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しばし 神戸へ

8月に神戸で、私が習ってる声楽の発表会があります。4月の京都に続き、
8月も参加することにしました。
もともとは年に2回 春と秋に出ようと計画していましたが…

いつも夏の発表会は8月に実施された事はなく、そのため友達と一緒には
行けないと諦めていました。しかし、たまたま今年は8月にあるので、
働いている友達も休みを取り一緒に行けます。そして発表会にかこつけて
神戸の観光地を数カ所、回るというおまけもついています。

私は4月の京都で、実際に先生の歌声やみんなの発表を聞いて、オンライン
では感じ取ることのできないエネルギーを受け取りました。
今、その感覚が残ってるうちにもう一度チャレンジしたいと
思ったからです。

昨日、ピアノ伴奏者との合わせレッスンがあり、神戸に行きました。
今回は、ゲーテの詩にモーツァルトがメロディーをつけた「すみれ」を
歌います。悪戦苦闘のドイツ語の発音については一応OKが出たものの、
今後はドラマ性を出すために『言葉にハイライトを入れる』
また情熱的な部分には、『語りにもっとエネルギーを込める』と
本質的な指摘をいただきました。

今回歌う 歌曲「すみれ」“Das  Veilchen”   K.476


8月10日の本番までに、「ドラマチックな表現は、自分には無理だ」
という考えをなんとか払いつつ、示された課題に向き合いたいです。
どこかに恥ずかしさが残っているから、自分を取り繕ってしまい、
のびのびした表現ができないことは、私も充分わかっています。

生田神社の本殿

1日目はレッスンだけで終わったので、翌日はホテルのすぐ近くにある
生田神社に行きました。ここはツアーで1度行ったことがあります。
冬の夕方、暗くなりかけた時間帯だったため、滞在時間も短くてあまり
印象に残っていません。

訪れた日は、朝からとても暑く、歩いての観光には適さないように
感じました。
しかし、蓮の花が美しく、しばし静かな庭園に心が和みました。

泥水を吸って 美しく咲くと言われる 蓮の花
美しく凛とした 蓮の花
和歌に詠まれている 名勝 生田の池

社殿の奥は「生田の森」です。木々が生い茂っているために、ちょっと
薄暗く静かな場所のようでした。散策する人も多い場所でしたが、
私はなぜか気が進まず、ホテルに戻ることにしました。

帰り際に、生田の森について解説があったので、読んでみると
源平の合戦の古戦場であり、私は勉強不足で、そのことを知り
ませんでした。

生田神社はちょっと陰に入ると、大きな木があるので涼しい風が
時折吹きます。
街の中にあって、そこだけ時間がすーっとタイムスリップ
したかのような、静かな落ち着いた場所でした。

晴れた空に赤い社殿が映えて、とても美しく厳かでした。



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