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可愛すぎる同級生にドッキリを仕掛けてみたら…



僕のクラスには天使のように可愛い女の子がいる

もうびっくりするくらいに可愛い

クラスのみんなその子の行動にキュンッ!

ってなっちゃうくらいに可愛い女の子

今日も1日クラスには可愛いが溢れてるみたいです




僕は学校に来た

暇だ

やることがない

なのでYouTubeでも見ようかと

せっせとYouTubeの準備をしていたところ

美空:おはよ〜

咲月:〇〇おはよ~

とクラスメイトが来た

〇〇:おぉ〜美空に咲月おはよう〜

するといきなり

美空:あーやは!?

と大きな声で質問してきた

〇〇:まだ来てないけど

美空:あぁ…まだあーやが見れないなんて…

咲月:美空〜あーやまだ来てないの〜?

美空:来てないって〜!

美空:咲月今日もあーやを拝めるのは幸せだね!

咲月:ほんとにね!

咲月:ほんとにやばい!

まずあーやとはこのクラスの天使である小川彩のこと

でこの2人は小川彩、あーやを護衛する

自称あーや親衛隊の美空と咲月

咲月:〇〇はさ!

咲月:あーや可愛いと思うよね!?

〇〇:うん…可愛い…

咲月:だよね!流石〇〇分かってるぅ〜

〇〇:てか朝からうるさいな

〇〇:あーやは可愛いけどお前らはうるさい

〇〇:あーやを見習えよ

〇〇:うるさくしてても天使だぞ

美空:なに!?

美空:私たちが可愛くないとでも!?

〇〇:まぁ比較的可愛いけど変態だよな

咲月:う〜ん…嬉しいけど…

咲月:複雑!

そんな言い合いをしていたら

ガラガラッ!


彩:〇〇く〜ん!!

なんと天使の登場

美空:あーやっ!

咲月:あ~や〜!!

2人ともあーやに飛びつく

彩:やめてっ!

彩:くっつかないで!

そして拒否される

咲月:いいじゃ〜ん充電だよぉ〜

美空:あーやのことは美空が命をかけて守るからね

彩:ねぇ〜嫌だ!

彩:やめて〜!

〇〇:おいお前らやめてあげろよ

〇〇:嫌がってんだろ嫌われるぞ〜

美空:それは嫌だ!

嫌われるのはイヤみたい

解放されたあーやがこっちに来て

一言

彩:〇〇くん…彩に勉強教えてぇ…

〇〇:かわいいっ…

彩:昨日のテスト…

彩:0点だったの…

〇〇:あーやは可愛いから勉強出来なくてもいいと思うけど

彩:でも!

彩:彩は勉強ができるようになりたいの!

という強い希望に

〇〇:分かったよ

〇〇:協力する

彩:やった!

彩:ありがとう!〇〇くん!

満面の笑み

美空:ま、まって!

美空:美空も教えてあげるよ?

咲月:わたしも教えるよ!

彩:いや美空は昨日のテスト30点だもん

彩:90点の〇〇くんのほうが良いもん

美空:なんでぇ…

彩:さつきは彩にちゃんと勉強教えてくれたことないもん!

彩:いっつも彩は勉強しなくていいって言うもん!

彩:〇〇くんはちゃんと協力してくれるって言ってくれたもん!

彩:だから2人よりも〇〇くんのが良いもんね〜

咲月:そんなぁ…



あーやは可愛い

こんな感じにぷんぷんしてても可愛い

食事中に小さいお口で頬張る姿

トマトを食べて幸せそうな姿

授業中ウトウトしてる姿

テストの結果が良くてはしゃいでる姿

全部が可愛い



ある休み時間だった

彩:彩ちょっと先生に課題だしてくる〜

そういってあーやがいなくなったときだった

美空と咲月がニヤニヤしながら近づいてきた

美空:ねね〇〇あーやって可愛いじゃん

〇〇:うんそうだな

美空:あーやには無限の可能性が秘められていると思うの

〇〇:はぁ…?

美空:あーやは笑った顔以外も可愛いの

美空:ちょっとシュンとしちゃったときでも可愛いの

〇〇:ほぅ…

美空:だからもっとあーやの色んな表情がみたいの!

〇〇:お前ら変なこと考えてるだろ

咲月:いやいや!

咲月:これは全然変じゃない!

〇〇:別にさ今のあーやで十分じゃない?

咲月:いやいや色んなあーやが見れるんだよ

咲月:最高じゃない!?

〇〇:そうか?

美空:それで今回は!

美空:たくさんある表情の1つ

美空:あーやの困った表情を引き出そうと思います!

