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彩はもう16歳なの!




あーやと僕〇〇は幼馴染でずっと仲良し

同じ歳で同じ高校の1年生

今日は休日です

彩がお家に来ています






〇〇:おはようあーや



彩:おはようって!いつまであーやって呼ぶの?



彩:もう16歳なの!彩って呼んで欲しいの!



〇〇:え〜でもさ、あーやはまだ16歳だよ



〇〇:まだあーやでいいじゃ〜ん



彩:もう!諦めないからね!



〇〇:てか今日は何するの?



彩:今日はお買い物に行きたいの!



〇〇:あーやとお買い物かぁ嬉しいなぁ



彩:でしょでしょ楽しみでしょ!



〇〇:やーっぱり喜び方もかわいいなぁ



彩:あ!また子ども扱い!?



〇〇:違うよただただあーやがかわいいだけだよ



彩:もう…なんか恥ずかしい…



〇〇:よし、じゃあ準備ができたら行こうか!



彩:うん!そうしよー!



彩:どう?準備できた?



〇〇:おーできたよ出発しようか!



彩:よーし!出発ーーー!!



〇〇:あーやはホントに元気だね



彩:ん!それは子ども扱いしてない?



彩:もう彩は16歳なの!



彩:小学生みたいな扱いはいやなの!



〇〇:いやあーやは元気なのがいいんだよ



彩:そう…?



〇〇:そうだよ!そのままでいいんだよ



〇〇:だからこれは子ども扱いじゃなくて良いとこを褒めただけだよ



彩:え〜!嬉しい!じゃあこのままでいる!



〇〇:うんうん、やっぱりあーやはかわいいなぁ



彩:もう褒めすぎだよぉ…



〇〇:ナデナデ



彩:あーなでなでは!嬉しいけどぉ…ダメ!!



そんなこんなでお店到着



〇〇:なにを買いに来たの?



彩:少し大人っぽい服が欲しいなと思って



〇〇:おーいいね今はまだくまさんの…ゴホッゴホッ



彩:え…?みたの…?



〇〇:くまさんって言ってもあれだよ



彩:それでもくまさんって…



〇〇:靴下のことだよ!く・つ・し・た!!



彩:あーそっちか良かった…



〇〇:え?他にくまさんのあるの?



彩:ないよ!やめよこの話!



彩:早くこっち!



〇〇:おーこのお店かすごい大人じゃない?



彩:大丈夫だよ!彩はもう16歳だからね!



〇〇:うーん?そうかなぁ?



彩:え?彩には似合わない?まだ早いのかな…?



〇〇:いや!あーやでも着こなせるよ!



彩:ほんとに!じゃあ似合いそうなの探そう!



彩:うーん…あんまりいい感じのないかも…



彩:彩はまだ子どもなのかなぁ…?



〇〇:そんなことないよあーやはまだ16歳だけどね似合うのはあるはずだよ



彩:それって子どもだけどってこと!?



〇〇:あーあー!これは言葉のあーやだよ!!



彩:許せない!!今のは!!本気で!!



〇〇:ごめんね、お昼ご飯好きなの食べさせてあげるよ?



彩:ほんとに!?仕方ないから許してあげるよ!



〇〇:やっぱりまだまだ子どもだなぁ



お昼ご飯へ



〇〇:よしじゃあここのファミレスで好きなの頼んでいいよ



彩:んーなににしようかな!



〇〇:あーやすごい嬉しそうだね



彩:だって一緒にご飯だよ!しかも好きなの食べていいとか最高じゃん!



〇〇:たしかにそうだね



〇〇:じゃあ僕は枝豆カニクリームパスタにするかな



彩:じゃあこのハンバーグにする!



〇〇:センスいいね!おいしそうじゃん!



彩:でしょ!これは少し大人じゃない?



〇〇:うーん?そうかもね?



料理着



〇、彩:いただきます!!



彩:んー!おいしい!!〇〇と一緒に食べるとよりおいしいね!



〇〇:そうだねあーやと食べると幸せがいっぱいになるね



彩:え〜そんなにおいしくなっちゃうの?



彩:じゃあこれからは学校でも彩と一緒にご飯食べようね!



彩:おいしくなるからね!!一緒にだよ!



〇〇:そうだねご飯は美味しく食べるのが1番だよね



〇〇:あ!あーや口にソースが付いてるよ



彩:え!ほんとう!あ!ついてる!



