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鎌倉あじさい号で行く鎌倉と湘南モノレール


鎌倉旅で乗車した電車と湘南モノレール

花咲く鎌倉あじさい号に乗るまで

鎌倉あじさい号は青梅から鎌倉まで行けるレアな特急電車だ。
どうレアなのかというと今年は2024年6月8日と9日・22日と23日の4日間のみで普段のJR青梅線は立川駅まで各駅停車がほとんどなのでこの体験はとても貴重だったのだ。

ワタシがこの特急を知ったのは6月7日のこと。
当然ながら既に満席で全席指定のこの特急に乗ることは今年はもうできないのかと思われた。

それでも来年またこの特急があって乗れるという保証もなく諦めきれなかったワタシはキャンセル待ちをすることにした。
キャンセル待ちといっても登録するわけではなく自分でチェックするのだ。
JR東日本にはえきねっとという特急券をサーチして購入できるオンラインのシステムがある。
このシステムで空き時間のたびに空席が出てないかチェックをすることにしたのだ。

結果無事キャンセルが出て滑り込むことができた。
執念ともいえるこの諦めない姿勢が何かを勝ち取ることができるんだという体験をワタシは何度となくしている。
何もしないよりは行動を起こしたほうが絶対うまくいくのだと学んだ自分の強みの一つだと思うことにしている。

鎌倉あじさい号に実際に乗ってみる

当日はとてもワクワクしていた。
乗車は始発の青梅駅ではなかったのでホームに停車する時間はそれほどないのだろうと予測していた。
8時台の出発ということもあり朝食をコンビニで購入し同様に楽しそうに特急を待つ人たちを見ながら乗り込んだ。

ワタシが乗った駅は青梅駅から2つ目の駅でその時点ではまだ席はガラガラだった。
青梅線内で停車する次の羽村・拝島駅でもそこまで増えることはなく列車はいつもと違う南武線の立川駅ホームに入り込んだ。

ここでようやく席も埋まりいよいよ鎌倉へ向けて動き出した列車は貨物線を通りいくつものトンネルをやっと抜けたかと思うと今度は鶴見駅あたりで乗務員交代のため停車。
ホームで停車したわけではないのでどうやって交替したのかは見れなかったのだけどなぜ交替する必要があるのかと考えながら待つ時間もまた楽しめた。

そこから先はあっという間で次の停車駅である北鎌倉では大半の人が降りて行った。
あじさい号の名前の通り季節はアジサイがちょうど見ごろの日曜日。
北鎌倉で降りるのか鎌倉で降りるのかはどの場所であじさいを見るのかによるのだけれどワタシは鎌倉駅で回送列車となったあじさい号を見送った。

江ノ島電鉄に乗ってみる

鎌倉までの特急列車を堪能した後はローカルな通称江ノ電を楽しんだ。
海岸線や住宅街を走る街の電車はレトロなのかハイソなのかよくわからない車両で切符も買わずにタッチ乗車で乗り込んだ。

鎌倉大仏のいる長谷でいったん降りて大仏様を拝みあじさいが有名な長谷寺へ行くと長時間の入場待ちだったので線路沿いの御霊神社へ向かった。
野生のリスとあじさいと線路と江ノ電とのコラボが見事なこのスポットをあとにしてお次は極楽寺駅から江ノ島へ向かうことになった。

途中スラムダンクで有名な踏切を越えて交差点を渡りあっという間に江ノ島に着いてしまった。

念願の湘南モノレールに乗ってみる


懸垂型の湘南モノレール

今回のミッションのひとつでもあるこの湘南モノレールは日本でもふたつしかない懸垂型のモノレールだ。
もうひとつの懸垂型モノレールは実は乗ったにもかかわらずそれだと気づかなかったため非常に悔しい思いを残したままなのでリベンジの機会をひそかにうかがっている。

懸垂型だと気づけたはずのポイントは3つくらいあった。
まず跨座型のモノレールとはホームの形状が異なる。
それから連結部分が通行不可である。
そもそも外から走行しているところをよく見てみてみると気づけたはずだった。

ワタシはそのとき外から写真撮影までしていたのにもかかわらず全くそれに気づくことなく帰宅してしまったのだ。

それから1年と数か月がたちようやくもうひとつの懸垂型モノレールに乗ることができた。
とても感激したので切符を残しておきたくて大船駅で駅員さんにその旨を伝えて感動を言葉にして添えてみると

ハコが小さいので揺れるんですよ~

湘南モノレール大船駅の駅員さんの言葉

と謎のこたえが返ってきたのが思い出深い体験となった。


湘南モノレール先頭車両からの景色

モノレールに興味を持ったのが趣味で始めたまちづくりの勉強で好きな日常のデザインという課題をこなすためだったのだけど実際にその車両に乗ってみるという体験はとてもワクワクしたしますます知りたくなったし機会さえあればどんどん利用したいと思っている。

鎌倉へのあじさいツアーは日帰りのプチ旅行であったけど自分の中の熱い想いに火がついた貴重な体験のひとつであるといえるくらい思い出深いものとなったのだ。

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