迷子ちゃんたちはハロウィンしたかったみたいです

〇〇：さぁさぁさぁ、最近寒くなってきたなぁ　

〇〇：出かけるのに薄めのシャカシャカは厳しいかな？

〇〇：コートの方がいいかな？

〇〇：さぁ今日の夜の料理に使うそこのかぼちゃ

〇〇：コートを着るか着ないどっちなんだい！

〇〇：かぼかぼかぼ…ちゃーー！　着ない！

〇〇：着ないんかい！！

〇〇:  ……

〇〇：最近小川ちゃんに会ってないからかなぁ

〇〇：暇すぎて頭が悪くなってるねこれは

〇〇：散歩しようかね…

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〇〇：いやー外は寒くなってきたなぁ

この前奈央と会った公園に向かって歩いていた

〇〇：いやーイチョウの木が綺麗な色してるなぁ

〇〇：ここの木は全部枯れてるなぁ

〇〇：何回も言うけど寒いな

そんなこんなで公園へ

〇〇：やっぱり寒いときは動いて身体をあっためないと！

〇〇：よーしまずは鉄棒！

〇〇：うん…楽しい！！

〇〇：次はブランコ！

〇〇：うんうん…楽しい！！

〇〇：最後にすべり台までダッシュして！

〇〇：登ります！

〇〇：いやー秋の公園は綺麗でいいなぁ

すると公園の入口付近に何やら女の子が…

〇〇：ん…？なんだあれ…

魔女の帽子被ってるな…

え…？なんかくまも歩いてんだけど…？

え？ハロウィンって終わったよね…？

〇〇：まぁいいやすべり台ね滑ろうかね

〇〇：ｽｩｩｰｰ いやー楽しい！！

〇〇：ちょっともう一回滑っちゃおうかな？

そして再び登ります

そこから見えるのは…

〇〇：ねぇ？…あ、人いないのに喋りかけちゃった…

それよりなんでカゴ持ってんの？

お菓子でも貰おうとしてんの？

てかさよくあれで街中歩けたよね

〇〇：疑問が次から次へと湧き出てくるんだけど

〇〇：まぁ滑りますか　ｽｩｩｰｰ

〇〇：ん〜楽しい！！

〇〇：よし、いい感じにあったまったしベンチに座るかぁ

さっきから見える人たちは

なんか整列して行進してるなぁ

渋谷は今年行けなくなってたからな

それの埋め合わせかな…？

ちょっと眠くなってき…た…なぁ…

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ｽｩｽｩｽｩ

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ふぁ〜寝てたみたいだ

せっかくあっためた体も冷えてる

そろそろ帰るかと目を覚ますと

？？：trick or treat ！

〇〇：うわぁ！！！

？？：キャァ！！

〇〇：いや、なんでそっちが驚くの！？

〇〇：って！？小川ちゃんと奈央じゃん！？

〇〇：何してるの！？

彩：〇〇先輩…？ハロウィンやってないですよね…

奈央：そうだよね…〇〇やってないよね…？

〇〇：うん、やらなかったけどさ

彩：だから今日やってるんですよ！

彩：彩たちは！〇〇先輩とハロウィンをしたったんです！

奈央：それなのに…学校からすぐに帰って…

奈央：奈央も〇〇と一緒に仮装して撫でて欲しかった…

奈央：それなのにさ…

〇〇：なるほどね、ハロウィンパーティーしたかったんだ

〇〇：ごめんねハロウィンって忘れたんだよ

奈央：そうだよね〇〇は奈央たちと遊びたくないんだね…

彩：そっか彩は〇〇先輩の頭の中に何一つとして入ってないんだ

彩：だから覚えられてないんだ…

彩：悲しいね…奈央…

奈央：そうだねあーや…

〇〇：ちょっとごめん！ごめん！

〇〇：だからさ今からハロウィンっぽいことしようか！

