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”病休”と”復帰”が私にもたらした変化  第二話


「 限りなく広がる未知の魅力〜私を救った外の世界〜」



第一話を読んでくださり、ありがとうございました。

第二話では、
限りなく広がる未知の魅力〜私を救った外の世界〜
と言うタイトル?で記事を書いていきたいと思います。
それではどうぞ!


意識的に離れた1ヶ月

病休に入った初日から私がしたこと。それは、"教育"というものから離れるために、SNSや本など仕事を想起してしまうものを自分の目に触れないようにすることでした。
簡単に言うと、「考えない」ことに決めたんです。子どもたちを目の前に話もせずに、ただ考えてもなにも好転しないので。潔く考えない、という選択をしました。
この1ヶ月は、家族との時間をひたすら楽しみました。ほとんどやらなかったゲームもしましたね。
あと、家のプチリフォーム?をしたかなぁ。。。
ベランダにウッドパレット?を敷き詰めたり、それっぽくやったり、ラジバンダ…やめときます。
そんなこんなで、学校や教育にそれに関する情報をいれない1ヶ月を過ごすことにしたわけです。
不思議なもので、1ヶ月もするとメンタル的にすごく楽になりました。外出はそんなにしてませんが、思った以上に落ち着いたのです。
きっとそれまでに、色々と詰め込み過ぎていたのでしょうね…

そこにあったのは未知の魅力

メンタルに余裕が出てきて、カウンセリングでも少し回復してきたことを確認した病休2ヶ月目に入って少し経った頃。SNSでも復活?してみようかと思い、Twitter(現在はXですね)をタップ。どのような方々がどのような発信をされているのか、いろいろと漁るように見てました。
するとどうでしょう。私のような状況下にある方が復帰して活躍されていたり、いろんな教育実践をされている方々が発信をされているではありませんか。

実は私、SNSは情報漏洩やなんやらとかが嫌だなあなんて思っていまして、アカウントはあっても何もせずな人でした。あと、ほとんど見てなかったです。情報収集はこれと決まった書籍や情報サイトくらい。それ以外はほぼ見なかったです。今思えば、教員アカウントとして使うようにしていたので、個人情報につながるものに注意して使えばよかったんですけどね。

そんなSNSに疎い私にとって、そのとき発信されている方々の発信内容はとても目新しいものが多く、驚きを隠せませんでした。

学級経営・職場での立ち振る舞い方・働き方改革・マインドセット・研修、研究方法・授業づくり・ICTの活用・自分の在り方など

このどれもがその時の私に突き刺さり、自然とフォローさせていただく方々が増えました。自分からリプを送ったり、DMさせていただいたりと今までの私では考えられないほどの行動力を発揮していたと思います。

こんな風に行動できたように、病休2ヶ月という休みは私にとって大きかったです。あの苦しい時期は、電話の音に敏感になったり、職員室で仕事をするのが嫌だったり、職場に行くことすら辛かったです。教員としての限界を感じていました。しかし、2ヶ月の休養後には教育実践やニュースなどを受け止めることができるまでに回復しました。自分はまだ教員を続けられるかもしれないと自覚してからは、その「未知の魅力」に夢中になり、目的や方法について考えることが増えました。

この外の世界との接触によって、私は教員という仕事への思いを取り戻すことができました。
こんな実践をして子どもたちの笑顔を見たい。
こんな授業して、「先生、勉強って楽しいね!」って話を子どもたちとしたい。
そんな思いが沸々と心の中に湧き上がってきたことを今でも覚えています。SNSで繋がってくださった方々には感謝しかありません。教職に対する思いを取り戻すきっかけをくださったのですから。

サンジ(ONE PIECE)の言葉を借りると、

「…長い間!!! くそお世話になりました!!! この御恩は一生…!!! 忘れません!!!!」

漫画「ONE PIECE」8巻68話より

という感じです。
「いや、全然長い間やないし。」とか思わないでください。気持ちの問題です。てへ。

第三話に続く。。。

  • 次回
    「復帰。その先へ」

第二話も読んでいただき、ありがとうございました。
もしよろしければ、次回もよろしくお願いします。



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