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もし両津勘吉が総理大臣になったら?ユニークな日本の未来図」



イントロダクション

日本に新しい風が吹く。もし、両津勘吉、あの「こち亀」の伝説的な警察官が内閣総理大臣になったら?無茶苦茶なアイデアに、強烈な行動力。そんな両津がこの国のトップに立ったなら、日本はどうなるのでしょうか。

かつて警察官として数々の騒動を巻き起こしてきた両津勘吉。彼が総理大臣になった時、現実の政治の枠を超えたユニークな政策が次々と打ち出されることは間違いありません。今回は、両津が実際に総理大臣になったらどんな国になるのか、その一端を覗いてみましょう。


1. 政治方針

超大胆な政策

両津勘吉が総理大臣に就任すると、まず最初に飛び出すのは、その型破りな政策の数々です。「普通」では満足しない両津は、国民全員に毎月一定額のお小遣いを支給する「国民おこづかい制度」を提案します。この制度は、国民全体の購買力を底上げし、景気を一気に活性化させることを目的としています。しかし、その財源をどう確保するのか、財務省を始めとする政府内で大きな論争が巻き起こるのは避けられません。両津自身は、「金は天下の回りものだ!」と豪語しますが、果たしてその言葉通りに行くのかは誰にも分かりません。

さらに、両津は税制にも独自のアプローチを導入します。彼の考えた「宝くじ型税制」では、納税と同時に宝くじが購入でき、運が良ければ払った税金が何倍にもなって戻ってくるという仕組みです。これにより、税収が増えることが期待される一方、国民の中に生活費を税金に突っ込む「ギャンブル税」という新たなリスクが広がる可能性も。しかし、両津は「これで国民も楽しみながら税金を払える!」と前向きな姿勢を崩しません。


徹底的なコストカット

両津はまた、「無駄遣いは絶対に許さない」という信念のもと、政府の徹底的なコストカットを断行します。まず最初に手をつけるのが、豪華な公用車の廃止です。彼はすべての閣僚に自転車通勤を義務付け、「地球に優しい政府」をアピールします。また、政府施設の照明はすべてエコなLEDに変更され、さらには会議中のお茶やお菓子も撤廃。代わりに、両津自らが手作りした「節約弁当」が提供されるという、どこかズレた取り組みも見られます。これにより、政府の経費は大幅に削減されるものの、閣僚たちのストレスが溜まり、次第に不満が噴出するかもしれません。


イベント中心の外交

外交面でも、両津はその型破りな性格を存分に発揮します。外国の首脳との会談は、「普通」では終わらせません。彼は日本の文化を世界に広めるため、各国首脳との会談後に必ず「盆踊り」や「相撲大会」を開催します。更に、訪日する外国首脳に対しては、浅草の商店街を一緒に散策する「カジュアル外交ツアー」を企画し、親密な関係を築こうとします。この斬新な外交スタイルにより、日本のイメージは一新され、観光業が大きく盛り上がる可能性もあります。しかし、真面目な外交の場でさえイベント化してしまうことが、国際的にどのように受け止められるのかは、やや心配なところです。


2. 内閣メンバー

人事は身内と知人で固める

両津勘吉が内閣を編成すると、彼の信頼する仲間たちが要職を占めることになります。まず、財務大臣には、警察官としてのキャリアを共に積んできた中川圭一を任命。彼の家柄と莫大な財力、さらには頭脳を駆使して、日本経済を立て直す狙いです。中川は政府の財源を自らの資産で補填することさえ可能かもしれませんが、その背後には「国家の財政を一私企業が支えるのはどうなのか?」という議論も生まれそうです。

外務大臣には、同じく警察仲間である秋本・カトリーヌ・麗子が抜擢されます。その美貌と国際感覚を活かし、各国首脳との関係を円滑に保とうとします。麗子の魅力により、国際的な交渉が思わぬ方向に進む可能性もありますが、それもまた両津流の外交術の一環といえるでしょう。

交通大臣には、本田速人が選ばれます。彼の使命は「ライダー天国」を実現することです。本田は早速、バイク専用の高速道路を全国に敷設し、さらにライダー専用の駐車場を設置する法案を提出。日本は一気にバイク文化が隆盛する国へと変貌します。しかし、その政策により、バイク以外の交通手段が二の次にされ、全国の四輪車ユーザーからの反発が避けられないでしょう。

内閣に欠かせない人物として、大原大次郎(通称:部長)も重要な役割を担います。両津は彼を「総務大臣」に任命し、政府全体の運営管理を委ねます。大原部長は厳格かつ誠実な性格で知られており、両津の暴走を食い止めるためのブレーキ役として期待されています。彼は一貫して秩序と規律を重んじる姿勢を崩さず、内閣の他のメンバーが暴走しないように日々奮闘することになります。とはいえ、両津に振り回され、ストレスで胃痛がさらに悪化する姿が目に浮かびます。

一方で、寺井洋一には、目立たないが重要なポストが与えられます。両津は彼の能力を最大限に活かそうとしますが、結果的に彼の役割は「トラブル処理係」に近いものになりそうです。寺井の任務は、両津が引き起こす問題をできるだけ早く、かつ静かに解決すること。しかし、そのプレッシャーが彼の胃痛をさらに悪化させるかもしれません。


