THE夜会の過去をそっと抱きしめよう
「櫻井・有吉THE夜会」がリニューアルするってことなので振り返ります。モチベーションとして割と批判的かもしれない、嫌な人は申し訳ない…、あと、嵐の活動が本格化してきたこのタイミングで黒歴史を掘る必要あるのかという話なのもすみません
ひみつの嵐ちゃん!最終回
「ひみつの嵐ちゃん!」のラストシーン、シェアハウスを退去した嵐は各々の自宅へ戻り、番組の思い出が載った卒業アルバムを見返した櫻井翔が自宅の扉を開けたところで締め括られます。
クセがスゴい後継番組「今、この顔がスゴい!」
ここから櫻井翔×有吉弘行のタッグの番組に切り替わります。ラジオでたまに苦言を呈されながらももう11年半経つ隠れた長寿番組ですが、大人の事情で「ひみつの嵐ちゃん!」の制作チームから大刷新されたチームでの番組となります。
「今、この顔がスゴい!」というタイトル、当時は「YOUは何しに日本へ?」「世界行ってみたらホントはこんなトコだった」みたいなタイトルで番組が文章形式になっている番組が多かったので当時の流行みたいなものだと思います。元々は「FACE TV」って仮題だったので急に変わった感が否めないです。
「サンデージャポン」「爆報!THEフライデー」などの情報番組を担当する大久保竜チーフプロデューサーと、「全力!脱力タイムズ」「クセスゴ」を手がけ、ギャル曽根の旦那様としても知られる名城ラリータ氏の総合演出のタッグとなります。
結構頻繁に内容が変わっていたので順に追って説明しますね
第0回-第6回
色々な分野から注目されている人物の紹介VTRが流れたあと、スタジオでトークを展開する内容でした。1回の放送で2-4組出てくるから、1人あたりのトークは10分20分くらいだったはず。
VTRパートでは哀川翔さんがお馴染みの口調で進行する「THE美食遺産」みたいな編集になっている時もありました。
高校生だった頃の杉咲花とか、始まったばかりのミスiDから玉城ティナとか、その名の通り「スゴい」顔を発掘していましたね。
各パートの最後には有吉さんのラベリング(という名の毒舌芸)で締めて終わりました。
第7回-第17回
毎回一定のテーマを設定して、それに沿った「顔」が登場するシステムに変わりましたが、全編VTRになりました。スタジオパートは冒頭6分間の関東ローカルパートのみ!番組の途中から飛び乗りしないだけマシなのですが…
第18回-第28回
美容特集回が好評だったことから、美容に関する番組に変わります。ざわちんが女芸人にモノマネメイクを施す企画と、メイクとファッションの悩みに応える「女性応援バラエティ」となりました。
第29回-第39回
結局お笑いトークバラエティ企画と、芸能人の一人旅に密着する企画が交互に流れるようになります。一応2014年始の時期だったので「2014年流行るかもしれない人」特集はやってましたが。
お笑いトークは「ジャニーズVS芸人」の対立構造で櫻井と有吉がリーダーでトーク対決する、のちの「ゼウス」の元凶となるような内容でやっていて、結構面白かったですね。一人旅は「夜会」のパイロット版だったのかな、、、
企画が定着したと思えば1クールごとにリニューアルされる中、2013年4月から2014年3月まで4クールで打ち切り、リニューアルになります。
大人のバラエティ・櫻井有吉アブナイ夜会
2014年4月、ポップな「顔」に代わり、深夜2時の番組みたいなダークなタイトル、「ばばぁの罠」みたいなフォントでリニューアルした「アブナイ夜会」。当初はスタジオ会員制バーを舞台にしていて、セクシーなバニーガールが画面に写り込むサービスショットもありました。これがプライムタイムのアイドルバラエティか?
