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十三機兵防衛圏 プレイ感想

どうもこんにちは!スラと申します。
今回は十三機兵防衛圏を無事にトロコン出来たので、レビューをしていこうと思います。
今回はちょっと文章多めです。(約3000文字)

クリア時間・・・30時間

トロコン時間・・・35時間

魅力的なストーリーで有名な本作。
自分も最初はストーリー目当てで購入した作品なのですが、戦闘パートもしっかり作り込まれており、タワーディフェンスというジャンルを今までやってこなかったので、凄くプレイしていて新鮮で面白かった作品でした。

クリア時間は30時間程度と一般的なボリューム。
ただ、ストーリーな複雑な作りになっているのに加え、プレイヤーによってストーリーの進め方が少し異なってくるので、場合によっては
どういうストーリーかあんまり理解できなかった
なんてことがあるかも知れません。

そこで今回は戦闘面、システム面、サウンド面
のレビューの他に、
ストーリーの進め方のポイントを
書いていこう
と思います。

⚠️若干ネタバレ入るので、
    苦手な方はスキップ推奨です。

それでは、本題に入っていきますね。

0、ストーリーの進め方のポイント

実をいうと、ストーリー上、大事な部分は上のようにロックされており、
「戦闘をあるミッションまで進める」
「特定のキャラのストーリーを一定まで見る」
など、条件が設定されています。
そのため、ある程度自分の好きなようにゲームを進めても、ストーリーは理解出来るような設計になっています。

なので、あくまでここから話すポイントは
参考程度に見ていただければと思います。
それでは、ポイントの解説に入っていきますね。

ストーリーを進める上で大事なのは以下の3つ。

Ⅰ.最初は鞍部編か南編がオススメ

Ⅱ.カップリングのキャラのストーリーは同時に進めると分かりやすい

Ⅲ.分からなくなってきたら「究明編」で
    情報の整理をする

まずはⅠについて。

鞍部編も南編もストーリーの根幹に関わる重要な用語や設定が小出しされたり、
伏線も展開されるので、
ストーリーのつかみとして非常に適しているんですよね。

何から進めたらいいか迷ってる方は、
この2人のストーリーを中心に
進めると良いと思います。

次にⅡについて。
操作できる13人の主人公の内、

「鞍部&薬師寺ペア」「関ヶ原&冬坂ペア」
「三浦&南ペア」「緒方&如月ペア」
「網口&鷹宮ペア」

この5ペアはカップリングとして描かれており、
ストーリー内で絡む機会も結構多いです。

そのため、ペアとなっている2人を同時に進めると、ストーリーで分からなかった部分の補足を
ペアの片側がしてくれたりする
んですよね。

さらにペアの2人を同時進行すると、設定やゲーム内の用語が小出しで出てくるのもいいところ。

全員のストーリーを均等に進めようとすると、
新しい用語や新たに判明した設定が飛び交いまくって、一度に理解しきれないなんてことも・・・。

そういう意味でも、1人or2人のキャラのストーリーを集中して、進めるのは非常にオススメです。

最後にⅢについて。
「究明編」ではこれまでに出てきた用語の解説や各キャラの行動の軌跡が
分かりやすくまとめられています。

他のゲームで言うところの「図鑑」にあたる要素ですね。

    ↑こんな感じに情報がまとめられています。

新しい用語や設定が出てきたら大体ここを覗けば情報が整理されているので、ストーリー中
「あれってどういう意味があったんだ?」
みたいな疑問が出てきたら、究明編を
覗くように
しましょう!

以上が進め方のポイントになります。ここからは戦闘面、システム面、サウンド面の3点からレビューしていきますね。

1、戦闘面

戦闘は迫り来る敵から拠点を守り抜く
タワーディフェンス形式のバトルになっています。
出てきた敵に対し、どのキャラで攻撃するか、
使うスキルはどうするかを考える
のは
非常に好感触。

難易度基準もしっかりしていて、
ノーマルでもきっちりやりごたえがありました。

スキルを使うためのポイントの管理や、
打てる数に限りがあるが強力なスキル
「メタスキル」をどこで使うかなど、

しっかりとした「戦略ゲーム」に仕上がっていたと感じます。

反面、戦闘内での演出はかなり控えめ。
最近のゲームによくあるド派手な戦闘映像や
美麗なグラフィックによるアニメーション
みたいなのが無い
ので、
最近のゲームと比べると、何だか戦闘が味気ない感じになってしまったのは気になった点でした。

