僕のかわいいおっちょこちょい彼女
朝自然とこの時間になると目が覚める
なんてことがあればいいのだが
しっかりと目覚ましのアラームさんにお世話になる
〇〇:くっ…もう朝かっ…
昨日は夜遅くまで課題をやってたため
寝不足で寝不足で
1日が35時間くらいあればいいのに
なんて考えながらリビングに向かうと
茉央:〇〇くんっ!おはよう
彼女の茉央
合鍵があるからいつでも僕の家へ侵入可能
茉央:茉央がお家に来たよ〜
茉央:昨日夜遅くまで課題やってたんでしょ?
茉央:茉央が朝ご飯作ったから食べて元気になってね
こーゆう僕のことを気にかけてくれる
本当に感謝してるし大好き
でも茉央は…
茉央:さぁ!〇〇くんっ!できたよ〜
〇〇:ありがとう茉央
〇〇:じゃあいただきます!
最初は…味噌汁からいただこう
ズズズ
茉央が朝から一生懸命作ってくれたからなぁ
ほんとにありがたい
〇〇:ん…?
なんか…おかしい気がする…
〇〇:…っあ
〇〇:っあ…あ…あまぁぁぁぁあい!!
〇〇:ちょっ…!!水!水!
〇〇:ぐっ…ううっ…
茉央:ど、どうしたの…?〇〇くん?
茉央:そんなにおいしくなかった…?
〇〇:い、いや違うよ…でもこれ味噌汁じゃない…よ
茉央:え?ちょっと一口もらうね?
ズズズ
茉央:うっ…あ…あまぁぁぁぁあい!
茉央:え?あれっ…?茉央ちゃんと味噌入れたけど…
台所へ行き確認する茉央
茉央:あっ!ごめんね〇〇くん…
茉央:ピーナッツバターだった…
そう…茉央はおっちょこちょい系彼女なのだ
〇〇:いやいや!朝から僕のために朝ご飯ありがとね
仕方ないよね
こういうときもあるよね
茉央:ほんっとにごめんねぇ!〇〇くん!
〇〇:いや大丈夫だって
うちにピーナッツバターは置いてなかったなぁ
朝から買い物してきてくれたのかと
思いながら
次は目玉焼きを食べようとする
〇〇:茉央?醤油がそこのところにあるから取って貰っていいかな?
茉央:いいよ〜
〇〇:ありがとう茉央
醤油をかけて チョンチョン
食べる
〇〇:…ん?
〇〇:…っ!…あっあまぁぁぁぁい!
〇〇:ちょっ…水!水!
〇〇:っ…あっ…まい…びっくりした…
茉央:え?どうしたの?茉央またやらかした?
〇〇:い、いや多分茉央じゃないよ
〇〇:なんか醤油が甘くて…古かったのかぁ…?
茉央:あっ、茉央かも…
〇〇:え?
茉央:〇〇くんのお醤油少なくなったから足したんだよね…
茉央:〇〇くんほんとごめんねっ!
〇〇:いやいや失敗は誰でもあるからね!
〇〇:逆に増やしてくれてありがとうね
茉央:でもさ…茉央これ…何入れたの?
茉央:あっ…あの〜ちょっと確認します…
茉央:さ、砂糖醤油でした…
おっとこれはびっくり
この短時間でおっちょこちょい以上の行動をみせてくれました
でもこんな茉央が可愛いんだよなぁ…
午後
最近の茉央おっちょこちょいとかではなくなってきてるような…
午後にあった用事が終わり家に帰る
〇〇:ただいま〜
〇〇:茉央〜?
〇〇:帰ってきたよ〜
寝室に行くと
茉央:スゥスゥ…スピー
気持ちよさそうに寝てる茉央が
〇〇:おーい茉央?
茉央:ん…?あ、あれ…寝てんだ…
〇〇:おはよ茉央
茉央:ん〜〇〇くんおかえり…
〇〇:ただいま
〇〇:あ、そういえばそこら辺にあったパーカー知らない?
茉央:ま、茉央知らない…
〇〇:茉央?なんか隠してる…?
〇〇:ちょっと布団失礼しますね〜
〇〇:あ!茉央着てるじゃん!
茉央:えへへ…つ、つい…
〇〇:かわいいね…!
茉央:間違って着ちゃった…へへ…
茉央:おっちょこちょい…しちゃった…てへ
〇〇:うんうん茉央そのまま着てていいよ
〇〇:かわいいなぁ…僕ほかの着よっと
着替えをしていると
茉央:ギュッ… 間違っちゃった…
後ろからハグをしてきた
〇〇:茉央?
