冬の思い出

舞い落ちるそれはふわふわと風に踊り
手のひらで儚く消えてしまう
痛いほどの冷たい空気の中で
まるで自分しかいないような静けさを感じ
思わずその場に立ち尽くしては
空を見上げてしまう
幼い日地面の雪に穴を掘り
そこに寝転んで空を見上げ
飽きることなく過ごしては
そんなことを思い出す

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