さらに、敵シンボルからどの敵か判別しずらいのも不満点の1つ。
一応、カーソルを合わせればどの敵か分かるのですが、何十体もの敵がバラバラに配置されていることもあり、チマチマ確認するのは非常に手間がかかります。

敵によっては自爆してきたり、
「○○以下のダメージを受けない」
みたいな敵もいるので敵の種類の確認は
割と大事な部分だと感じた分、もう少し分かりやすくして欲しかったと思いました。

長くなったのでまとめますと、

◎戦略を考えたり、敵によって戦い方を変えたり
   戦闘はかなり面白い

×演出は地味さが強い

×敵の種類が分かりづらい

といったところでしょうか。
改善点こそありますが、明確な不満点は少なく
演出よりもゲームの面白さを重視する人は、
楽しめる作品
だと思います。

2、システム面

↑中央付近で白く光っている文字が
   ヒントとなるキーワード!

まず、UIやゲームの進め方の説明が非常に丁寧。
例えば、シナリオ攻略中にどう進めていいか
分からなくなっても、
ヒントとなるキーワードを上画像の
ように教えてくれる
のです!

戦闘においても、戦うキャラを選択する画面で、
「今回は飛ぶ敵が多いよ」
「今回はボスが出るよ」
とかを前もって知らせてくれます。

なので、あまりゲームをやらない人や、
上手くストーリーを進められないタイプの方でも、スムーズな攻略ができる
と思います。

次にやり込み要素について。
本作のやり込み要素は

・クリア後に追加される戦闘ミッション
  「第4エリア」

・全ミッションのSランククリア

の2つ。Sランククリアの方は連戦ボーナスを
利用したり、キャラ強化が出来ていれば
難易度ノーマルならそこまで難しいものでは
ないと思います。

戦い方のセオリーや連戦ボーナスの使い方
も学べる他、Sランククリアをすることで
貰える報酬もあるので
やり込み要素ではありますが、
ストーリークリア前からSランククリアを
目指して攻略することをオススメ
します!

次にクリア後の追加ミッションについて。
こちらは非常にボリューミーな内容に仕上がっており、そのミッション数はなんと9999
ストーリークリアまでのミッション数が
約40程度
と考えると、どれだけミッション数が多いかが分かりやすいと思います。

全てのミッションを攻略した有志によるクリア時間は400時間程度と、やり込もうと思えば長く遊べる作品に仕上がっていました。

システム面の評価をまとめてみると、

◎ゲーム初心者にも分かりやすいUIやデザイン

◎超ボリューミーな追加ミッション

×ストーリーのやり込み要素は少ない

といったところでしょうか。
やり込み要素は戦闘が絡む要素が多いので
戦闘を楽しめた人はやり込み要素も
楽しめると思います。

3、サウンド面

十三機兵防衛圏の開発社であるATLASアトラスはペルソナシリーズなど、BGMが好評な作品を作ることで定評がありますが
本作も例に漏れず、良質なBGMが多いです。

戦闘中に流れるBGMはもちろんのこと、
メインメニューのBGMや、
ボーカル曲「渚のバカンス」など、
総じて印象に残りやすいBGMが多かった印象があります。どの曲も非常に良い曲なので、
ぜひ下のリンクから聞いてみて下さい!

総評

分かりやすいUIやデザイン設計に
やりがいのある戦闘、良質なBGMと
個人的にはかなりの良作になっていた本作。

反面、最近のゲームによくあるCGによる迫力あるムービーや、ド派手な演出はほぼないので
そこら辺を求めてる方には刺さらない作品だと感じました。

今回は戦闘やシステムなどの部分からレビューしていきましたが、本作最大の魅力は多くの人から絶賛された重厚なストーリー。

今回のレビューでも、なるべくネタバレしないようにスクショや説明も配慮したので、
記事を読んだあとでも十分ストーリーを楽しめると思います。

気になった、興味がわいた人はぜひ遊んでみて下さい!

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