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金儲けのセンス

基本、住宅とそれにまつわる生活の話だけnoteにしようと思ってたけど、マンションも買ってそんなに家の記事も書けないので適当なエッセイとも呼べぬものを月1程度書いてみようと思います。

最初は「金儲けのセンス」の話
お金を儲けるのは頭のいい人ではなくセンスのある人だと感じたのは社会人になって1.2年たったころだったと思う。
きっかけとなった出来事は既に記憶に埋もれ全く思い出せない。
端的に言うと「こんなことがお金になるとは思いもしなかった」ということで一定の収入を得ている方と出会った際に学生時代にベストセラーとなっていたある書籍を読んだ感想が頭をよぎったという話。
その本は「面接の達人」略してメンタツ。
就職活動といえばリク×ートから送られてくる段ボールに入ってる応募はがきを100通書けとか言ってた超手首に優しくない作業がセットになってた時代、就活生の一定数がこの本を実際に買い、それを回し読みしてた人や大学生協あたり並ぶ本を見た人まで含めると知名度はかなりあったと思う。
私は立ち読みでさらっと見た程度だけど感想は「こんな当たり前のことを書いた紙を買うのにお金を払うバカはいないだろう」という割と辛辣なものだった。
ただ実際には売れてたのだ。
こんな当たり前のことを書き連ねてお金が取れるなんて私は全く思えなかったが、著者の中谷彰宏氏はきっと勝算があったんだろう。
「こんなことがお金になるはずがない」と思った私、「これで十分稼げる」と思った中谷氏。
センスがどちらにあるのかは自明の理だ。

時は流れて令和の世になってもメンタツはアップデートを重ね、しぶとくお金を生み出し続けているようだ。
ノウハウのマネタイズはSNS等を通じて格段に進化し、狭い世界での成功体験を一見有益な情報に仕立て上げ小銭を稼ごうとする人たちも少なくはない。
少なくともメンタツに誤りは書いてなかったように記憶している。
そうでなければ出版社などのオトナは手を貸さないだろうが、SNSともなるとそういう校閲を経ていないので情報のレベルが著しく低くなるがそれでも発信できるのだ。
私はどうしても限定された自己の体験がマスに向けた情報とはなり得ないと考えてしまいそういう行動を起こそうともしないが、小さな体験をお金に変えようするチャレンジャーは少なくない。
行動しない私よりチャレンジャーの方が素晴らしいと考えられなくもないが、正直な心持ちを言えば私の遊び場(例:Twitter)にゴミを散らかすな程度の無課金ユーザーにあるまじき思いに浸ることも極稀にある。

まあ、こればかりは私のスルースキルを鍛えてスルーしつつ、こうして多くて2桁程度にしか読まれないだろうテキストでガス抜きしていくしかないことは解ってる。
ここまで読んでくれた方のために、ある程度の人生経験から読む価値もないと私がどんなものに感じているかを共有したい。
万が一にでも、ここまで私のテキストに付き合ってくれる方が、そういう方の発信を真に受けないように…小銭でも投じないようにという老婆心から事例を記していきたいと思う。

(例)実際に転職成功した人の自己の体験に基づく情報発信
基本はそこらの人材紹介会社のHPに書いてる志望動機のまとめ方程度の情報しか持ってないので人材紹介会社のHP見て書類の書き方など勉強するだけでいいです。
読んでも1円の得にもなりません。
求職者が欲しい情報って

  • 選考側が何をキーとして書類選考や面接を通過させてくれるか

  • 入社した後、後悔しないため、どこまで面接で情報を引き出すか

につきると思うのですが、前者に対しては、そもそも会社にスタッフとして入った人でなく実際に選考する側にいる人でないと採用のキーポイントなんて解る訳ないし、後者の技術なんてどっちかというと失敗しまくった人の体験談の方が参考になったりしますが、こういう方は自己の失敗事例をほとんど出さないので、本当に有益な情報がこれっぽっちもありません。
まあ大抵の人はそこに気がつくでしょうから、そういう批判逃れのためにプライム上場企業部長等と肩書をつけてアカウントに説得力を持たせようとする人もいます。
まあ私が「小梅@上場企業執行役員の語る未経験採用のポイント」なんてHPを突然wordpressか何かでライティングするのは自由ですしね
(商用だと景表法あたりで虚偽記載はアウト?)
そういう不確かなもののアカウントの真贋を判定できる人はそもそも転職のアドバイスを身元の確かでない人間にする必要はないでしょう。

というわけで何かネタが閃けばまた書きます。

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