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私の履歴書の最初の数日

最初に書いておくと、私は不幸自慢したいわけではない。そもそも自分の境遇を不幸だと思ったことは無いし経済面以外で困ったこともそれほどない。

※こんなおっさんの出自に誰も興味無いだろうと思うのですがずっと公開もあれなので途中から有料にしました。

日経新聞の「私の履歴書」は毎月執筆者が変わるが、月初の数日は自分の両親や祖父母について書かれることが多いように思う。私は毎日目が覚めたら私の履歴書を読むのが日課なのだが、ふと自分の祖父母と両親について考えた。

私の母には育ての親と生みの親がいる。妊娠した生物学上の母が育てられないので堕胎しようとした時に、隣に住んでいた育ての母が欲しいと言って、そのまま産んでもらったらしい。万事おおらかな時代だった(と言えばOKって元大和証券社長の私の履歴書で学んだ)のだろう。そもそもそこで祖母がそのまま堕胎していたら私はいない。

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