25 #南葛SC #第57回関東リーグ1部 後期8節 vs #東邦チタニウム 2023年9月16日

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#南葛SC #第57回関東リーグ1部 後期8節 vs #東邦チタニウム  2023年9月16日

と言う事で、3倍速でざっと見た。
内容はほぼ完勝で2-0。

秋山大地が戦犯だとか言っても、出すなと言っているわけではない。
当初の目標よりいささか物足りない今季だが、それでも腐ってしまったら、本当に客に失礼だし、だれも見向きもしなくなる。
視聴率とか話題性は諸刃の剣でもある。
来季、何人が引退して、何人が残留し、何人が移籍するのか知らないが、修正なり成長をしないといけない。
たかがアマチュアのサッカーで、しないといけないことはない。
しかし、した方が、多くの選手にとって良いだろう。

勝因は稚拙ながらも走ったこと。
走りながらボールを受ける選手が増える事で、パスミスも増えたが、相手に守備の修正を強いて、結果的に生まれ来るスペースを突いて楽にサッカーができた。
相手も同じようにやってきたらちょっとわからないが、それでも、同じ程度のレベルでやってくれたら、個人能力で勝つ可能性は高くなる。

厳しいことを言えば、中高生の延長でサッカーをしてしまった今季。
レベルを低い選手の方に合わせてしまった。
そうすると、元代表クラスの選手がただのロートルに落ちてしまう。
判断の速さ、技術の多様性、あるいは、それを封殺する守備、これらは一人で出す要素は少ない。

いまどき、中高生の指導者はボールを貰う時に止まれと教えられるらしい。
日本は良くも悪くも画一指導で、かつ、中高生のスコアや成長をコントロールするのにそれが都合がいいから。
それは選手だけの責任ではないが、個々の選手生活や人生に責任を負うのは選手たちでもある。

前項に若干重なるが、オシム語録は非常に参考になる。
まずは走れ、走ることを覚えたら、賢く走ることを覚えろ。

そういう意味で、この試合の今野泰幸は愚直だった。
アンカーのポジションを捨ててでも前に走った。
必ずしも前に走ることが正しくない場面でも。
しかし、様々な意味がある。
今野が上がった時に、誰かが自発的に下がったり、内に絞ったりしないといけない。
そういうタスクを周りが覚えることを要求する。

サッカーの指導の難しさは、若い時ほどやらされる練習が大事で、途中から自ら学んでいく姿勢が求められる。
トッププロでも難しい問題。
ましてや、アマチュアとプロの境界線で、目先の結果も大事な中でどうするのか?
本当はシーズンの最初からこんな試合運び、あるいは、もっといい試合運びが出来たのではないかと思う。
けれども、それをしたい、しないといけないと選手たちが思わなければ、難しい。
それも、新入団選手によってスタメンやベンチの枠を追われる選手たちが。
新入団選手たちの足を引っ張ったほうが楽だもの。

こういう状況下で、むしろ、それなりのカテゴリーでやってきて、クビが飛んで、それでも、サッカーにしがみつく奴の方が成長する確率は高い。
医学部サッカーを長年見てきて、中高が名門や地区選抜の学生でふんぞり返って成長しない奴も沢山見てきたが、気づけば、勉強もそれなりに頑張ってきたプロ崩れは伸びる時は一気に伸びる。
同じように、多分、楠神順平選手なんかはこの2-3シーズンで伸びたんじゃないかと思う。

もう一つの問題は、技術と戦術眼のバラツキの問題。
どちらが正しいわけでもなく、連帯を欠くほうが問題になることもある。
今季の最大の理由はそこだった。
こちらとしては、ピッチ内外の事情があって、チーム編成や選手起用があるので、それをどうこう言うつもりはないが、そういう問題を織り込んだうえで、練習などをして、試合で連動を見せてほしい。

ということで、昨晩は能登正人選手の壁の落書きを見つけて、
コメントに落書きした。
ショービジネスのサッカーで様々なモノを抱えてしまうのは仕方ない。
ショービジネスの商品としてのサッカーがお金にならなくても、サッカーはどうなのか?
本当に難しい問題。
カテゴリー落ちしてきた選手は、サッカーにどんなメンタルで臨むかも難しい時がある。
たぶん、それでも、他人のワールドカップよりは自分のプレーが楽しい奴がサッカーを続けるんじゃないかと思う。

東邦戦は、下平匠と梶塚大哉が出てなかったが、6番加藤は少しうまくなっていた。
ピッチ内外で、何を思い、何を考え、何を学ぶか?
他人から見たら、ひどく馬鹿馬鹿しい時間、それが社会人サッカー。
だからこそ、小さなエゴを捨てて、何かを少しずつ変えていかないと意味がない。
2023年9月18日17時8分。

(昨晩 能登正人選手がシュワーボ東京で昇格した壁に。)
3年前の年末に、#南葛SC へのチーム全員のショートアドバイスに載せた通り、能登さんは明らかにうまい。
自分だけではなく、味方の間合いや適性が見えているから。
だから、無理やりコンバートされても大卒の選手より守備もビルドアップもうまい。

色んな事情が重なって、自分のフルパワーどころか3割も練習や試合で出せない日があるアマチュア。
それでも、置かれた状況下でフットボールにしがみついたことはご自身にとって悪くない。
プロじゃなくなったから、思った金額稼げないからサッカーそのものをやめる。
それも正解ですが、そんな簡単にやめられるなら、この獣道選んでないでしょう。
逆に、膨らんだピッチ外の事情の中で、頑張る中で、仲間たちのそんな事情も理解できると思います。
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残念ながら、僕らが条件付きでないワールドカップのピッチに選手として立つことはあり得ませんが、そんなこと以上の価値が選手として居続ける事にあると思います。
主観的には自分や仲間が描いたプレーの方が価値があります。

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