独自の防衛政策

防衛大臣には、交通大臣と兼任する形で本田速人が就任します。両津の意向で、バイクを主体とした新たな防衛戦略が策定され、「バイク部隊」が日本の防衛の中核を担うことになります。バイク兵団は、迅速な機動力を活かして、いかなる侵略にも即座に対応できるという設定です。この部隊は、精鋭ライダーたちが最新鋭のバイクを駆り、国土の隅々まで防衛にあたります。

さらに、両津は「メカ両津」というロボットを開発し、防衛の最前線に立たせる計画を進めます。このメカ両津は、最新のAIと武装を搭載し、敵国に対して強烈な威圧感を与える存在となります。ただし、メカ両津の暴走や制御不能に陥った場合、敵味方関係なく被害が拡大するリスクも伴うため、防衛省内では慎重な声も上がっています。にもかかわらず、両津は「戦いは度胸だ!」と強気の姿勢を崩しません。


3. 国内の混乱と改革

経済政策で大波乱

両津勘吉の予測不能な経済政策が次々と打ち出される中、株式市場はまるでジェットコースターのような動きを見せることになります。ある日、両津は「全ての金融取引を一時停止する」といった大胆な発表を行い、次の日には「取引を再開するが、手数料はすべて無料」というサプライズを仕掛けます。この急転直下の方針転換により、投資家たちは混乱し、株価は急激に乱高下します。一部の投資家は大きな利益を得る一方で、多くの投資家が大損を被る結果となります。経済の安定性を保つことはほぼ不可能な状況に陥り、国内外の市場関係者からは「勘吉ショック」と呼ばれる事態が発生します。

さらに、国債の一部を「両津宝くじ」として売り出し、全国民に購入を促すキャンペーンが展開されます。この「両津宝くじ」は、当たれば通常の国債よりもはるかに高い利子が支払われるというもので、国民の間で大きな話題になります。しかし、ギャンブル性が強いため、財務省内では懸念の声が上がり、最終的には「国家財政の健全性を著しく損なう」として問題視されることに。それでも、両津は「当たればラッキーだろ?」と楽観的な姿勢を崩さず、国民の購買意欲を煽り続けます。


警察改革

両津は元警察官として、警察組織にも大規模な改革を断行します。全国の警察署には「コミックルーム」が設置され、警察官が仕事の合間にリラックスできる環境が整備されます。この試みは、両津自身の趣味でもあるマンガを警察官たちにも広め、ストレス解消を図ろうとするものです。また、警察官の制服も大胆にデザインが変更され、「両津流ユニフォーム」が導入されます。この新ユニフォームは、現代のファッションを取り入れたスタイリッシュなデザインで、警察官たちの士気を高める一方、伝統的な制服を好むベテラン警察官からの反発を招くことに。

さらに、両津は「キャリアアップ」を目指す警察官向けに「スキルアップ講座」を開設しますが、その講師は両津自身が務めることが多く、講座内容はもっぱらギャンブルに関するものです。パチンコや競馬、競艇の攻略法を学ぶこの講座は、両津曰く「現代社会で生き抜くための必須スキル」として推奨されます。しかし、これが原因で警察官たちが仕事そっちのけでギャンブルに熱中し、警察署の業務が停滞するという本末転倒な事態が発生する可能性も否めません。


 4. 社会への影響

国民の生活に変化

両津勘吉の型破りな政策は、国民の日常生活にも大きな影響を与えます。例えば、「仕事は午前中だけ」という斬新な政策が導入され、全国民が午後からは自由に過ごせる時間を持つことになります。この政策により、観光業やサービス業は急成長し、人々は余暇を存分に楽しむようになります。特に温泉地やテーマパークは連日賑わいを見せ、経済的な波及効果も期待されます。しかし、一方で、仕事時間の短縮に伴い生産性が低下し、経済成長が鈍化するという副作用も無視できません。午後の時間を無為に過ごす人々が増え、労働意欲の低下が社会問題として浮上する可能性があります。

さらに、両津は「全ての公園にアーケードゲーム設置」という政策を実施します。この政策により、老若男女が気軽にゲームを楽しめる環境が整い、公園は子供たちだけでなく、ゲーマーたちの新たな集いの場となります。特に昔懐かしいゲーム機が設置され、家族連れで盛り上がる光景が日常的に見られるようになります。しかし、これが原因で公園の本来の目的である自然との触れ合いが減少し、健康面での懸念が生じることも予想されます。


メディアの賑わい

両津の型破りな行動や発言は、毎日のようにメディアのトップニュースを飾ります。彼が何を言い出すのか、次にどんな奇抜な政策を打ち出すのか、国民は興味津々です。テレビ番組や新聞はもちろん、SNSでも彼の言動が絶えず話題になります。両津自身もSNSを積極的に活用し、「両津のつぶやき」と呼ばれるツイートは瞬く間に拡散され、トレンド入りすることもしばしばです。

また、彼の奇想天外な政策や行動が映画やドラマの題材になることもあり、エンターテインメント業界でも両津旋風が巻き起こります。「両津政権を描いたフィクション」としての作品が次々と制作され、国民の関心を集めます。しかし、その一方で、メディアの注目が一部に集中することで、他の重要なニュースが見落とされがちになるという弊害も指摘されています。それでも、両津の存在感は国民の関心を引き続け、日本のメディアを賑わせ続けるでしょう。

5 最後に

このように、両津勘吉が内閣総理大臣になることで、日本は驚きと笑いに満ちた日々を送ることになります。彼の型破りなリーダーシップのもと、今までにないユニークな日本が誕生することは間違いありません。果たして、あなたはこの日本で生きてみたいと思いますか?

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