざまぁみろと思った事は
後にも先にもありません。

あんなに偉そうに
説教を垂れまくり
私に暴力的な言葉をぶつけ
金の事ばかり言っていた奴が!

夜逃げ!!

人生色々ありますね。
ご愁傷さまです。

唯一、彼に感謝するのは
お給料がとても良かった事。

でもそんなに給料出していたから
身を滅ぼしたのでは…
と思わずにはいられませんが。

ここには書ききれない程
嫌な事がたくさんあった会社でしたが

ダンサーさんの1人からは
その後もちょこちょこ仕事を頼まれ
テレビにも出させて頂いたり

理不尽な事には
うるせぇボケが。
と言える強さを身につけました。

ちなみにそんな会社のお陰で
フラッシュモブはトラウマですが
小さなサプライズは好きになりました。

ありがとう、おめでとうを
少し驚きを交えながら伝えるのは
仕掛けるのも仕掛けられるのも
楽しい。

どんな経験にも意味がある。
当時の私にそう伝えたいです。


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