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愛せる街

「愛せる街に住むといい」
みたいなツイートを見かけて本当にその通りだと共感したんだけど、現実には予算とか色んなしがらみでそんな街に住めないケースもある。
私個人の感想で言えば
「愛せる街まで確信なくていい。体から始まる恋愛とか見合い結婚みたいに一緒にいるうちに愛が芽生えることもある。うわー無理以外に寛容になれるかも大事では?」
というツイートをさせてもらった。

ドストライクの街とまでは行かなくても住めば都という言葉もある。
住んでみて見えてくるいいところなんて沢山あって、住んでから愛せそうな街まで視野に入れるのは「100点満点のマンションなんてないからどこかを割り切りましょう」って自問自答しながら隔て板や床構造や柱の食い込みを飲み込んでるマンクラの皆さんなら容易なことだと思いますが一般人には厳しいところかもしれません。

そうは言っても何でもかんでも大海のような寛容さで飲み込める訳では無いので自分のストライクのちょい横にいそうな街を探すテクニックを探してみてはいかがでしょうか。

九州から東京まで、いくつかの街を転居してきた私の傾向論です。

① 商業地へのアクセスが悪すぎると出不精になる
福岡在住時に天神へのアクセスが余り良くない場所にいましたが休日の外出が凄く億劫でした。
今でこそ様変わりしてしまいましたが20年前の辻堂エリアも似た感じ。
都心とまで行かずとも私の近隣エリアだと二子玉川程度の商業規模のある街へのアクセスが悪いと生活の質は求める水準にならないと感じています。

② 商業地より住宅地の方が好き
商業利便を①であれだけ語っておきながら、ある程度のんびりとした穏やかな住民の多い住宅街の方が好みです。
駅前に飲み屋が多い雑然とした雰囲気のエリアは会社帰りに立ち寄る場所であって住む場所じゃないと、心のどこかで思ってるのは遅くまで働いた後の最寄り駅から家までの道のりで「マッサージいかがですか」と異国の方に声をかけられて苛々してた若い頃の体験が尾を引いているのでしょう。

③ 海/山などの自然・大きな公園は加点要素であって、無いことが減点要素ではない。
海/山などの自然の豊かさが嫌いなわけではないし、それは大きな公園についても同じです。
敢えて言えば湘南エリアに住んでた際に砂で汚れるバルコニーや錆びる自転車を体験し高額な所有物の維持管理に不安を感じた程度ですが総合的に豊かな自然は目に優しいと思います。
一方でこれまでの居住環境で海を見たり大きな公園を積極的に消費したとは言い難い部分です。
ということは自然がない街でも愛せるのではないかと感じるのです。

④ 住民属性は結構気にする
あくまで私の個人的な傾向ですが、他人の振る舞いに結構感情を左右されます。
広い意味での隣人属性は非常に大事かと思います。
学生アパート、単身者向けマンション、ファミリー向け込マンション、ペットの可不可、保証人の要否。
学生アパートを出てから様々な物件に住みましたが正直直近の単身者/ファミリー両方が住んでいるマンションが隣人問題で腹が立つことが少なかったです。
家の近所の商業施設で割り込み、大声、店員への理不尽なクレーム、見てるだけで気分が悪くなります。
こういうのを回避するには結局実地調査して肌に合うかを確かめるしかありません。

ということで・・・私にとって愛せる街の条件は「商業地へのアクセスが確保された住宅地」で住民属性に問題の無い街です。
これは私にとっての整理ですが、皆さんの価値観を整理して街選びをすれば、その街に住んでみて嫌いになることはなくなり、その果てに愛が産まれるのかもしれません。
人によっては私が愛せる条件として排除した自然が要素の方もいるでしょうし、子女に対する教育意識などは譲れない人もいるでしょうし、趣味へのアクセス最優先ならとにかく都心に近いことが最優先など色んな要素があるはずです。
私が言いたいのは必要な要素を上手く抜き出せば「愛せそうな街」を探すことができるのではないかということです。

結論の割に文章が長いですね、反省

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