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ユーロドル相場分析(2022/11/04)

長期相場環境認識

こちらのレポートではユーロドル(EUR/USD)相場分析をしていきます。まず初めに長期チャートを使って大きな流れについて、上の週足チャートを使って環境認識を行います。チャート内にはフィボナッチチャネルを追加しており、今はこのチャネルにおける上から2つ目のレンジ下限に到達しているが確認出来るので、今後の焦点となってくるのは「この下限節目水準を実体で割れるか否か」という点についてです。

つまり、現状相場を見ると今後のシナリオについては2パターン考えることが出来て「レンジ下限を実体割れしてさらに下のレンジへ移行するか(下落相場継続)」もしくは「レンジ下限で反転して調整相場を迎えるか(短期上昇相場への転換)」というものに分けられるということになります。

週足レベルの環境認識においてはこちらのポイントだけを抑える程度で良いかと思いますので、これを元に下位足チャートの相場変動によって今後のトレード戦略を組みててていけば良いということになります。ここからはエントリーまでの手順として1時間足チャートにおいて短期相場の環境認識をし5分足チャートでエントリーポイントを見定めるという作業に移ります。

短期相場環境認識

まず1時間足チャートにて短期相場の環境認識を行います。チャートには2色の矢印(黄色/水色)と1本の水平線(黄色)を追加していますが、今後の短期相場分析をするにあたってはこれだけで十分かと思います。まず最初に水色の矢印から解説していきますが、こちらは週足レベルのレンジ下限にて形成したダブルボトムです。

週足レベルではレンジ下限を割り込み下落トレンドを継続させる可能性も残されていますが、1時間足レベルのダブルボトム最安値部分がレンジ下限となっているので「レンジ下限を割り込む」というよりは「1時間足レベルのダブルボトム最安値を実体で割れたら」長期相場のおいてさらに1つ下のレンジへ移行するといったイメージを持つと良いかと思います。

逆を言えばダブルボトム最安値を割り込まない限りロングエントリーに限定した目線を持つことが出来るということです。続いて、ロングエントリーをする場合の着眼点についての解説に移りたいと思います。こちらについては黄色の矢印と黄色の水平線を使って説明します。

まず黄色の矢印は週足レベルのフィボナッチチャネルにおけるレンジ下限到達後の短期相場の高値/安値の切り上げを示しています。そして黄色の水平線は現短期上昇相場における押し安値水準になります。先ほど「ダブルボトム最安値の実体割れがない限りロングに限定する」という説明をしましたが正確にいうと「押し安値実体割れをするまでロングに限定する」というのが正しい表現になると思います。

なので2パターンではなく正確には3パターン存在することになり、それらを簡単にまとめると「1時間足レベルで押し安値水準を実体で割らない限りはロングに限定」し「1時間足レベルのダブルボトム最安値の実体割れが確認出来たらショートに限定」し、もう1つ「押し安値を割れてから再度方向が出るまでは様子見(ノーエントリー)」をするということです。

週足と1時間足チャートを組み合わせて環境認識を簡単にしましたが、現在は長期相場の節目であるということもありこれ以上深く分析する必要がないと思いますので、ここまでに解説した3つのポイントだけ頭に入れてトレード戦略を組み立てるようにしてください。

細かいエントリーポイントについてはさらに下位足の15分足や5分足チャートを使うことになるとは思いますが、エントリー根拠については各自得意なパターンを使って大丈夫です。ただ、毎回言いますがエントリー時の損切りラインの設定をするということと、損切りラインはエントリー根拠に基づいて設定するということは必須になります。

その上で3つのポイントを抑えて「エントリーの方向性」と「そもそもエントリーすることが出来る局面なのか」という点について考えてみて下さい。最後になりますが、本レポートに関する質問等ございましたらTwitterのDMにて対応しますのでメッセージをお願い致します。

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