〇〇:もー、あーやはかわいいなぁ



〇〇:口だして拭いてあげるよ



彩:ん、ありがとう



〇〇:なんかカップルに見えそうじゃない?



彩:カ、カカカ、カップル!?!?



彩:彩が?〇〇と?えへへ…



〇〇:あーでもちょっと僕がお父さんに見えるかもね



彩:え?彩は娘ってこと?子どもってこと?



彩:カップルみたいって嬉しかったのに…



〇〇:でも僕もそこまで大人じゃないからね



〇〇:どちらかと言えばカップルになるね!



彩:やっぱり〇〇とカップル…へへ…えへへ



〇〇:おーいどこに飛んでってるの?



彩:はっ!〇〇もう食べ終わってるじゃん!



〇〇:そうだよでもゆっくりでいいからね



食べ終わり



〇〇:それでこの後はどうするの?



彩:うーんと何しよう?〇〇何かしたい?



〇〇:そうだなぁ…映画に行こう!



彩:いいね!映画を観て帰ろう!



映画館着



彩:彩、この映画を観たい!



〇〇:いいよこれ観ようか



ポップコーン、飲み物を購入



上映が開始



〇〇:この映画めちゃくちゃ恋愛だなあ



手を少し移動させると



〇、彩:あっ…



手が触れる



お互い少し恥ずかしい



そのままの状態で映画は終わる



彩:ううっううっっ…泣



〇〇:あーや泣きすぎだよ〜



彩:だってヒロインと主人公のスタンフォード・ブリッジで会おうっていう約束がぁ泣



彩:ほんとに叶って結ばれたんだよぉぉ泣



〇〇:確かにとってもいい映画だったね



〇〇:泣きすぎだよ赤ちゃんみたいだねかわいい



彩:えぇえん泣、彩はもう16歳なんだからぁあ泣



彩:赤ちゃんじゃないよぉぉお泣



〇〇:ふふふ笑やっぱりあーやはかわいいね



帰り道



〇〇:あーや今日は楽しかった?



彩:うん!すごい楽しかった!



彩:また一緒にお出かけしようね!



〇〇:そうだね僕もまた一緒に行きたいよ



彩:じゃあ絶対行こうね!!



彩:約束だよ!指切りげんまんしよ!



〇〇:あーや別にそんなことしなくても行くよ?



彩:あー指切りげんまん子どもっぽいって思ったでしょ!?



〇〇:いいや全然思ってないよ



彩:なんで〇〇はそんなに子ども扱いしてくるの?



〇〇:だってあーやはかわいいんだもん



彩:そうやって言ってくれるのは嬉しいんだけど



彩:彩はもう16歳だし好きな人には大人だなって思って欲しいの!



彩:だけど好きな人はずっと子ども扱いしてくるし…



〇〇:あーやには好きな人がいたんだね



〇〇:でもその人はいいなぁ



〇〇:あーやがその人ために努力してるってわかったら嬉しくなるね



彩:あー!もう何で気づいてくれないの?



彩:彩はもう16歳なんだよ!



彩:恋愛にも興味あるし好きな人くらいいるし!



彩:その好きな人は〇〇なんだよ?



〇〇:えっ…!僕なの…!



彩:そうだよ!〇〇のために精一杯大人っぽくなろうと頑張っても



彩:子ども扱いするし彩の気持ちには気づかないし…



彩:もう〇〇のバカ!!



〇〇:そっかぁ…僕だったのか…



〇〇:ありがとう嬉しいよ



〇〇:僕もあーやのことが好きなんだ



彩:え…!ほんとに!!



〇〇:でもねあーやはそんなに大人に拘らなくていいんだよ



〇〇:だってその子どもっぽいところが1番かわいいんだし



〇〇:元気ハツラツしてるところがいいんだよ



〇〇:だから僕のためでもそんなに無理しなくていいんだよ



彩:そうなのかな…?



〇〇:そうだよでもまだ16歳の彩が大人になろうと頑張ってるところも好きだよ



彩:〇〇〜!!もう大好き!!



〇〇:僕もあーやのことが好きだよ!



〇〇:これからは恋人だね



彩:〇〇が彼氏になってくれて嬉しい!!



〇〇:これからも仲良くしていこうね



〇〇:あーや!これからもよろしく!



彩:うん!これからもずっと〇〇が好きだよ!




彩:ていうか!いつになったら彩って呼んでくれるの!




彩:彩はもう16歳なのぉ!!!!


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