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賃料、夢払い。「LIT」に入居できた私たちの夢

はじめまして、SUPWAT代表の横山です。
今月からご縁があり「賃料、夢払い。」に採択され、コミュニティワークプレイス「LIT(リット)」へ入居することになりました。

※「賃料、夢払い。」とは
LIT に入居したい個人、団体を募集し、 その実現したい夢をプレゼンテーションいただきます。未来の夢が審査項目となり、私たちが後押ししたいと考える夢を掲げ た方々に、1 年間無償で LIT のオフィスをご提供いたします。

採択されたのは4社のみ。スタートアップにとって1年間も賃料が必要ないことは、経営面でも本質的な意思決定がしやすくなり、とてもありがたいことです。

創業間もない企業の夢をなぜ期待していただけたのか。
決意表明も兼ねて、私たちの夢をこの機会にまとめてみようと思います。

研究開発の煩雑さに課題を感じた

まずは私の自己紹介をさせてください。
私は、北海道大学と東京大学大学院の在学中、機械工学を中心とした研究開発をしていました。卒業後はJXTGエネルギー株式会社(現ENEOS株式会社)にて潤滑油の技術営業を経て自動車メーカー向けOEM製品の研究開発に従事。その後 株式会社メルカリに入社し、起業に至ります。

起業したのは研究室時代やJXTGエネルギーでの経験が大きいです。

研究室では多くの時間を要する実験と解析、および検証が求められます。しかし、これらの過程はあまりに煩雑で、非常に課題を感じていました。また、JXTGエネルギー在籍時は自ら各地の工場を訪問し、開発に携わる技術者の皆様とディスカッションする機会が非常に多くありました。そこでは、開発過程だけでなく、属人的な開発に課題をお持ちの方が多いことを知りました。

そんな実体験から、この問題をテクノロジーの力で解決できないかと考えるようになり、SUPWATを起業しました。

製造業界の将来は危ぶまれている

実は起業したのにはもう一つ理由があります。
日本はいま、製造業の国際競争力が低下しつつあるのです。しかし、製造業における研究開発費と労働生産性は主要国に対して低く、未来に向けた投資は少なくなる一方です。これは単なる業界内だけでの問題ではなく、これからの国力の差にも関わると考えます。

最近ではこうした課題を解決すべく、従来の企業のみならずスタートアップ企業でも製造業での生産や物流、販売の領域を改善する取り組みが進められています。しかし、研究開発の領域には高い専門性と知識が求められるため、これまで新たに参入する企業はありませんでした。

そこで、私自身が起業し、製造業のDX化のみならず日本のさらなる発展になにか力を尽くせないかと考えるようになりました。また、SUPWATのメンバーが持つデータ分析のスキルやテクノロジーを活用し、自分自身が研究室時代に感じた課題の解決に繋がると信じています。

私たちの夢「製造業を次のステージへ導く」

SUPWATはテクノロジーを活用し、製造業の研究開発領域に変革をもたらす東大院発のスタートアップ企業です。創業以来、JAXAや東京大学との開発などをしてきました。先日、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)における研究開発事業にも採択され、今後更なる提携なども予定されています。

自社事業としてはAI機械学習プラットフォーム「WALL」を本格的に展開開始しました。製造業の中でも幅広い顧客の活用可能性があるサービスとして各社担当者からお引き合いいただいています。

AIで製造業に新しい価値を届ける機械学習ツール「WALL」

今後も各研究機関や教授とのコネクションを活用し、製造業に大きな変革をもたらす「夢」を叶えていきたいと考えています。いい意味で、業界をディスラプトするイノベーターを目指す私たちの夢を、ぜひ応援してもらえると嬉しいです。

LITのあるエリアには、多くの大企業が拠点を持っています。
日本の発展に貢献する素晴らしい企業に、私たちもいずれ敵うよう頑張ります。

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