13人のスクールランチレディ

一番若い女の子がこの間

腰を痛めてしまった。

それから彼女は仕事にこれていない。

大きな鍋や釜を扱う仕事だし

大量の野菜を切る仕事。

面接の時には
調理に来ると思わないでください。
工事現場に来るぐらいの気持ちでいてください。

と言われたぐらいだ。

あー、1人足りないからなのか、
3学年の給食を久しぶりに用意しているからなのか、

私たちはドバーッと
わーっと
力を合わせて

給食を作り
終わりの時間までに全てを片付ける。

6月で私も1年になる。
新人は1人増えて

毎日あーでもないこーでもない
誰がやった
などと慌ただしく過ごしてきた。

やっと仕事の流れが掴めてきたけどまだまだベテランとは程遠い。

そんな中でひとつわかったことがある。

この仕事は
嫌いな人にも苦手な人にもムカつくやつにも
手を借りてありがとうを言いながら
力を合わせないとできない仕事。

1人じゃできない。
タイムリミットがあるから余計そうなのだ。

毎日違うメニューを作り
毎日みんな早歩きで動き回る。

ただただムカつくやつも嫌なやつも
いる。

今でもムカつく時はあるし
なんやねんこいつと思う日もある。

でも少しは仕事がわかってきたから
大変そうなら先回りしてやってしまい

だんだん少しは使えるやつになってきた。

これからどうなるかわからないが

とりあえずたまに気の利くやつで過ごすか。

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