JICA海外協力隊 面接試験-技術面接(コンピュータ技術)
さて、今回はJICA海外協力隊選考の、二次試験(技術面接)についてまとめたいと思います。コンピュータ技術の面接対策って中々ネットとかにも情報無いんですよね。役立てて頂ければ嬉しいです。
ここでは技術面接についてまとめます。人物面接はまた別途。
概要
■受験職種:コンピュータ技術
■応募時期:2019年秋募集
■形式:個人面接
■所要時間:2~3時間くらい(待機時間含む)
■面接の時間:20~30分くらい(人物面接含む)
■聞いていた話との違い
・終わった人から帰って良い
・技術面接と人物面接を一緒に行う。
("合同面接"と言われた気がします。この職種は応募人数が少なかったりするので、効率化のためかなあと。)
自分の経歴・スペック
■業務歴:3年9ヶ月
■専門領域:ITインフラ全般(アプリ・ネットワーク以外といえば皆さんピンとくるかと。)
■業務内容:コテコテのサーバー運用からキャリアをスタートさせ、今はクラウド系のシステム設計や構築を主にやっています。最近の20代のインフラエンジニアにわりとありがちなタイプでしょうか。
聞かれた質問
■活動する上で、強みとなるスキルと、弱点
■ネットワークは苦手か?どのくらいできる?
■大勢の前での指導経験はあるか?
■仮想化やクラウド等が得意なのか?
■Linuxでwebページの作成はできるか?
■資格はベンダー系の資格ばかりだが、基本情報は取らなかったのか?
■パソコンの分解やったことある?
■通信局の要請は、3年の経験だと厳しいかとおもうが、どうか?
■簡単なアプリ改修を依頼されるかも知れないが、できるか?
回答と解説
■活動する上で、強みとなるスキルと、弱点
応募書類の内容をベースに、自分が得意とする分野を、自分の経験を裏付けて1分くらいで説明しました。まあ正直ベースで答えるのが大事かと。
■ネットワークは苦手か?どのくらいできる?
これは、応募書類にネットワークはあまり経験が無いと書いたから聞かれたのだと思います。というのは、コンピュータ技術の要請の中には、ネットワーク周りの面倒を見る要請も多くあり、出来ると言い張って派遣されたら悲惨ですからね。
"研修等でCiscoのL2スイッチの簡単な設定や構築は行ったことがある"というような回答に留めた気がします。要はエントリーレベルですよということがわかるように。
書類選考の対策については、また別途まとめますね。
■大勢の前での指導経験はあるか?
これも、学校での指導系の要請が結構あるからだと思います。~人規模の研修の講師をやったことがあることと、~人規模の地域学習会ボランティアで児童への学習指導を定期的にやっていますと答えました。
■仮想化やクラウド等が得意なのか?
自分のスキルがクラウドに寄っていたので質問されたのだと思います。単純に普段どういったものを扱っているエンジニアなのかの確認をされたのかと思いました。
簡単に自分の技術的背景を保持資格交えて説明。ただ、こうしたスキルは途上国の現場であまり使うことは無いということでした。
■Linuxでwebページの作成はできるか?
これはかなり細かいことを質問されました。ただwebサーバーをインストールして公開するのでは無く、セキュアに公開するにはどうすればよいか?というような。インフラ屋としてこうした基礎的なことがちゃんと出来るかを見極めるための質問だったのかと思います。
この辺は専門分野だったので、すんなり。
■資格はベンダー系の資格ばかりだが、基本情報は取らなかったのか?
結構保持資格が偏っていたわけですね。A◯Sとかに... 質問の意図は、"情報技術に関する一般的な知識やスキルがあるか"を確認するあたりだったのかと思います。
返答に多少困りましたが、基本情報は(会社の補助が出なかったため(笑)取得して)無いですが、当該レベルのIT知識は保持しています、特にこの辺の分野は得意です、というような回答をしたかと思います。
■パソコンの分解やったことあるか?
これも、途上国の現場では必ず経験するようなので、質問されます。
自分は経験がなかったので、正直に回答。技術補完研修でしっかり覚えるつもりですと答えました。
■通信局の要請は、3年の経験だと厳しいかとおもうが、どうか?
これは応募要請についてですね。一つ、国営通信局のサーバー運用を行う要請があったのですが、3年目だと結構キツいと思うけど、本当にできる?ミスったら国中の人の電話止めちゃうよ?という質問でした。
完全にyes-no クエスチョンなので少しでもキツいかなと思ったら食い下がる必要は無いのですが… 結局ある程度クリティカルなシステムの運用経験はあるものの、やはり厳しいと思いますと正直に答えました。
■簡単なアプリ改修を依頼されるかも知れないが、できるか?
これは、簡単なjavaロジックで動くアプリケーションの改修はできそうか?という質問ですね。アプリ畑は専門じゃないと断っていたのでそれを受けての確認かと思います。
ここは、熱意をアピールするチャンスですよね、出来ます!と即答。笑
アドバイス
QA自体は簡潔に答えられたのですが、わりと食い気味に返答をする最悪な癖があり、"この人傾聴姿勢あるのかな..."って評価されたら落ちるな、とか考えていました。笑
多少面倒でも、友達とかに協力してもらって面接の練習はしておいた方が良いと思います。
コンピュータ技術の面接は、提出済の応募書類の内容をベースに、技術者としてのレベル(何が出来て、何が出来ないのか)を具体的に明らかにすることを主目的としている印象です。その情報を元に、要請とのマッチングをかけるわけですね。
ですので、自分のこれまでの経験・スキルの棚卸しを定量的・定性的に行ってまとめておくのが一番の準備かと思います。
あとは、ガッツリ30分やるのかと思いきや、人物面接と合同だったのでQAやってる時間は正味10分弱くらいで、わりと拍子抜けしました。
なのでダラダラした回答をすると時間なくなると思うので、簡潔な回答を徹底すると良いかもですね。
最後に
当時私も面接対策色々調べていたのですが、意外とインフラエンジニアの方のブログ等見つからなかった気がしています。ので、これを少しでも同じような境遇の方に役立てて頂けると嬉しいです。質問などあれば遠慮なくどうぞ。
それでは、健闘をお祈りしています!はやく、募集再開すると良いですね!
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