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Sweeper 初体験 

ジャカルタ市内から南へ40k、ボゴールエリアにスンツールという山遊びにぴったりのスポットがある。そこで年に数回、トレイルランニングのレースが開催されている。今までは1選手として出場してたが、今回はSWEEPERとしてレース運営のお手伝いをさせてもらった。

SWEEPERとは
マラソントレイルランニングなどの長距離の陸上競技で、制限時間に合わせて走り参加者の完走の目安となったり、最後尾の参加者と共に走るなどして、大会運営をサポートする大会スタッフの事。” by ウィキペディア

早速、会場到着後、BIBを受け取る。素敵な大会Tシャツも(ポケット付)

BIBとは
陸上競技 - 公式の名称は「ナンバーカード」であり、日本陸連の公認サイズは縦20cm×横24cmである。だそうで🗒

なぜSWEEPERが必要なのか。
レースの運営を安全に円滑に行うため!
今回30kのレースでは、CP(チェックポイント)1、2、3、4があり、それぞれ通過時点でCOT(カットオフタイム)が定められていた。ここを時間内に通過しないとタイムオーバーで選手にリタイヤを宣告する義務がある。

最後尾ランナーのモチベアップ
上記は上記として、これが大事だと思いました。出場ランナーの満足度UPのためにできる限りを尽くしてレース運営に貢献する!

SWEEPER経験者のFUMI選手(アジアトレイルマスター、日本人代表5名のうちの一人)からの事前アドバイスをいただいて、今回SWEEPERに臨みました。

CP(チェックポイント)の様子 @Paniisan はなしぢぢい

ほんの数年前までは、標識も何もなく、チーム「ヤマモトモナス」メンバーだけがわかる地名(例えば、はなしぢぢい、まりこ分岐 etc )でうる覚えだったけど、最近できた標識と、レースコースのGPXで事前に予習ができるようになった。今までは赤白テープだけを頼りに走ってたけど、地元民のイタズラでテープが紛失したり、別のところにくくられていたり(涙)する。GARMINなどのスマートウォッチは欠かせない。

今回30kにチャレンジしていたインドネシア女子ランナーを途中でキャッチ&合流。そのまま休憩タイムなども一緒にさせてもらいながらのゆるいもの。

季節のフルーツを楽しむ(マンゴスチン)

CP3ドボンでは、COTオーバー気味でしたが、彼女たちの底力はここから!
CP4のパニーサン(最後のチェックポイント)を目指して、勇敢に走り&歩きを再開! (実はここからは、私の方が体が辛かったです。)

夕方になり、冷気を感じるなぁ、と思ったら予報通りの雨。
まりこ分岐で雨具を取り出し、雨の中のどろんこ祭り。膝までどっぷりなドロドロな道もあり、そりゃ大変すかり。
残り2キロ切った時点でコース途中に倒木があり進めず、別ルートを走る。
一歩あやまれば、崖に落ちて這い上がれるかどうか、、のオフロードを緊張感持ってなんとかクリア。

CP4のパニーサンにたどり着くころは18時を回って陽が沈みかけ。ライトを取り出す時間も惜しんでなんとかCP4(パニーサン)で戻れた。ほっ。

30kと45kの2レースがあり、FUMI選手は45kランナーをサポートのため、もう1セグメント行く予定だったけど、45kの最終ランナーが、早々に戻って来たため、エイドスタッフに「あとはヨロシク」と伝え、パニーサンを下山。
トータルタイムは13時間19分でした!

あ同じくSWEEPERをやったFUMI選手、レースオーガナイザーのハンドコ氏と

反省点
SWEEPERの持ち物として、テーピングや冷却スプレー、エマージェンシーブランケットなどをザックに入れたものの、気づいたら自分の補給食があまり入ってなかったことに途中で気づく。夜にかかるため、ライトも入れていたのでザックはパンパン! 次回は大きめのザックを用意する必要もあるか。
試走不足・・・ロードレースやら、ウルトラマラソンやら、レースに出かけ過ぎていてスンツールでの練習量が少な過ぎた。(2週間前に、今回45k優勝のNOISHIKI選手と行けたのは良かった)

良かった点
SWEEPERのBIBのおかげで、山を楽しんでいる山人(トレイルランナー、ハイカー)に声をかけられることが多かった。
お世話になっているインドネシアトレイルランニングのオーガナイザーとより近づけた。
ジャカルタ生活をパチパチxキラキラ輝かせてくれたSWEEPER体験。
もっと強くなって次回はランナーとしての出場で、インドネシアトレイルブームに貢献したい。


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