茉央:茉央実は…おっちょこちょいなんだよね…
〇〇:うん…知ってるよ
茉央:〇〇くんっ…好きっ…!
〇〇:僕も好きだよ…!
茉央:なでなでしてっ!
〇〇:あいよっ ナデナデ
茉央:えへへ〜!〇〇くんっこのままずっと撫でてっ!
〇〇:茉央かわいいねっ…!
永遠と撫でに撫でまくったあとは
夕食の時間
〇〇:ちょっと茉央の頭なですぎて手が無くなりそう
茉央:茉央も頭がすり減っちゃうかと思ったよ
〇〇:すり減ってもかわいいから大丈夫!
茉央:茉央は〇〇くんの手が無くなったら嫌だな…
茉央:撫でられなくなっちゃう…
〇〇:大丈夫だからそんなこと心配しなくてもいいからね
茉央:へへ…じゃあご飯食べよっか…!
茉央:今日の夜はおでんだよ!
〇〇:おでんかぁ寒いから今の時期にぴったりだね
茉央:じゃあ食べさせてあげる!
〇〇:え…?
なんか定番のやつをやられそうな未来が見える
茉央:〇〇くんは茉央に食べさせられたくないの…?
そんな顔で見られちゃね
覚悟を決めて
〇〇:茉央に食べさせてもらいたいなぁ
茉央:えへへ…茉央が食べさせてあげよう!
茉央:じゃあ卵からいくね!
茉央:はいお口開けて〜
茉央:あーん!
茉央:あっ、
茉央:すべっちゃった…!
〇〇:あっっっっづううう!
〇〇:熱い!あっつ!
〇〇:はぁはぁはぁ…
予想通りの展開
茉央:ごめんね…〇〇くん
〇〇:いや…大丈夫…僕のためにやってくれてるしね…
〇〇:熱かったけど許せる
茉央:ありがと〇〇くんっ!まだまだ食べさせてあげるからね!
茉央:じゃあ次はしらたき!
〇〇:あっっっっづうううう!
茉央:次ははんぺん!
〇〇:あっっっっづうううう!
茉央:次は大根!
〇〇:あっっっっづうううう!
これがお皿の中から無くなるまで続いたらしい
〇〇:はぁはぁはぁ…疲れた…
1回目はおっちょこちょいだなぁと思えたけど
2回目からは意図的ではと思えた
茉央:〇〇くん?どうしたの?
〇〇:僕の顔赤くなってない?
茉央:ん〜なってない!
絶対なってるやつだ
〇〇:あ、お風呂はどうする?
茉央:〇〇くん先入っていいよ!
〇〇:え?茉央先じゃなくていいの?
茉央:今日は後からの気分なの!
〇〇:分かったよ
今日一日の疲れを癒やす魔法の湯
お風呂に浸かりながらゆっくり考える
〇〇:茉央のおっちょこちょいは僕を良くも悪くも攻撃するよなぁ
そんなことを思っていると…
脱衣所から
茉央:ふんふん〜ふん〜
鼻歌を歌いながらやってくる茉央が
ガチャ!
茉央:あっ!〇〇くん…
そこにはバスタオル1枚の茉央が
茉央:間違っちゃった…
茉央:茉央ったらおっちょこちょい…
〇〇:茉央?本当はおっちょこちょいじゃないでしょ!
〇〇:実は一緒に入りたかったとか…?
茉央:ほんとはおっちょこちょいでも間違いでもないよ…
茉央:一緒に入りたかったから〇〇くんに先に入ってもらったの…!
〇〇:じゃあ…もう一緒に入っちゃお…?
〇〇:茉央ほらおいで!
茉央:バチャン! 〇〇くんっ!一緒に入りたかったの!
バスタオルを手放しいきなり浴槽に入ってきた茉央
〇〇:茉央…意外と控えめだね…
茉央:バシッ! あっ、間違っちゃった…
本当に僕の彼女はおっちょこちょいなのか…?
あと楽しみはこれからだとかなんとか
___________
おまけ
〇〇:茉央いつもはおっちょこちょいなんかじゃないでしょ?
〇〇:なんで今日こんなことしてたの?
茉央:おっちょこちょいすればもっと〇〇くんとイチャイチャできると思って
〇〇:なんか違った気もしたけどまぁ…いいか!
〇〇:いや…かわいい理由だねぇ!
茉央:えへへ…でも!控えめって言われたのは許せない…!
〇〇:違うって捉え方!かわいいってこと!
茉央:それなら…許す!
チョロめな彼女
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?