私のお金に対する7つの考え方について

 私は1990年生まれで、2014年に中央大学法学部を卒業し、2017年に青山学院大学大学院国際政治経済学研究科を修了し、同年に行政書士試験に合格しました。
そして、2018年に行政書士事務所を開業し、1社目を2020年に、2社目を2022年に起業し、現在3つの事業を行っています。どんな家に育ったかもお金に対する考え方が決まる要因にもなると思います。
そのため、キャッシュフロークワドラントでいうESBIに関していえば、バイトは一応しましたのでE(労働者)を少し経験しました。その後、S(自営業)、B(会社社長)、I(投資家)の3つが併存している状態です。
さて、お金に関する考え方は色々とありますが、私の考え方はそれほど変わったものでもないかもしれません。
無料なのでぜひ読んでみてください。
大学に進学する際に考えたことですが、奨学金を借りるか借りないか問題です。当初、私は奨学金に落ちてしまいました。資産が問題視されたようですが、二回目の募集でなんとか奨学金を借りることができました。
私の事例をもとに、7つの考え方を示します。
さて、2010年(学部1年)になぜ借りようと思ったのかをお話します。その時から、こういう確信があったため、奨学金を借りました。
①  将来の見通しも踏まえ、有利な無担保で低利で超長期で安く借りられる破格の制度であれば活用すべき
まず、低利で長期で貸す制度は当時は他にはなかったでしょう。さらに、長期的に考えて、明治以降のインフレや日本の財政状況、少子高齢化や世界的な情勢を踏まえると今は一時的にデフレであるだけで数十年後にはインフレになっている。そのため、実質的には借りた分の何割かを返済するだけでいいような状況になると考えていました。
学生時代は奨学金やバイト等で多少のお金を稼いでも遊びや勉強、様々な活動を行うと余裕がある生活をしていたという人は少数派でしょう。1ルームでユニットバスの古い物件に住んでいた人が多いのではないでしょうか?都内は家賃が高いのでそうならざるを得ません。
②  時間は貴重であり、その時間を費やし将来稼げるお金の方が学生時にバイトで稼ぐお金よりも遥かに多いので、貴重な時間はお金で買えるなら買うべき
なお、私は遊ぶために上京したわけではないので、遊ぶ金欲しさ(笑)にバイトするということはばかげており、人生の中で極めて貴重な時間を時間の切り売りをするよりも、しっかりとした将来を見据えた活動に時間を費やすべきであると考えました。
③  お金に関する期限を守り続けることは信用であるともいえます。
 払ってくれても、期限を守らないと困りますよね。水道、光熱費等の支払忘れ等を学生時代にしたことがある人はいませんか?
④  デイトレードで稼ぎ続けることはできないし、ハイレバレッジは資産を失うだけ。
なお、私は中学生のときに、メイプルリーフ金貨を売買したり、外貨預金をしたりしていました。さらに、高校生のときには投資信託もやっていました。
大学に入ると証券会社の口座を開き現物株や信用取引もやり、FXや暗号資産にも手をだしました。
デイトレードは基本的にはするべきではないですし、レバレッジはできるだけかけないほうがいいです。なお、同じレバレッジでもロスカットしない商品を一部組み入れるのはありとは思います。
トレーディングがよくない理由は3点あります。
1資金量が少ないため儲からない
2資金量が少ないのでレバレッジをかけるので大損、全損し退場リスクが高い
3ギャンブル性が高く、常に値動きが気になり心理面に負担がかかることに加え、そも
そも投機であり、投資ではない
 
では、どうするのがいいのでしょうか。
私がとった選択肢は次の通りです。
上記の問題点を克服するために次の方策をとっています。
1の問題点の克服について(資金の問題について)
これに関しては、事業で稼ぎ追加で投資し続けると共に配当も再投資をするようにしています。
2の問題点の克服について(ロスカットや追証を避けるために)
 信用取引を避け、レバレッジは基本的には使いませんが、指数等の±〇倍に連動する商品に関しては一時的に一部活用するのはいいと思います。
3の問題点の克服について(短期の投機ではなく、長期的な投資)
ギャンブル性が高い投機ではなく、事業性を見極めたうえで、優良株を割安で購入したり、面倒であればコストの低いインデックス型のETFや投資信託を購入したりすること
 
⑤  必要な借金と不要な借金・手数料を峻別すべき。
さて、事業を始めるにあたり、創業融資を受けることができます。創業融資では、日本政策金融公庫は低利かつ長期で融資してくれます。
事業が軌道に乗るまではキャッシュを多く持っておかないと不安で事業ができないでしょう。さて、事業が軌道に乗ると金融機関がお金借りませんか?とか銀行で金融商品を買いませんか?と言われます。
しかし、手数料や商品の豊富さを考えるとネット証券一択ですし、お金の無駄遣いのための借金はよくありません。
事業のために借金をする場合や国や金融機関が貸したがっている場合、金利だけではなく、キャッシュフローも踏まえ判断すべきです。キャッシュイズキングという格言(現金は王様)もありますが、流動性や確実性の問題も考慮すべきです。
結局お金持ちは借りる側ではなく、貸す側ですし、手数料を払う側ではなく、手数料をもらう側です。
 
⑥  同じ1万円でも人にとって意味が異なる(そのお金を消費せずに違うことに使ったら?)。
至極当然な話をしているようですが、例えば、事業者や投資家がその1万円を無駄な消費に使わずに、自身の事業や何等かのものに投資をしていたらどうなるかを考えるのです。
例えば、1万円を50年間で増加させ、それを現在価値に引き直しましょう。10万円の人もいるでしょうし、100万円の人もいるでしょう。
お金にシビアになり、お金を使う意味やお金を使うことで得られる効用を深く考え、その選択が正しいかを考えるべきです。
S&P500のETFを買うと考えてもいいです。あなたの目の前の1万円は本当に現在価値に引き直しても1万円でしょうか?
 
⑦  資産の適切なバランスをとるべき
  資産には色々なものがあります。
 現預金、有価証券、不動産、暗号資産、債権等々・・・
  今後想定される出費や流動性に加え、確実性(希望の価格で本当に現金化できるか)も重要です。よく、鶏(現金を産むもの)と卵(現金)どっちが大事問題がありますが、答えはバランスです。鶏として不動産は優秀ですが、いつでも今すぐ希望の卵(価格で現金化)を得られるか?という点をみると、必ずしもそうとは言えません。
   とにかく、鶏だけたくさんいればいい。卵はすぐとれると比喩からいえばそのよう 
  に考えられますが、実際には、損しない有利な価格でいつでもすぐに現金化できるか
という問題が重要です。
 
以下、私の家関連に興味ある人だけ。
実家も少なくとも、直系でいえば3代以上前から事業を行っていますし、曾祖父は阿蘇地域で貸家業や運送業等を幅広くやっていたそうで、今は阿蘇家の墓に眠っています。その前は、日本神話時代に遡ると常盤龍命(別名:阿蘇都彦:あそ つひこ)とのことでした。中間は戦国大名に加え、従二位の人もいたとか・・・
しかし、戦に破れ、一宮司に江戸時代なったものの、1869年の華族第2号で神職・僧侶華族として男爵になりました。その後、アジア太平洋戦争に破れ、華族制度はなくなりました。栄枯盛衰はあったとしても、なんとか生き残ってきたようです。熊本地震で倒壊した楼門も再建できました。
長々と書きましたが、私のバックグラウンドとして、事業主や不動産賃貸業(≒不動産投資)というものがあります。

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