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やらない善よりやる偽善

2021年の仕事が始まってしまってそろそろ1年の抱負を述べたいと思ったが「家族を困らせない」「仕事を体を壊さない程度に頑張る」くらいしか思いつかなかった。

そう言えば私は2020年にこれまでと違う何かをしただろうか。大したことはできていないが、自分で「寄附をしよう」と考えて寄付をしたことくらいか。これまでもしなかったわけでは無いけど、その場でなんとなくお財布に入っている紙幣を箱に入れただけで、昨年の寄付とは少し異なる(ように感じられた)。

寄付先の一つは日本の奨学金団体で、もう一つは(言い方は難しいが)新興国の優秀層を奨学生として受け入れている学校だった。

一つ目についてはやはり子供はできるだけ受けたい教育を受けられる方が良いし、コロナが原因で学費が払えず退学みたいなことは避けられたらと思ったことが理由。もう一つはこれは完全に単なる妄想の域を出ないと思うが、各国のリーダーになるような人が若い時に多様性の中で教育を受けて多様性を受け入れることが今後の世界にとって大切だと思ったことが理由だ。

長期的に考えれば教育への投資(リターンの測定が難しいので投資というのは変だが)というのは必須だと思うが、しかし私の微々たる寄付で何かがどうにかなるわけでは無いのである種の自己満足であると思う。もしかしたら将来に対する漠然とした不安をなんとなくどうにかしたいだけなのかもしれない。

タイトルの「やらない善よりやる偽善」の出所を調べたら鋼の錬金術師のようだが私は読んでいないので別の場所で見たのだと思う。もう一つ、自分が人助けで迷った時には「善意はZENI(銭)に繋がる」と思うことにしている(これもどこかの漫画で見たのだと思う)。要は情けは人の為ならずだ。

全くこの話に関係ないがこの言葉は小学校か中学校の国語の授業で先生が予習範囲に入れていたにも関わらず誰も予習しておらず指名されて意味を問われた生徒が「情けをかけることは人のためにならない」と答えその後次々と別の生徒が指名されるも誰も答えられず先生がキレるという事があってきちんと意味を覚えた。

2021年はどうしようか。ありきたりだがもう少し本を読みたい。幸いにもお薦めの本を紹介してくれる人がツイッターにはたくさんいる。今はDr.Stoneを読んでいる(漫画だけど)。

できれば寄付も少しでも続けるようにはしたい。正直に白状してしまえば寄付方法を選択するときに「毎年/毎月する」というオプションは選択しておらず一回限りにとどめている。これはひとえに私の仕事に対する自信の無さの表れだろうと思う。

不満も無いわけではないし不安だらけだがまた一年頑張らねば。

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