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あれこれ思うこと

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日々思うことをつれづれなるまま書いています。
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記事一覧

不思議なことにも興味がある

 私は、いつも健康的な暮らしをするにはどうしたらいいのだろうと考えている。実は、数年前から丹田呼吸に興味を持って古武術のテキストなども購入していた。でも実践しようとしてもなかなか身体の感覚がつかめなかった。ところが数日前、YouTubeで丹田チャンネルの動画を偶然見つけた。それを見ることで、丹田呼吸法のコツがつかめたたばかりではなく、歩き方の改善もできるようになった。 〜丹田呼吸法についても動画がいくつかあります。その中で初めに見ると良い動画を下に紹介します〜  歩き方に

バラ園のお誘い

現役時代、公私共にお世話になった方がいる。いつも未来のことを考え、新しことにも取り組まれる素敵な先生だ。先日も『これからは診療もオンラインになる。またいろいろな講習もZOOMを使うから、出来なくては』と言われ、2人でやってみた。 コロナの影響で授業をZOOMで行う必要があったため、操作に疎い私も経験できた。それが今の声楽レッスンにつながっている。その当時は一見マイナスに思われたことが、今はとても役に立っている。そう考えると、つくづく人生はおもしろい。何がいいのか、評価は後に

ゴールデンウィークの過ごし方〜デパートの🇮🇹イタリア展に行く〜

ゴールデンウィークにあちこち旅行されている皆さんがいると思われる。だが、私は連休中に旅行に出かける事はしない。なぜかというと、過去2回の旅行が自分の勘違いにより『??』がつくものだったからだ。 現在のハウステンボスの前身は、オランダ村と言われていた。 『チューリップが美しく、今がまさに見頃』 とのコマーシャルにどうしても行きたくなって、連休中に長崎に行った。 長崎行きのちょっと前に、大手の旅行会社で予約してホテルを取った。ところが当日駅に降り立ったら予約したホテルよりも近

月一回のご褒美ランチ

私と友人は月に一回は、ランチに行っている。食事の後は、友人お気に入りの雑貨屋さんに行き、最後にお茶を飲んで、おしゃべりして終わる。それが、ランチの日の私たちにとっての最高の【フルコース】  考えてみれば、こういったランチ会を美味しいものが大好きな友人ともう何年続けているだろう。 季節感のあるおいしい料理を味わう   よく行く場所がホテル日航熊本の中華料理「桃李」 中華料理でありがちなボリュームたっぷりの料理とは異なり、まるで懐石料理のように美しく美味しさに感動する。いつも

メトロポリタンオペラ「運命の力」ライブビューイングを見て

ヴェルディのオペラ「運命の力」 このオペラは序曲だけでも有名だ。次々と押し寄せるようなドラマチックなメロディーとリズム。聴いているだけで、胸がざわざわ波立ってくるようだ。 メトロポリタンのオペラでは、この序曲の部分で物語の始まりを象徴するシーンが次々と展開された。演奏に呼応するように、ものを言わない演者たちの表情や振る舞いに魅了されてしまう。始まったばかりと言うのに、心を奪われ、あっという間にその世界に引き込まれた。 単独で演奏されることも多い序曲 以前だったら私は『運命

けさ教育テレビを見ていたら、「あ」がとんでいる。大きくジャンプするには、力を溜め、たわむことが必要。人生にも同じことが言えるかもしれない。一見困ったと思う状況。それは次の展開に進むために、必要な学びだと考えることにしよう。

春を味わう〜大津つつじ園にて〜

熊本県北部には、つつじの名所がいくつかある。昔から大津のつつじは有名だが私は一度も訪れたことがなかった。ところが、先日桜の見所を教えてくれた友達が旦那さんの休みに合わせてそのつつじを見に行くと言う。そしてご夫婦2人では話も弾まないからと冗談を言い、私をドライブに誘ってくれた。 仕事を辞めてから車に乗るのは、父母の通院等がほとんどだった。昨年より、その役目もなくなった。時間帯によっては、自分が車の運転ができないこともあって昨年秋、車を手放した。今は遠出をする時は、公共交通機関

