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【CWS】2024年 6月振り返り

2024年6月30日時点の戦績は24勝62敗で、アメリカンリーグ中地区の首位クリーブランド・ガーディアンズに30ゲーム差の断トツ最下位。勝率は両リーグ通じて最低勝率でした。勝率3割未満の球団は両リーグにホワイトソックス以外になく、4・5月よりは調子が上向いて来ているものの、開幕前の予想をはるかに下回る最悪の成績です。


6月対戦成績

vs MIL ●●
vs CHC ●●
vs BOS ●〇〇●
vs SEA ●●●〇
vs AZ ●○●
vs HOU ○●●
vs DET ●○●
vs LAD ●●●
vs ATL 〇
vs COL 〇〇●

2024年6月対戦成績

6月は、同一対戦カードでスイープされたのは、5月31日~6月2日のミルウォーキー・ブルワーズ3連戦、シカゴ対決の2連戦、6月下旬のロサンゼルス・ドジャースの3連戦の3回。4月はDETタイガース、KCロイヤルズ、CINレッズ、PHIフィリーズ、MINツインズの5回もスイープされたことを考えると、少しはチーム状態は上向きと言っていいでしょう。ただ、5月も、NYヤンキース、BALオリオールズ、TORブルージェイズと、3回スイープされていたので、5月と大差ないとも言えます。
勝率を見ても同様で、4月は6勝24敗の勝率.200で借金18、5月は9勝19敗の勝率.321で借金10、6月は9勝19敗の勝率.321で借金10で、4月よりは良いものの、5月と同じです。今季は既に38も負け越しています。
今年は100敗はするという予想をしており、残念ながらこの予想は当たってしまいそうですが、新戦力の台頭は、ロバートJr.やヒメネスの故障者リストからの復帰など、明るい兆しが、いくつか見えてきました。

6月のベストゲーム

6月27日 vs アトランタ・ブレーブス

4月に雨天中止となったゲームの振替でしたので、連戦の合間に組まれたホームゲーム1試合でした。アトランタ・ブレーブスの先発投手は、かつてチームメイトだったクリス・セール。

ホワイトソックスの先発は、チャド・クール。ローテーションの谷間なので、ブルペン投手が短いイニングをつなぐことが予想されていました。

1回裏、ホワイトソックスは、ルイス・ロバートJr.が本塁打で1点を先制。

その1点を、5人の継投で守り、ブレーブス打線に1点も与えず、9回は、クローザーのコペックが締めて、ゲームセット。

ホワイトソックスが、1対0で勝利。

こういう1点差ゲームをものにできるだけの投手力があり、主力打者も故障から復帰したことを考えると、7月はもう少しチーム状態は上向きそうです。

6月月間チームMVP

野手・投手それぞれ1名ずつ、私の主観に基づき選出します。

投手:ギャレット・クロシェ

6月は、1日のミルウォーキー・ブルワーズ戦から、30日のコロラド・ロッキーズ戦まで、合計6試合に先発しました。勝敗数こそ1勝1敗でしたが、6試合のうち、5試合でクォリティースタートを記録し、二桁奪三振は3試合と、圧倒的な投球ぶりでした。

特に6月13日のシアトル・マリナーズ戦では、13奪三振を記録し、MLB初先発から14試合で、103奪三振に到達というのは、ホワイトソックスのチーム記録です。その試合では、MLB通算200奪三振も記録しました。

野手:アンドリュー・ボーン

6月はボーンの活躍が目立ちました。5月までは打率2割を下回って、本塁打も4月は0本、5月が4本でしたが、6月は打率3割を上回り、本塁打も6本と、6月に入って、本来の打撃を取り戻しました。

6月13日のシアトル・マリナーズ戦では、故障者リストから復帰したロバートJr.との2者連続本塁打で、連敗をストップさせる活躍。

6月15日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦では、ボーン、デヨング、ソーサ、リーの4人が本塁打を打ち、9対2と大勝。

注目の選手

投手:ドリュー・ソープ

2000年生まれの23歳、ルーキー投手です。今季マイナーリーグの成績が、60イニングを投げて、防御率1点台、56奪三振ということから、MLBに昇格し、6月11日のシアトル・マリナーズ戦で、MLB初先発・初登板。

最初の2試合は勝ち星に恵まれませんでしたが、6月22日のデトロイト・タイガース戦、6月28日のコロラド・ロッキーズ戦で勝利投手となり、2勝をあげました。

投手:ジョナサン・キャノン

彼も、2000年生まれの23歳、ルーキー投手です。6月18日のヒューストン・アストロズ戦で、MLB初勝利をあげました。しかも8回2/3を投げて、無失点と、あと1人で完封勝利というところまで投げて、惜しくも完封こそ逃しましたが、2対0で勝利。

先発投手は、この2人のルーキーが新戦力として台頭してきました。

7月の見通し

7月のスケジュールは以下の通りです。

vs CLE A-3
vs MIA A-3
vs MIN H-3
vs PIT H-3
***オールスターブレーク***
vs KC A-3
vs TEX A-4
vs SEA H-3
vs KC H-3

H: ホーム、A: アウェイ、数字は試合数

もはや今季の優勝やプレーオフ進出は諦めていますので、7月は試合結果というよりも、TDLに向けたトレードの方が気になります。トレード候補者に、ギャレット・クロシェやルイス・ロバートJr.といったホワイトソックスの主軸選手の名前も取り上げられています。どうなるのか関心があります。
また、ソープやキャノンといった新戦力の活躍にも注目です。先発投手は新戦力が育っていますが、野手の新戦力の台頭にも期待したいところです。


※ヘッダー画像は CWSツイッターの画像より。
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