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2024年4月 クオン特別クラス

皆さん、こんにちは。
ヴラッドセミナーのサークルアップ的noteを書いたときに、クオンの特別クラスについて書くのをすっかり忘れました。
(最後に思い出したのですが、尺と体力的に限界でした)
どうしようか悩みましたが、リクエストもあったので書いていきます。

僕は今回がクオンに会うのは初めてだったのでしたが、とてもフレンドリーでカジュアルな印象をもちました。

今回の特別クラスでは人がかなり多く、あまり動くスペースがなかったためか、一人で行うワークが多かったです。
僕は開始から少し遅れての到着だったため、どのような形でスタートしたのかは分かりませんが、入った時にはマッサージを行っておりました。


その次のワークは立った状態から、その場に落ちるワークでした。
ミカエルが過去にウェビナーで見せたワークです。特に今回は人も多い中で落ちていくので、落ちる恐怖だけではなく、人に当たる恐怖を減らせるのか、失くせるのか。
これはセミナーでヴラッドが常々言っていた「コンタクトを恐れない」ということに繋がっていくのかもしれません。


この後に呼吸を止めて、苦しくなったところで回復するというワークを行いました。
回復の際に呼吸の音の大きさを気にする人がいると思うが、周りは気にせずに自分に必要な大きさで呼吸をすることが大事だ、と言っていました。

その他いくつかのワークをやりましたが、一番印象に残っているのはプッシュアップでした。
拳の指を開いた状態。手の甲は床につけるのですが、指を曲げずに開いた状態でプッシュアップ(上がった状態)の姿勢を取ります。
その状態から体幹や首、肩の緊張を抜いていきます。
その際には姿勢を保つ緊張も抜き、お腹が出て、首が落ちる形にまで緊張を抜き、拳にだけ力がある状態にします。
この状態でスタティック。
何秒かプッシュアップの姿勢を取りながら、より拳以外の部分の緊張を抜いていきます。
まずはそれを行ったことで拳を作らずとも、手の甲の構造だけで自分の体重を支えられる程度の強さがあることを確認します。
ストライクを打つ際に余計な拳の緊張、握りこみは必要ないということです。


そして、徐々に指を曲げて拳を作っていくのですが、その際に指を伸ばして手の甲のみで床に触れていた時くらい拳の接地面の全面が床に着く程度の握りこみ方をします。
実際にやってみるとわかるかと思いますが、力いっぱいに拳を握りこむと、床に着いたときにデコボコができ隙間が空くようになります。
そうならない程度の緊張で拳を作り、もう一度プッシュアップの姿勢を取ります。

※今回のヴラッドの東京セミナーでも言っていましたが、前からヴラッドは拳を作る際には指を第二関節まで曲げてそれから付け根を曲げると良い、と言います。
おそらく、そうすることで不用意に入るテンションが抜けることと、指先(先端)から曲げていけるので拳が進む方向の流れができるからだと思います。

拳と床の接触を常に感じながら、スロープッシュアップを行います。
自分の身体の方に緊張や、苦しさが出てきてもそちらに注意を取られずに、拳で床を感じ続ける。

“Perceive”

と言っていたかまでは覚えていませんが、出来る限り多くの情報をそこから取れるようにすると言っており、感じることの大事さを伝えていました。


いずれは拳だけではなく全身に感覚を拡げ、周りの空間も感じられるようにしていく形になるのだと思いますが、まず拳から入ることで流れ(flow)も感じられやすくなるのではないかと思います。

拳が重くなればストライクの質にも直結しますし。

プッシュアップをしたら、そこから座位や立つところまで動いていくのですが、その際も拳と床の接触を大事にし、出来る限り最後に拳を床から離すようにします。
そしていざ拳が床から離れる際も、拳が持つ感じる力を失わずにキープしていきます。

その状態で歩くなど少し動いた後に、マスアタックなどでストライクを打っていくことで、拳自体の力を感じていってその日のワークは終わりました。

初めて会った上に、なかなか本人に触れられないクラスでしたが、良いワークを教えてもらい、非常に良いフィーリングをもらえました。


今回は弾丸で帰っていきましたが、今年の7月13-15日に横浜でセミナーをやるそうなので、良かったら是非。
リンク貼っておきます。


東京のヴラッドのセミナーの際に、藏岡さんから7月のセミナーに向けて、以下のようなアナウンスがありました。

(藏岡さんの)大阪から始まったシステマとの縁がアメリカのクオンと結びつき、ヴラッドのいるトロントまでたどり着きました。
そして数年前から日本に帰り、東京でクラスをはじめ、今回また東京でクオンやヴラッド、そしてトロントの仲間たちにも会えました。
なので、今回のセミナーでは日本全国、そして海外とも繋がれた「縁」への感謝が表わされるようなセミナーにしたい。
(大意)

とのことでした。

そんなことを書いていた今日はミカエルの命日です。
全国そして世界のシステマーとも繋げてくれたミカエルに感謝を胸に抱きつつ、今日は筆をおきたいと思います。

7月のセミナーは、僕自身が時期的に参加できるかは分かりませんが、すでに良いセミナーになるだろうなと感じています。
ではまた。

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