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私の中のもう一人の私へ

確かに私の中には、もう一人の私がいる

大丈夫です(笑)
私がもう一人の私に
占領された!
などという話ではありません。

確かにもう一人の私の存在を感じたことを
書いてみたいと思います。

冷静な私と怖がる私

病院の検査室で
血圧を測定している
看護師さんに

「緊張していますか?」

と聞かれました。

頭の中では緊張していませんが
おそらく鼓動は相当早かったと思います。

それは自分にもわかったので
「はい」
と答えました。

自分ではそれほどの
緊張を感じてはいませんが
体は違います。

ずっと鼓動が早いです。
おそらく昨日あたりから。

実は、検査が終わり
医師の診察を終えて
家に帰り
しばらくすると
脈拍も収まってきました。

病院では
ずっと120程度の
脈拍だったと思います。
(アップルウオッチで確認)

こんな経験
以前にもあったな・・・

およそ1年前
胃痛が収まらない日曜日の夜
休日でもやっている救急指定病院に行きました。

診察と検査を受けると
「今から手術です」
と言われました。

「え?今からですか?」

そんなことになろうとは
私も思っていなかったので
びっくりです。

『冷静な私』は
「どのぐらいの入院になるのでしょう?」
と医師に聞きました。

仕事の都合があり
すぐにでも代わりの人を手当てしないと
いけないのです。

私の都合のことではなく
仕事の都合が頭をよりぎりました。

「短くて1週間ぐらいですね」

そういわれて、
どれだけの仕事をキャンセルしなければならないか
計算しました。

そしてすぐに
担当者に、SNSを通じて連絡しました。
手術を待つ病院のベッドの上から。
(スマホ、SNS、超絶ありがたい)

鎮痛剤を点滴され
すこし痛みが和らいだことも
幸いでした。

夜だったのですが、連絡がつき、
手配をしていただけるということでした。

『冷静な私』はホッとしました。
それ以外の連絡事項はないか
考えてもいました。

一方、体はというと
心拍数はあがり
体はガタガタ震えていました。

看護師に
「寒いですか?」
と聞かれるぐらいに。

それは、『怖がりの私』が
そうさせたのです。

冷静に仕事の連絡している一方
ガタガタ震える私もいました。


今思えば
『冷静な私』と『怖がる私』が
同時にいたのです。

手術の時も
検査の時も。

考えてみると
面白いですね。

いわば冷静な私は
思考する私です。

体とは切り離された
純粋に思考をする私。

怖がる私は
体と直結した
感じる私です。

おそらく私はこれまで
冷静な私を重視してきました。

そっちのほうが都合がよかったからです。

「いつも冷静だね」

とは、よく言われたものです。

でも、もう一人の私も
体に直結した私も
確かな私です。

もうちょっと感じてあげられるといいな
と思いました。

そうだよね、怖いよね。
緊張するよね。
仕方ないよね
こんな状況だもん。

というように
思考の私も
怖がる私に寄り添ってみたいと思います。

今度緊張するときは
一緒に緊張を感じ、
一緒に乗り越えよう

冷静な私だけが
何事もなかったことのように
怖がる私をおいてけぼりにしないように。

そうは言っても
なかなか
そんな都合よく
うまくはいかないかもしれませんが

少なくとも
もう一人の『怖がる私』の存在を
しっかりと認識し
大切にしたいと思いました。

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