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画像生成AI、「Leonardo AI」をやってみた(その3)パン生地細工のプロンプトでModelの比較

おはようございます、画像生成おじさんです(適当。

今日もLeonardo AIで、実験してみました。

先日は、鎧を着た女性を、Leonardo AIの各Modelで描かせてみて、生成された画像を比較してみましたね。

同じプロンプトを、いろんなModelで描画させて比較すると面白いなと、思って考えていたのですけれど、ひとつ思い出したことがあります。去年、Stable Diffusion 2.1が登場し、それがローカルのPCで動作可能となったときに、1.4と2.1の比較を、あるプロンプトで行い、あまりに品質が悪くなっていて、愕然としたことがあります。

そのプロンプト(パン生地細工)はこちら。

Hyper detailed,intricate and very beautiful and elegant,trending on artstation.At night, in a lighted room, a cute and beautiful decoration made of soft bread dough is placed on the desk. Next to it is a Lillian-like device.Hyper detailed,intricate and very beautiful and elegant,trending on artstation.

日本語訳:
夜、明るい部屋で、柔らかいパン生地で作られた可愛くて美しい装飾が机の上に置かれます。その隣にはリリアンのようなデバイスがあります。

ちょっと余計な文言が入っているので、今日、調整した結果がこちら。

Hyper detailed real picture.intricate and very beautiful and elegant.At night, in a lighted room, a cute and beautiful Impossibly beautiful and detailed decoration made of soft bread dough is placed on the desk. Nearby, there is a strange machine that looks like Lillian.

夜、明かりのついた部屋では、柔らかくて美しい、信じられないほど美しく、詳細な装飾が机の上に置かれます。近くにはリリアンに似た奇妙な機械があります。

これを、私のPCローカルの、Stable Diffusion 1.4と2.1で画像生成させると、次のようになります。左が1.4、右が2.1です。

 どうでしょう? 左の方(古い版数の1.4の方)が、明らかに美しいですね。で、2.1になった途端にしょぼくなってしまったため、このプロンプトはその時点でお蔵入りとしてしまっていたのですが、Leonardo AIのStable Diffusion 2.1のモデルで描画したものは、私がローカルPCで描画したものより美しいことがわかったため、Leonardo AIで描画させたらどういう品質になるかを、知りたくなりました。

やってみましょう。せっかくですので、選択できるすべてのModelでやってみます。Modelの順番は、前回と同じ。


1.DreamShaper V7

「人物と環境の両方で優れた性能を発揮する」と言われる、夢のようなモデルです(適当。なんだか「3D Animation」Modelで描かせたような、かわいい人形っぽい女性が生成されて、あれ? と思いましたが、たぶん右に置かれた家とか、女性が触れているパンとかと同様、この女性もパン生地でできた、パン細工ということなんだと思います。そう考えるとすごくかわいくて、温かくて、きれいな画像ですね。大好きです。

2.Absolute Reality v16


絶対的リアリティーが売りのModel。前回も私はこのModelの描画結果には、あまり興味をそそられなかったのですが、今回もイマイチと感じます。

3.Leonardo diffusion

これはわかりやすいですね! 女の子も含め、手前に置かれているオブジェクトはすべてパン生地細工。完璧です。

4.RPG 4.0

3Dゲームのエンジンで描かれるような画像となるっぽい、RPG 4.0。今回もちょっとそういう感じが出ていますが、それが悪さはしてなくて、いい感じです。かわいい絵ですね。

5.3D Animation

 他のModelで描かれる女性が、アニメっぽい印象だったので、このModelの絵はどうなるのだろうと興味深々でしたが、めっちゃかわいいですねこれ。前回はあまりぱっとしない絵となったこのModelでしたが、描画する絵によって、向き不向きがあるのかも知れません。

6.SDXL 0.9

さて、私が注目するStable Diffusionの中の、最新Model、SDXL 0.9ですが、緻密な細工は描画してくれたのですが、ちょっと全体に青みがかっていて、暗い印象ですね。前回もちょっと緊張感を感じられない、甘い印象を受ける画像でした。「きれいではあるけれども」、ですね。

7.Stable_Diffusion 1.5

これもちょっと暗い感じです。私はローカルPC上に、Stable Diffusion 1.5の環境は構築していないため、確証はないですが、どちらかというと1.4よりは、2.1の生成結果に近い印象(ちょっと雑な感じ)を受けます。

8.Stable_Diffusion 2.1

今回の実験の、最大の注目ポイントである2.1の生成結果。やはり最初に提示させていただいた、1.4の生成結果のような、あったかくてかわいい印象ではなくなっています。プロンプトを今日、少し調整した影響かも知れませんので、また後日そこを検証してみて、結果をご報告したいと思います。

※追記:一番最初の画像の、左側(Stable Diffusion 1.4)だけ、古いプロンプトで描いたものです。それ以外はすべて、今日調整したプロンプトで、今日描かせた画像です。

今日の結論:
①やはり私のローカルPC上の、Stable Diffusion 2.1は、品質が低い💦(原因不明)
②前回、全く注目に値しないと感じた3D Animation Modelが、めっちゃがんばって、かわいい画像を描いてくれた。プロンプトに合わせたModelの選択が、超・重要。

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