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【バブエ日記】家事のこと。

どーもこんにちは。はらこーです。


さて配属されてそろそろ1ヶ月ほどですかね、だいぶ落ち着きました。

わりと新しい仕事始まると半年後くらいまでのtodoをぼんやり頭の中で整理できないと安心できないタチなんですが、ここ1ヶ月でわりとそれができたし同僚ともよくコミュニケーションとれたので、一安心というところです。


さて、今日の話題ですが、ジンバブエに来てからというもの、娯楽という娯楽が無いというか、娯楽もそうだし仕事の後に仕事以外でしなきゃいけないことがあんまりないので、わりと家事にかける時間の比重が増えたなあと気づきました。


日本にいるときは直近そんなに仕事も忙しくなく、業後はというと韓国語とタイ語(元々ラオス派遣だったので似てるとされるタイ語)を習っててその宿題や授業もあったりしたし、他にもNPOでの活動(なにやってたかは別途noteにまとめようと思います)があったりとか、金曜はサウナ行きてえなとか土日は遊びに行ったりとかで家事に充てる時間なんてあるか~!みたいに思ってたし家事は必要悪だから時間かけてやるだけ無駄無駄くらいに思ってたりしました。

なので洗濯物も貯めるだけ貯め、料理は週一で週末に作り置きを作るだけ(しかもクックドゥー、それで平日昼夜は全部まかなう!)、掃除もホントに最低限、雑巾がけなんていつやったけみたいな感じでした。

コロナ始まって直後は意外と料理って楽しいなっておもっていろいろ作ったりしてましたが、すぐ経って他にもっとやりたいことあるしなあとなりより時間かけずに済む方法に戻っちゃいました。


で、他にやりたいことやらなきゃいけないことがあるのにその貴重な時間を割いて家事をするわけなので、家事してる時間が苦痛で仕方ありませんでした。お皿洗ってる時もイライラ、洗濯物干しなんてめんどくさすぎてイライラ、料理も野菜が最初から切れてればいいのに...とか毎回思ってたし煮物とかめんどくせえことできるか~!みたいな感じでした。

一人暮らし始めてすぐはそんなことなかったのですが、やっぱりその作業自体に飽きてくるとマンネリになってゆくゆくめんどくせえなとなってしまったわけですね。


ただ、ここに来てからはさっき言ったみたいなこれやんなきゃ的なことが極端に減ったのと、クリーニングだしたり出前頼むようなお金も無いので、わりとしっかりめに家事をやるようになりました。

簡単にいえば、(さすがに毎日は(経済的でないという理由からも)しないですが)料理も時間かけてやるし、床のモップ掛けもやるし洗面台やシンクもくまなく掃除、洗濯物も週に数回貯めずにやるといった感じの生活を送っています。


で、何が面白いかというと、以前みたいに全然イライラしないんですよね。

洗濯なんてアフリカ隊員は殆ど手洗いですから、ジンバブエ来る前は本当に勘弁してくれと思ってたんですけど(やっぱ手間だなとは思いますが)全然苦じゃないです。慣れてくるといざ知らず...

あと掃除って本当に楽しいんですね。短時間で目に見えて成果が出るのでお得にいい気分になれると思います。

料理も作って食べ終わってわーもうこんな時間かよって昔はイライラしてましたが、いまはわりと楽しんでやってます。ほんと自分の作る料理不味いなって辟易してたんですが、気持ちの問題だったようですね。


でまあそろそろまとめると、これはいろいろ考え方あるしこういうこと言えること自体(経済的にも社会的にも)恵まれてるというのを断りつつも、家事って本来人間が生きる為に必要不可欠なもの、というか生活そのものなんじゃないかと思います。

服着ないで生きるわけにいかないしご飯食べないと生きていけないですよね。

仕事だったり現代社会でしなきゃなんないとされているもののために、人間の生活に直結するあれこれを少し犠牲にしていたのかな?と最近思います。


昔どっかで読んだ旅ブログで、忙しい社会人パッカーがインドかどっかの国を旅行中に日本での(毎日牛丼かファーストフード、洗濯掃除は最低限みたいな)生活の話を宿の主にしたところ、あんたが毎日食ってるのは食べ物といえたもんなんかじゃない、仕事なんかよりもっと人間の生活そのものに時間をかけろみたいな説教をされたというエピソードがありました。

この話の意味日本にいるときはわかんなかったし、(何に時間かけるかなんて別に人それぞれだとは思いますが)、こっちに来てからその人の言いたかったことがなんとなくわかるようになった気がします。


で、何が言いたいかというとそういう人間が生きるための作業にしっかり時間がかけられる生活も悪くないんじゃないかと思いました。もちろん、裏返しで自由な時間は減りますが、こういう時期もあってもいいんじゃないかと思っています。

だし、こういうことを思えるのは本当に恵まれていると思います。言い方悪いですが、経済的に貧しいほど忙しいという諺がありますが、本当にそうだなとここに来てつくづく思うので。

日本いるときは本当に常に何かに追われていたし、自分磨きをしないとダメなんだと強迫観念にとらわれていた感があり、随分と生きてる、或いは"生活している"実感が無い人生を送ってたと思います。

また、当然、帰国したりその後外国の大学院にいったりしたらここのような生活を送れるはずもないので、また昔のような生活スタイルに戻ることになるんだと思いますが、まあ、言いたいことは、「こういう時期もあってもいいんじゃないか」ということです。


以上、今日は雑感でした。ではまた!

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