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子どもの脳が育つ栄養

私たちの身体は生まれ持ってきた身体に空気・水・食べ物が入り代謝された結果が反映して構成されています。
それは小さなお子さんも同じこと。
発達段階にいる子どもたちの脳の特徴は、大人と共通しているところもありますが違う点や気をつけた方がいいポイントがあります。

そこで今回はこのようなお話をしていきます。

1)子どもの脳が成長する時期
2)脳が必要とする栄養素
3)脳を育てるためにお勧めの食品


1)子どもの脳が成長する時期&特徴

小さな子どもたちの脳にはたくさんの可能性が秘められています。
平均的な新生児の脳には約1,000億個の神経細胞が既にあります。
あの可愛い小さな頭に数多くの神経細胞が詰まっているのですね。

脳の容量は生後爆発的に増加します。
生後1年で脳のサイズは2倍に。3歳までの3年間は毎秒700〜1,000もの新たなニューロンの結合が行われ続けます。
3歳までに大人の約80%、5歳までに約90%、12歳頃にはほぼ大人と同程度に。そこから20歳頃まで発達を続けます。

脳には血液・脳関門という関所があります。
これは血液中の様々な化学物質に脳が直接さらされて有害物質が侵入してくるのを守ってくれる役割を持っています。
ところが栄養素に関してもブロックしてしまうため、ブドウ糖など脳に必要な物質も容易に脳内に入ることはできません。
つまり食べ物から吸収した栄養素がそのまま脳に届くわけではない、ということになります。

しかしながら、この血液・脳関門は生後半年から1年程度は開いており、どんな物質も素通りしてしまう時期があることがわかっています。
1歳頃までに摂りこむ栄養の重要性がよくわかりますね。



2)脳が必要とする栄養素

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