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”病休”と”復帰”が私にもたらした変化  第三話

「復帰。その先へ」

第二話を読んでくださり、ありがとうございました。

第三話では、
復帰。その先へ
これでいきます。
日本酒が好きな方はピンときたのではないでしょうか。
そうでない方はスルーしてください。

それではどうぞ!


復帰と教室を超えたやりがいと

復帰に向けて、管理職との面談が複数回ありました。電話と直接勤務校での面談。実際に外に出て、職場に行けるのかどうか。これを確かめずには復帰も何もありませんしね。
本格復帰は二月でしたが、一月末に一日おきに出勤する事から始めました。私自身不安があったのでそのような形をとってもらいました。業務自体は、担任への復帰については何度か打診がありましたが、私の精神衛生上お断りさせていただきました。卒業式を控えているということもあって、管理職の先生方には担任として復帰し卒業へという流れがあったのだろうと思います。私個人としては、今更戻って担任して卒業式を迎えるというのも何か違う気がしていました。何を今更担任風吹かせて卒業式に出るのか…などいろんな複雑な思いもあったのが正直なところです。
そんなこんなで落ち着いたところは、登校支援担当と取り出し学習支援。教室に入ることができない児童や一斉指導では学習がなかなか進められない、定着には支援が必要な児童の学習支援という仕事です。
どちらにおいてもとてもやりがいはありました。まず、子どもたちと毎日顔を合わせ、話をすることができる。このことに喜びを感じ、幸せを感じました。学級担任をしていると当たり前になってしまい、なかなか感じられない感覚ですね。一度離れると余計に感じられます。とても新鮮でした。その空間にいる児童一人ひとりと向き合い、対話を繰り返す。

本当は教室に行きたいと思っているんだね。
一緒に給食を取りに行く?
え、今日は自分だけで給食を取りに行くの?よし、じゃあ先生はここで待ってるね。何かあったら言ってね。手伝えることがあったら手伝うから。
ここはいつでも君が来て、君のペースで過ごせる場所なんだよ。だから、安心して学校に来ていいんだよ。
ここの部分の学習難しいよね。一緒に考えてみようか。
お、ここまで自力で進められたね。正解か不正解とかではなく、君がここまで自分で進めようとして進められたことがすごいって先生は思うよ。
今日はこんな風に学習を進めるんだね。OK!先生も手伝うから、必要な時はいつでも声をかけてね。

こんなやりとりをしている毎日が私にとってすごく有意義で満たされる時間でした。
30人以上いるクラスで、このような対話を満遍なくすることは私には難しいことです。努めてはいますよ!ただ、まだまだ力不足です…

いろんな学年と関わることにもなるので、自然と多くの学年の児童のことを知ったり、覚えることにもなりました。学校って自分のクラス以外にもこんなに子どもたちがいたんだよなった改めて思いました笑。(そりゃそうだ。)

担任をしていたクラスの子達も会いに来てくれました。私が休んでいた時期の話をしてくれたり、近況報告をしてくれたり、中には再会を喜んで涙してくれたり…。
会いに来てくれたことにありがとうを伝え、ごめんねと一言。
教師としての在り方を見直そうと強く思えた瞬間の一つです。

今の業務に慣れてきた頃。
私の中では大きな変化が起こり始めていました。


これ以上書くと、すんごく長くなりそう(私的にですよ)なので、次回パート2として記事を出したいと思います。

ということで、第四話に続く。。。

次回、第四話
「復帰。その先へ パート②」

第三話も読んでいただき、ありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いします♩

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