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悪寒

井岡瞬先生の悪寒です。

「藤井賢一」は大手製薬会社に勤めているが、同族経営の派閥争いに巻き込まれ、東京本社から山形県の末端関連会社へ飛ばされる。
東京に妻の「倫子」と中学受験を控えた娘の「香純」、痴ほう症の母「智代」を残して、1年間の期限との口約束で単身赴任したが、出向になったその職場での待遇は生易しいものではなく、連日の深夜残業、休日出勤、厳しいノルマ。そんな過酷な日々が8ヶ月ほど続いたある日の夜、「賢一」は妻から要領を得ないメールを受け取る。

「家の中でトラブルがありました。途中まで洗濯したのですが、妹に相談したら警察が来るまで掃除をしないほうがいいと言うので、床はそのままにしてあります。申し訳ありませんがラグにシミが残るかもしれません。こちらはなんとかなりますので、お仕事を優先させてください」

悪い虫の知らせを感じた「賢一」は家に電話をするが、どういうわけだか繋がらないので急きょ自宅へ戻ることにしたが、その途中で今度は警察から妻を逮捕したとの電話が入る。
「倫子」が自宅で男性を殴り殺したというのだ。しかもその相手は、「賢一」を地方へ飛ばした張本人の常務「南田隆司」だった。
深夜バスで自宅に戻り、ヘトヘトになった「賢一」は、さらに警察から貞淑だと思っていた「倫子」について、耳を疑う話を聞かされる。
はたして妻は、本当に上司を殺したのか。
そして「倫子」と「南田」の関係は。


あらすじはこんな感じです。

大きな疑問はこれ。

・はたして妻はやったのか。
・やったのならなぜなのか。
・やってないなら誰がやったのか。


結論を書くと、、、

書きますので、知りたくない方は見ないでくださいね。



「倫子」はやっておらず、ある人物の身代わりとなることにしたのです。

井岡先生の作品で有名な「代償」は、多少スッキリした気分で終われるのですが、こちらは嫌な気分で終われます。

簡単に言うと、姉妹喧嘩でした。

あくまでも私個人の見解です。
悪しからず。

今回も、立ち読み完読させていただきました。
別の本を買っていますので、書店の皆さんご勘弁ください。

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