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JICA海外協力隊 面接試験-人物面接

さて、今回はJICA海外協力隊選考の、二次試験(人物面接)についてまとめたいと思います。

後述しますが、私が受けた時は人物面接と技術面接を一緒に行う形式でした。若干どっちに分類すべきか悩む質問もありましたが、そういったものは全て人物面接の質問とし、こちらにまとめています。

技術面接(コンピュータ技術)については、別途まとめているので参照ください。


概要

■受験職種:コンピュータ技術
■応募時期:2019年秋募集
■形式:個人面接
■所要時間:2~3時間くらい(待機時間含む)
■面接の時間:20~30分くらい(技術面接含む)
■聞いていた話との違い
・終わった人から帰って良い
・技術面接と人物面接を一緒に行う
(あまり応募者が多くない職種であったためでしょうか...)

面接が始まるまでは一つの部屋で待機でしたが、終わったら自由解散でした。一応午後一杯の予定でしたが、滞在時間は正味数時間。待機部屋では面接対策を読み直している方、談笑している方など色々でした。私は偶然友達が同じ日に受けに来ていたので、色々情報共有しながら待っていました。

面接官は3人(技術面接官1人、人物面接官1人、どちらかわからない面接官1人)でした。丁度夕方の時間で、西日がすごくて逆光であまり見えなかったのですが...笑


聞かれた質問

■今回の要請を選んだ理由は?
■この要請以外でも良いか?
■言語のこだわりはあるか?
■参加希望隊次は?
■志望動機は?
■帰国後の進路は?
■ボランティア活動は、どれくらいの期間続けているか?
■ストレスないか?解消法はあるか?
■異文化交流には抵抗ないか?
■外国には何年住んでいたか?


回答と解説

■この要請を選んだ理由は?

ここは、皆様それぞれ理由があると思うので、正直に答えればよいかと思います。

私は、とにかく一回で合格したかったこともあり、自分の今の技術レベルで確実に活動が遂行できると判断した要請を3つ選んでいましたので、そう答えました。

この辺の要請の選択にあたっての整理については、また一次試験対策にまとめます。

■この要請以外でも良いか?

これも、多分皆さん聞かれるところだと思います。別に希望要請への適性は関係無く聞かれるんじゃないかと思います。

これも人によりけりですが、私は協力隊の参加自体が最優先事項だったので、どこでも行かせていただきます!と答えました。

ただ、これも個人の事情があるかと思うので、正直に申告しておくと良いかと思います。行きたくない要請に決まってしまったらお互いに不幸ですからね。

■言語のこだわりはあるか?

これも上の質問の掘り下げですね。ありませんと答えました。

これも、将来国連で働きたいからフランス語が良い等、希望がある方もいると思うので、正直に言ってもよいかと思います。そうしたストーリーを話せるとアピールにもなりますし。

■参加希望隊次は?

これも確実に聞かれると思います。協力隊参加に退職等を伴う場合は、この辺の予定を詰めておかないと悲惨なことになる可能性もあります。私は秋募集でしたが、例えばそこで来年度1次隊に合格すると、結構スケジュール怒涛だと聞きました。

特に取り繕う余地も無いかと思うので、正直に参加可能な隊次を理由含め申告すると良いかと思います。

以上4つの質問は、人物・技術のどちらの担当の面接官かわからなかった方からの質問でした。


以下が人物面接官と思われる方からの質問です。

■志望動機は?

時間指定などされませんでしたが、一般的に大体1分前後が良いのでは無いでしょうか。

提出済の応募書類の内容をベースに、1分で終わるくらいに肉付けをして話す準備をしていました。内容をより具体的にしたり、簡単なエピソードを盛り込んで話したような気がします。

■帰国後の進路は?

これも、応募書類に同じ質問があるので、それを補足する形で説明しました。

正直、協力隊に行くとこれまで考えていたビジョンが変わったりもするとは思うのですが、現時点での見通しを語れることは非常に重要だと思うので、多少突っ込まれてもよろけないくらいの準備はしておくとよいと思います。

■ボランティア活動は、どれくらいの期間続けているか?

これは、応募書類に書いた内容の掘り下げですね。私が個人的に続けているボランティア活動についてでした。一問一答。

■ストレス無いか?解消法はあるか?

これもよく聞かれる質問だそうですね。バッチリ聞かれました。

日々多々ありますが、自分で解消する術を分かってるので、現地でもやっていけると思います、というような趣旨のことを答えたと思います。解消方法は運動ですと答えました。ここで、ストレスは皆無ですと答えたり、解消方法はカラオケオールですとか言ってしまうとさすがにマズいかとは思うので、途上国の現場でも出来ることを選んで言うと良いのではないでしょうか。

■異文化交流には抵抗ないか?

応募書類に、バックパッキングやってたことや海外に住んでいたことを書いていたので、その掘り下げ質問かと思います。

この辺りの応募書類掘り下げ系の質問は、数十秒で話せるエピソード等を用意しておくと話に具体性が増して良いかもしれません。

■外国には何年住んでいたか?

これも応募書類の記載事項の掘り下げですね。一問一答。


アドバイス

人物面接は、殆ど応募書類の記載内容の掘り下げ、一問一答という印象でした。たまに一問一答すぎて不安な時がありましたが、聞かれていないことまでベラベラ話すのも考え物なので、落ち着いて答えることを心がけていました。ただ、書いた内容をそのまま話すのではなく、エピソードやストーリーなどを交えながら補足し、話に具体性を持たせる工夫が大事かと思います。

あとは、ガッツリ30分やるのかと思いきや、人物面接と合同だったので話している時間は正味10分弱くらいで、わりと拍子抜けしました。
なのでダラダラした回答をすると時間なくなると思うので、簡潔な回答を徹底すると良いかもですね。


最後に

人物面接の内容は、どの職種も似たりよったりだと思うので、他の方のブログ等もたくさん研究しながら準備頂ければよいかと思います。合同面接に関しては完全に想定外だったので多少面食らいましたが、皆さんはこれを読んでいるので大丈夫ですね。質問などあれば、遠慮なく聞いてください。

それでは、健闘をお祈りしています!はやく、募集再開すると良いですね!

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