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ゼルダの伝説 BREATH OF THE WILD

ゼルダの伝説 TEARS OF THE KINGDOMが5月に発売されましたが、なんとそのタイミングでブレワイのプレイを開始しました。

評判が良いことはとっくに存じておりましたが、手に取ることはなくここまで来てしまったので、新作が出るタイミングでプレイしてみようと思った次第でした。自身の初ゼルダです。

一言感想を述べるならば「プレイして良かった」です。
勝手にゼルダシリーズに抱いていた印象が間違いだったとも気づけましたし、ゲームは遊ぶものである、ということを、思い知った気がします。うまく表現できないですが。

印象が間違いだった、というのは、ゼルダシリーズって低年齢向けだと思ってたんです。だから、ストーリーはあってないようなものなんだろうなとか思っていたのです。
というか、根本的に任天堂のゲームってほぼ低年齢向けという認識をもっていたんですが、そもそも低年齢じゃなくて「全年齢向け」なんですよね。
思っていた以上にストーリーはしっかりしていたし、過去の旅におけるゼルダのリンクに対する葛藤とかは、大人の方が「わかる」感あるんじゃないかなと思いました。
結果の出せない未熟な自分の傍に、結果を出して評価されている人が常についているというのは、なかなかのプレッシャーです。
しかし、そこから実はリンクにも悩みがあるということが分かって、歩み寄り信頼関係を築いて行くという様子も大変良かったです。

また、そのことをすっかり忘れているので、自分でそれを思い出していく、記憶を辿っていく、ということも旅の目的になっていたのは、今思えば良かったなと思います。
私にとっては、神獣解放以外では過去の旅の記憶を取り戻すことがメインの目的になっていたような気もします。

ここで「ゲームは遊ぶもの」の話になりますが、どう遊んでもいい、正解は無数にある、最終目的はあるものの、そこまでにどういう目的をもってプレイしてもいい、というのが、なかなかないゲームだなと思いました。
開始してすぐにラスボスに挑めるというのが、最たる自由度の高さだと思います。

ロマサガシリーズは近いところはあるなと思いますが、何の情報もなく突然サルーインを倒しに行くことはできないので、そういう意味ではブレワイの方がより自由度は高いと言えます。

祠の謎解き方法も、正当正解のようなものはあるにしても、どうやってもクリアできれば良い。戦いにも有利不利なやり方はあるにしても、どんな装備してもどんな戦い方をしても倒せればいい、という。
「レベル」という概念が、見た目上は存在しないからできることでもあるのかなとは思います。

そして難易度設定もないものの、難しいと感じたら祠を積極的にクリアしてハートを増やすとか、倒し方を工夫すれば良いので、プレイスキルに依存することはほとんどない。
逆に、簡単と思ったら自分で縛りプレイをするなり、DLCを投入して最高難易度を解放すればいいので、このあたりも幅広い人がプレイしやすかったのかなとも思います。

これだけプレイヤー自身が進め方を選択できる、遊び方を決められるというゲームは、ホントになかなかないんじゃないかなと思います。

何なら、何もしない日があってもいいですしね。
ハイラルを一日散歩するだけでも、こんなところがあったのか!という発見があったりして、それもまた楽しみの一つです。
それだけマップも広い。
でもその広いマップ探索もコログという退屈にならないようなちょっとした仕掛けや、単純に世界の美しさがある。
プレイ開始してからすぐ、回生の祠を抜けた先に見る広大なハイラルの景色に、非常に感動したことは今も記憶にあります。
しかし、そんな世界を眺めながらのんびり散歩していると、突然やってくるガーディアンの恐ろしさだったり、適度な緊張感があるのも良いところ(心臓には悪いが)。

ブレワイの良いところは、書こうと思えばまだ出てきますが、最後にキャラクター、主人公リンクについて書いておこうと思います。

リンク、とても好きなキャラクターになりました。
何も分からないリンクと自分、同じような立ち位置でプレイを開始できたことは、一体感も生まれて大変良かったと思います。
自身の分身のような存在でもあり、寄り添って旅をするような存在。一人で旅をする姿はちょっと寂しく見えて、何だか寂しいよねリンク、なんて心の中で呼びかけたこともありましたが、それも没頭感があったから故なのかも知れません。
まあ、あとは単純にイケメンなので。見目麗しくて良いです。
とはいえ、プレイする前までは特にリンクに対してイケメンという印象はなかったので、これもプレイした故に生まれた認識だと思います。
クールっぽいのに料理の時の鼻歌とリアクションが可愛くて、ギャップもあって最高じゃんと思いました。
衣装装備は近衛シリーズが好きです。

・・・という訳で、すっかりゼルダ面白いじゃんってなってしまって、ティアキンにもすぐ手を出すことになったのですが、それはまた別のnoteにしたためたいと思います。


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