夜をノゾキ見編
もともとは「夜会」と称してVTRゲストの芸能人が深夜の繁華街で飲み歩いたり、グルメを堪能したりするVTRが流れて、スタジオパネラー1人と櫻井有吉がコメントするスタイルでした。スタジオはMC2人、ゲスト1-2人、バニーガール1人だけでこじんまりとやっていて、かなりディープな雰囲気でしたね。
回によってはパネラーゲストも夜会に駆り出されたりしましたし、酔っ払いや不良に絡まれている治安の悪いシーンもあったりしました。
アブナイ実名ショー編
レギュラー放送第5回目からパネラーがイニシャルトークみたいなのをする企画も追加されて、2014年10月から夜会はそのままそちらがメインに変わります。オープニング映像も頻繁に変わっていて「果たして、盛り上がるのでしょうか?」っていう謎にネガティブなアナウンスが入っててつい笑ってしまった記憶がありますね。
トークショー編
大体2015年4月くらいからトークパートがメインになります。ゲストが5組くらい登場して、1人ずついじっていく内容です。「夜会」も繁華街を巡る内容から、ゲストがやりたいことを叶えるロケ企画に切り替わり、「夜会」なのに昼間からロケしてる時もありました。
この頃からジャニーズVS芸人によるバトル番組「ゼウス」が同時並行で始まります。「顔」時代のトークバトルからDOORSを流用した大型アトラクションバトルに切り替わって始動、ジャニーズが色々あった2016年からは派閥関係なくメンバーが揃うようになり、一大大型番組へと成長します。
罰ゲームを「夜会」として実施することもありましたね。罰ゲームがオカマバー巡りとかもう今では色々とアウトな内容だったり。
夜会掲示板編→???
2015年10月くらいからは、「夜会掲示板」としてゲストがやりたいことを掲示板という巨大ボードに書いて、そこからロケする内容に。
「THE夜会」にリニューアルされた2016年以降もそのような感じで普通に昼夜関係ないロケが繰り広げられました。「夜会」はもう番組名として残っているくらい、あとは「櫻井翔の夜会」っていう櫻井単独ロケが嵐ライブ後のホテルで行われていたのが唯一の名残となりました。
「ひみつの嵐ちゃん」から変わらずの私服のダサさが話題になります。
ゲストがやりたいことをするシリーズは定着して、「夜会掲示板」ってタイトルも消えて、タイトルのないロケ企画になります。売れた芸能人が帰省する、女優がスポーツジムに挑戦、大人気芸能人に密着ロケ、サンシャイン池崎の実家建て替えなど、「夜会」のテーマはどこへやら、なんでもありのゲストロケ番組に代わっていきます。キッチンの残り物料理対決などのスタジオ企画も展開されます。
夜会ハウス編
一気に飛んで2021年4月から2023年3月くらいまでの新企画、一軒家を貸し切ってホームパーティ形式のトーク番組になります。仲の良い人たちや上下関係のある方々が水入らずでトークすることでの一面が見られるので結構人気だった印象でした。ホームパーティなのにコロナ対策のアクリル板がバキバキ入ってるのがちょっと切なかったけど。
しかし、取り寄せグルメのVTRを見たり、家のテレビで事前収録したVTRを見るようになったりして、だんだん元の内容を家でやるようになります。この頃からバラエティ班のスタッフが番組に再び参入するようになります。
ぴったり福袋編
2023年の新企画、価格を見ないで買い物して設定金額にどれだけ近付けるか?を有吉チームVS櫻井チームで対決する内容になります。要するにぐるナイのチーム戦版、そして帰れま10のような企業特集要素も兼ね備えたスタイルです。
物価が上がり始めている時期なのもあり、安く見積もりすぎて金額発表で想像以上に高い金額が出てきて、演者が「高っ!」ってリアクションしてる時もあり、これで良いのか??って思ってしまいました。
夜会カジノ編
続いての新たな取り組みは「夜会カジノ」。
番宣ゲストはVTRのみの出演になり、あらゆるミッションに体を張って挑戦します。暗記だったり足ツボだったり内容もさまざま。
それをスタジオで結果を予想してギャンブル対決する、煩悩島で人気のコンテンツと化します。
ゲストの意外な一面っていうけど、対スタッフである1対1の構図だと盛り上がりが欠ける、AVみたいなセットでロケしてるとか色々ツッコミたいことはたくさんある。とはいえ、そういう感じでやるしかないのがテレビでもあり…。
リニューアル
2024年9月、またリニューアルします。
新企画始動☆と言いながら元に戻ってるやんけ。
というのが真っ先の感想でした。長い迷走期を抜けて原点回帰するのは激アツだと思いますけども。スタジオセットは緑色がベースらしく「夜会」らしくない爽やかさがありますが、そっちの方が雰囲気には合ってるよね??
ついつい批判的な内容になってしまうけども、何でも自由にできないのがテレビ番組。特にドラマの番宣ができるバラエティ番組としてはTBSの中でも勢いがあるのも「夜会」の特徴。俳優さんたちも楽しそうな一面が見られるのでコンテンツとしての存在意義は大いにあると思います。マンネリ化に対していち早く対応している訳でもあるので、引き続き見守って行きたい番組の一つ、そしていつか嵐5人揃える番組になっていたらいいなという気持ちもあります。
長くなりすぎた!!!ごめん!!!
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