マガジンのカバー画像

俳優・声優を目指す人へ

30
運営しているクリエイター

2022年7月の記事一覧

読み手と聞き手で、キャッチボール。

投げることばかりに気を取られず、気持ちよく受け取ってもらえるように投げてみよう。

着実に、聞き手の手の中に届くように。

(写真は、喫茶馬天使の鈴木さん、愛称すーさん)

私の勉強法③人に聞いてもらう。ひとりの稽古だと、つい自分に読んでしまいがちです。なので、お菓子と飲み物を用意して友達に聞いてもらいます。どうしても人間さんに頼めない時には、お気に入りのぬいぐるみに語りかけて稽古します。

🌀私の勉強法 ①🌀何回も黙読した後、紙に書き写す。書きながら、1文ずつを確実にしていく。作者が何を言いたくて書いたのかを読み解く。作者の気持ちで読み、具体的なイメージと嘘を言っていないか何度も言ってみる。通して録音したら、散歩に出て、歩きながら聴いてみる。おかしい箇所を直す。

台詞でも朗読でも、急ぐ人がいる。いわゆる早口な人。性格もせっかちな人が多い。次々と読み終えて、先に進む。ちょっと待って、誰かのために!をお忘れなく。自分の生理で自分に気持ちよく、自分に読むのはストップ🌀🌀

声について。穏やかな声に、人は惹かれます。それは、柔らかく豊かな響きを持っているから。ムキになると一色の固い声となります。それは説明だけの押し付けた感じになります。声の響きの中に心があります。

自分の年齢よりも、ずっと若い役をやる時のポイント。まず、身体を引き上げる。おへそを上に持ち上げ、若々しい身体を作る。緩んでいる箇所を引き締める。好奇心いっぱいの目、表情、そしてて口角を上げる。さあ、やってみよう!
生き生きと話してみよう!