ARENA HOMME+ MAY 2021 NU'EST ベクホ
LOST HIGHWAY
ベクホとコンバーチブルに乗って東湖大橋を走った。彼が考えるロマンと静けさ、夜と星、ドライブとフリーダイビング、限りなく静かになる瞬間の喜悦について話しながら
自らコンバーチブルを走らせるというコンセプトのグラビア撮影をした。
試案を見た時からどのように撮れるのか気になっていたが、本当に面白かった。グラビアでこのような試みは初めてだ。
車が好きだと聞いて用意した。 運転が好きなのか?
そうだ。ハンドルを握ると気分がよくなるんだ。手足を使って自分が望む場所に望む速度で行けるということが単純ながらも面白い。
オールドカーを保有しているんだって?
僕が生まれる前に登場したモデルだが、角ばった形と丸いヘッドライトがきれいだ。元々父の古いギャロッパーに乗っていたが、済州島に送った。
古い車が好きな理由があるのか?
手間がかかり不便だが、甘受するに値する何かがある。何故だか惹かれる。修理して乗る価値がある。黒色が好きだから車の内部の木色の飾りを黒色のスエードに取り替え、灰色の天井と床も黒色に取り替えた。音を聞くと大体「あ、どこが故障したんだ」というのは分かる。
好きなドライブコースと時間帯は?
夜明け、信号が解除される所。閑散とした道がいい。作業中に行き詰まると風を当たりに仁川や江原道にひょいと行ってくる。
2枚目の正規アルバムの最後の作業中だって?
マスタリングまで終え4月19日に発売される。僕がプロデュースに参加し、僕の手を経て作った初の正規アルバムだ。どう聞いていただけるのか楽しみですごく緊張する。
NU'ESTアルバムには常に世界観があった。今回のアルバムのテーマは?
メンバーそれぞれ自分だけのロマンについて表現する。
「フリーダイビングをすると静かだ。自分の息づかいさえ聞こえない静寂な状態。そういう時間がたまには必要だ。」
ベクホにとってロマンとは?
日常の中にあるもの。美味しいものを食べるのもロマンだし、今日のような日もロマンだ。雑誌撮影が好きなんだ。そして車にガソリンをいっぱい入れること。心強くなる。
その中でどんなロマンがベクホのソロ曲に込められているのか?
今回のアルバムに込められたロマンは、何かを作る時の喜悦だ。何かを作る時面白くて機嫌がよかったりもするが、少し辛かったりする奇妙な状態だ。一人で話にもならないことをやっておいてニッコリ笑ったり、全部作っておいて「あ、これは違うと思う」と消してしまったりもするそんなもの。その複雑さはロマンチックだ。
ベクホが作った曲を見ると「Shooting Star」「Polaris」「Gravity & Moon」など夜と星に対する比喩が多い。
夜が好きなんだ。星が浮かんでいる空を見るのが本当にいい。周りが全部真っ暗でなければ星がよく見えないじゃない?そのくらい寂寞とした場所が好きだ。そんな所では何も考えない。夜の海をふらりと見たりもする。
人が寝ている時間に。
そうだね。人がいない所がいい。人間関係も狭くて深いし。
内向的なタイプだ?
そういう方だ。酒も飲まず、お酒の席も楽しまないから、新しい人に会う機会があまりない。酒量?焼酎2杯より少し多めに飲む程度だ。 酒を飲むと顔が赤くなって寒い。
お酒が強そうだけど、意外だ。
でしょ?みんなそう言うよ。
意外にお酒が飲めないとか、意外に歌う時の声が美声だとか。人がそのような意外性について話すのはどうか?
単純な人なので自分自身については繊細には分からない。ファンクラブのL.O.Λ.Eたちのおかげで、新しく知ることが出来たんだ。
他人に見える姿に大きくこだわらない?
そうだ。練習する時、鏡を見ながらこの動作がどう見えるのかチェックする程度には気を使う。ハハ。だって、「僕がこうしたらこう見えるよね?」ってこういう考えはあまり意味がないんだ。予想もできないばかりでなく僕の領域外だ。L.O.Λ.Eたちが僕が思ってもいなかった細かいことを発見してくれると不思議でありがたい。だから執着はなくても、怠惰になることはできない。
海東剣道3段と聞いた。
幼い時両親にやらされてやってたんだけど面白かった。加剣で紙を切る練習をする時、角度がしっかり入ると破れずによく切れる。集中しただけ成果が出せていい。
それで集中力をつけたのか?
いや。練習生の時集中力が足りないと指摘され、代表の部屋の前でメンバーのレンと編み物をしたこともある。今でも誰かが最初の結び目さえ結んでくれればマフラーぐらいは編むことができる。
それでは海東剣道でベクホが得たものは?
デビューティーザー映像で剣道をする姿を撮った。
話を盛らないスタイルのようだ。
ハハハ。
体は生まれつきなのか、運動して作ったのか?
骨は生まれつきでしょ。でも筋肉は運動するだけできる。毎日根気強く運動した結果だ。重量もどこかに行って恥ずかしくないくらいには
自分が持っているものの中で一番好きなものは?
音色。歌を作る時にポイントを与えたり、武器になるような高音が必要な時によく活用する。
フリーダイビングを楽しむと言うが。
時間がある度にやる。もう息を3分近く我慢できる。フリーダイビングをするとすごく静かだ。息をしていないから、自分の息づかいさえ聞こえない時間だ。何も考えない寂寞とした状態 。そのような時間がたまには必要だ。瞑想のようなものというか。空っぽになりながらリラックスできる。
デビューしてからいつの間にか10年目だ。余裕ができたか?
同じ、同じ。ハハ。自分の意見をもっと反映できるという点では余裕ができたが、当たり前になると思ったが当たり前にならないこともあることが分かった。例えばL.O.Λ.Eたちが僕たちを好きでいてくれるのは当たり前のことじゃないじゃん。活動すればするほど、その愛を改めてありがたく受け入れるようになった。
K-POPシーンの先輩として後輩たちに会ったらどのようか?
まず僕によく話しかけてくる後輩がいない。ハハハ。SEVENTEENとはいつも会うと親しいけど。先輩後輩の関係に縛られようとしない。 僕からうまくやらないと。
ベクホは何を信じているのか?
時間。時間をどのように過ごしたかによって、多くのことが変わる。もちろん相変わらず焦る時もあるし、時には時間が裏切る時もあるだろうが、結局、時間を無駄に過ごさないことが一番重要なんだ
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