彩：え…？ほんとですか…？

〇〇：うんうん、悲しい思いさせちゃったみたいだしね！

奈央：〇〇…？撫ででくれる？

〇〇：それは…なんか違う気もするけどいっぱい撫でちゃうよ

〇〇：奈央はいつでもうぇるかむ！だからー

彩：彩は！撫でてくれないんですか！？

〇〇：小川ちゃんもうぇるかむ！だよ！

彩：やったーー！！

〇〇：よし！じゃあお菓子とか買ってやろうか！

彩：うん！！

奈央：わーい！！〇〇と彩とパーティーだ！！

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まずはお菓子を買います

〇〇：ん〜なんかスナック菓子とかじゃなぁいつでも食べれるからなぁ…

〇〇：あ！団子とかどう？

彩：いいですね！食べたいです！

奈央：〇〇！分かってるねぇ〜

〇〇：奈央、なんだよそれ ﾃﾞｼｯ

奈央：あー！叩いた！

〇〇：僕は信頼してる人にしかチョップはしないんだよ

奈央：え！〇〇の信頼できる人なの！

奈央：嬉しいなぁ！！

彩：ぶぅ〜！彩も〇〇先輩にチョップされたい〜！

〇〇：ちょっ！やめて！そんな大きい声で叫ばないで！

〇〇：後でね！してあげるから！

〇〇：ってか後でしてあげるとかなんかおかしいって！

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そんなこんなで団子屋へ到着

〇〇：ちょっと待っててね買ってくるから！

〇〇：何がいいかな？店員さんに聞くか

〇〇：すいません！

店：はい！いらっしゃい！

〇〇：あの〜おすすめってなんですか？

店：うちのおすすめはみたらし団子ですよ！

〇〇：ほうほう…じゃあみたらし６つください！

店：ありがとうございます！

〇〇：はい、600円です

店：ちょうどですね

店：うちは愛情をたっぷり込めて作ってます！

店：美味しく召し上がってくださいね！

〇〇：あの…お名前なんていうんですか…？

遠：私は遠藤さくらって言います

〇〇：遠藤さんかわいいですね…

遠：えぇ…！かわいいって…ｶｧｧ

彩：あっ！〇〇先輩〜遅いですよって！何やってるんですか！

奈央：なんでそんな〇〇デレデレしてるの！

〇〇：だって…めちゃくちゃ可愛かったんだもん…

奈央：もう！すみません！

彩：早く行きましょう！先輩！

遠：かわいい…かわいい…かわいい…

〇〇：ｺｿｯ 遠藤さんまた来ますね

遠：はい…また…来てくださいね…ｶｧｧ

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団子屋を後にし諸々の何かを買い

遂に準備が完了

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彩：さあ！〇〇先輩！ようやく準備が終わりましたね！

〇〇：そうだねごめんねこんなに時間掛けちゃって

彩：まぁ…許します！パーティー開いてくれるんで！

〇〇：じゃあ始めようか！

全：ハロウィンっぽい！パーティースタート！

彩、奈央：じゃあ！〇〇(先輩)！trick or treat！

〇〇：そうだったね、はいこれお菓子どうぞ！

彩：ありがとうございます！〇〇先輩！

奈央：〇〇！ありがとう！

奈央：それでさ〇〇じゃーん！どう？この仮装！　

〇〇：小川ちゃんも奈央もどっちもかわいいね！

〇〇：でもさその格好で外歩くの恥ずかしくなかったの？

奈央：ぜんぜん！楽しかった！

彩：彩はそんなこと気にしません！

〇〇：そっか…強いね

〇〇：あと奈央はすごい抱きしめたら気持ちよさそうだね

奈央：抱きしめてあげようか？