40年ぶりの挑戦〜イタリア歌曲をステージで歌う〜

大学の卒業記念コンサートで1人で歌って以来、40年経ってしまった。教員時代は声の使い過ぎのためなのか、高い声が出なくなっていた。そのため、以前歌っていた声楽曲を歌うことはもう無理であろうと、私はすっかり諦めていた。 そんな折にYouTubeで小玉 晃先生の発声メソッドに出会った。それは今までの教えとは180度違うといっても過言ではない。その発声法を試すと、声域が広がって「また歌えるかもしれない」と自分の可能性が感じられた。まるで希望の光を見出したようにうれしくなった私は、1

雨の合間に桜を見に行く

今年の桜は開花した途端に雨続き。このままだと花をよく見ないまま散ってしまう。もともと桜は、はかなげで美しい。友達と晴れた日に江津湖の近くで桜を見ようと前から約束していたのに、大雨のため一度、延期した。今日もはじめは曇りの予報だったが、昼から雨が降るという予想に変わった。そのため、もう機会がなくなると思って「30分でもいいから見に行こう」と急遽午前中に出かけた。 江津湖は熊本市民にとってオアシスのような場所である。水が湧き、遊歩道があって、ゆっくり過ごせる公園も点在している。

音楽にまつわる話① 音楽教師になったきっかけ

音楽教師を目指したきっかけ 小学生のころ、苦手な算数の時間は、心はしばしば、 空想の世界を漂っていました。 4年生の時、担任の先生が夏休みの直前、産前休暇に入られました。 その先生は、明るいはきはきとした子どもが好きで、私のように うじっとした無口の子は、お好みではありませんでした。 「テストだけよくても、発表できないとだめだから。」が口癖。 私は、テストもあまりぱっとはしなかったけれど、、、、 代わりの先生は、学校を出られたばかりの優しいお姉さんのような人。 人吉出身

音楽にまつわる話② ピアノと先生との巡り合い

ピアノが来るまで 私は幼稚園の頃から、楽器メーカーの音楽教室に通ってオルガンを 習った。その当時、オルガンは高額で、ましてやピアノはお金持ちの お嬢さんぐらいしかもっていなかった。 オルガン教室に通っていたころ、忘れられないエピソードがある。 後ろで母とレッスンを見ていた5歳の妹が、先生の質問に手をあげ、 姉ちゃんはぼーっとしていた。妹は小さいころ、周りの人が 「こんなお子さん、見たことがない。」とびっくりするほど、 飛びぬけて利発だった。そのため、よりいっそう私の幼さや

音楽にまつわる話③ コロナ禍での歌

退職の前年から、授業で全く子どもたちと歌うことができなくなってしまった。こんなことになるとは、だれが想像できただろう。 50代後半は、しばらく全く音楽を教えずに事務的なことばかりで 多忙だった。そのため、最後の学校ではスタート時の音楽教師に戻って、 子どもたちと歌って退職するつもりだった。 コロナの影響で、一番制約を受けたのが歌だった。 3年生に歌を紹介すると思わず歌おうとするので、注意したこともあった。 歌いたくなることは、ごくごく自然なことなのに。 そんな2021年

音楽にまつわる話④ ひとりの音楽愛好家として

退職後に入った合唱団の先生は80代半ば。音楽に対して情熱的で、 理想の響きを追い求めるタイプだった。 みんなと仲良く、ほんわか練習するつもりだったのに、 まるで熱心な部活に入ったかのよう。 『教員 あるある』の中で、女性教師の中には子どもたちと声域が 重なるため、声がかすれている人がいる。大きな声は通るが、 内緒話ができない。小さな声では、かすかすになってしまうのだ。 私の声はかすれていないが、明らかにダメージを受けていた。それに高い声が 学生時代に比べ出なくなっていたの

MET( メトロポリタン歌劇場)ライブビューイング 次回はカルメン3/8〜

 全国的で数カ所メトロポリタンオペラのライブが見られる場所がある。数年前私はそれを知ったが、九州では福岡のみだった。ところが昨年より熊本でも見ることができることを知り、たびたび出かけるようになった。  初めて見た演目がワーグナー作曲 『ローエングリン』休憩を入れると約5時間かかる長い演目である。冒頭部分にエルザの詠唱があるが、私はそれを聴いて、あまりの美しさに涙がずっと流れ続けた。  新演出で時代は現代にスライドされた感じになっていたが、合唱団の声の厚みといい音楽のスケール