〇〇：まじ？奈央？じゃあ失礼します

〇〇：ｷﾞｭｳ〜〜うわぁモフモフして良いな…

奈央：でしょ〜！気持ちいいでしょ〜！

〇〇：すごい秋にぴったりなモフモフだよ

奈央：〇〇あったかくなってね！

〇〇：うわ〜ありがたいね！

彩：〇〇先輩！彩の方見てください！

彩：パパスタソプーロス！

〇〇：ん…？なんだ？無性に小川ちゃんを膝に乗っけたくなってきたぞ！

彩：彩を無性に膝に乗っけたくなる魔法をかけました！

〇〇：小川ちゃん！お膝の上に乗ってくれない？

彩：仕方ないですねぇ！

〇〇：ﾁｮｺﾝ 小川ちゃんちょうど僕が抱きしめやすいサイズ感だ

〇〇：でも今奈央にガッツリ抱きつかれてるから抱きしめられないね

〇〇：ってかあんまり良くないねこれ？やめとくわ小川ちゃん

彩：え？彩にはできないんですか…？

〇〇：ちょっとそんな顔で見ないでよ！

〇〇：抱きしめたくなっちゃうじゃん！

彩：じゃあ抱きしめてください！

〇〇：奈央ごめんね？

奈央：ぶぅぅ〜まだ抱きつきたかったのに！

〇〇：もう！仕方ないな！ｷﾞｭｳｳｳ

彩：ちょっと苦しい！です！

〇〇：じゃあやめるね…苦しかったよね…

〇〇：ごめんね…

彩：あー！だめです！続けてください！

〇〇：じゃあ ｷﾞｭｳｳｳ

彩：彩嬉しいです！〇〇先輩に抱きしめられて！

奈央：おーーい！奈央を忘れてるんじゃないよ！

〇〇：奈央はさっきまでくっついてたでしょが

〇〇：忘れませんわ

奈央：そういえばさ〇〇さっき団子屋さんの店員さんにデレてたでしょ！

〇〇：いや！デレてないって！

奈央：だってかわいい…なんて言っちゃって！

〇〇：確かに言ったけど…

奈央：これはイタズラしないといけないね！

奈央：ね！彩！

彩：そうですよ！私たちがいるんですよ！

〇〇：なんか2人とも愛か分かんないけど重くなってない？

彩、奈央：そんなことない！

奈央：もうこうなったら！ ｷﾞｭｯ〜　バックハグ！

〇〇：ん〜！もう…奈央かわいすぎるよ…

奈央：嬉しそうだね！

奈央：彩もやりなよ！

彩：じゃあ〇〇先輩！イタズラしちゃいますからね！

彩：彩は前側から ｷﾞｭｯ〜

〇〇：いや…かわいすぎ小川ちゃん…

彩：〇〇先輩恥ずかしがってますねぇ〜

〇〇：２人ともさ？僕にそんなにくっついて良いの？

彩：別に大丈夫です！

奈央：私も信頼できる人にしないからね！

〇〇：2人とも可愛すぎるよぉ…

この後も小川ちゃんと奈央の2人とのイチャイチャは続いたとか…

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おまけ

〇〇：あ、遠藤さんお久しぶりです！

遠：あ…この前の…

俯いて顔を合わせてくれない

〇〇：じゃあ今日は…みたらし２つで！

遠：はい…ありがとうございます…

遠：200円です…

〇〇：今日は愛情込めて作ってます言ってくれないんですか？

遠：は、恥ずかしいです…この前のかわいいが頭から離れなくて…

〇〇：お願いしますよ！あの後食べたみたらしもとっても美味しかったですよ！

遠：仕方ない…です…

遠：愛情をたっぷり込めて作ってます！

〇〇：かわいい…！

遠：ﾊｧｧ 恥ずかしい ｶｧｧ…

〇〇：遠藤さんこのみたらし１本もらって下さい！

遠：良いんですか…？

〇〇：はい！とっても可愛かったんで！

〇〇：また来ますね！

遠：あぁ…かわいい…かわいい？…かわいい…

遠：あ、名前聞くの忘れちゃった…

みたらしの沼にはまる

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