咲月:わ〜い!

〇〇:なんで困った顔?

咲月:だってさ茉央はいっつも困ってるじゃん

咲月:だけど可愛いじゃん

〇〇:ほぅ…

美空:だから困らせてあーやの可愛い困り顔を

美空:見よう!ってこと

〇〇:なるほどね…

〇〇:じゃあ…

〇〇:がんばって!

美空:いや〇〇も強制参加ね

咲月:〇〇もやるよ〜

〇〇:え〜…やだよ

〇〇:かわいそうだもんあーやが

美空:残念ですが問答無用でこちら側です

〇〇:はぁ…

美空:じゃあ説明します!

美空:題して!

美空:あーやが可愛すぎて苦しいから本当に倒れてしまおうドッキリ〜!

咲月:いぇーい!!

〇〇:何がいぇーいなのか…

時は放課後

美空:あーやはみんなで帰ろうと提案するため近づいてくる

美空:きっとその場面も想像したら…

美空:可愛くて…苦しい…

〇〇:いいから続きを早く

美空:あぁ…

美空:いつもあーやは美空たちが雑談をしてたら

美空:名前を呼んでくるじゃん

美空:だから

美空:名前を呼ばれた!

美空:可愛いっ!

美空:苦しい…!

バタッ…!

美空:って感じね

美空:今日の放課後やるからね〜



時は放課後

咲月:〇〇準備は良い?

〇〇:逃げるのは?

美空:ダメ!

咲月:今からあーや来るから

咲月:普通にしててよ

ということで作戦がスタート

ニヤニヤしながら雑談をする2人

そしてあーやがこちらへやってくる

彩:美空〜さつき〜帰ろ〜

予想通り

彩:あれ?

彩:〇〇くんも一緒に帰るの?

名前を呼ばれたが

〇〇:ううん

〇〇:少し話してただけ

彩:そうなんだ

彩:あっ…!

彩:〇〇くんさ次のお勉強会はいつにする?

〇〇:あ〜そうだね…

横を見ると

早く倒れろと言わんばかりの目

美空:〇〇!?

美空:いつあーやとお勉強会なんてしてるの?

〇〇:いやぁみんなが居ない教室とかでね

美空:はぁ…!?

咲月:あーやと2人きりなんて…

美空:許せない…!

〇〇:いやそんなこと言われてもさ

〇〇:あーやが場所も時間も決めてるんだからね

〇〇:ね、あーや

彩:うん!

彩:〇〇くんとのお勉強会邪魔されたくないもん!

この〇〇という名前に反応して

小声で

美空:倒れろ…!

咲月:倒れろ…!

美空:早く…!

と急かす声が聞こえてくる

さっきのあーやの邪魔されたくないが可愛すぎたので

仕方なく

〇〇:うっ…!

渾身の演技で

〇〇:あ、あーやが可愛すぎて

〇〇:く…苦しいっ…!

バタッ…

唐突に始まる劇の時間

なんとも嘘っぽい演技を披露

彩:えっ…!?

彩:〇〇くん!?

彩:どうしたの!?

ピュアな反応

薄目で見ると

本気で心配してくれているあーやと

それを見てニタニタする2人

彩:ね、ねぇ!

彩:美空!

彩:どうしよう!

彩:〇〇くんが!

またこの美空に反応して

美空:くっ…!

美空:あーや…

美空:苦しいっ…

バタッ!

ニタニタしながら倒れる美空

彩:えっ!

彩:美空も!

彩:大丈夫!?

彩:美空!

彩:美空!?

ユサユサ

一生懸命起こそうと美空の体をゆするあーや

ニヤニヤしている美空

彩:ね!ねぇ!

彩:さつき!

彩:〇〇くんも美空も倒れちゃった…

彩:どうしよう!

彩:えぇっと…

彩:救急車?

彩:さつき…

彩:どうしよう…

またまたこのさつきに反応し倒れる

彩:え…!?

彩:さつきも!?

彩:待ってよ!

彩:さつき!?

彩:ねぇ!

彩:みんな!

彩:どうしたの!?

彩:彩なんか悪いことした?

彩:ねぇ…3人とも…

彩:起きてよぉ…

彩:ねぇ…〇〇くん!

ユサユサ

彩:〇〇くんってば!

彩:美空!

彩:美空も…起きてよ…

ユサユサ

彩:さつきもぉ…

彩:なんで…

彩:どうして…?

彩:ウウ…

彩:グスッ…

彩:なんでぇ…グスッ…


泣き始めてしまった

2人は薄目でニヤニヤして

とても楽しんでいる

僕は本当にあーやがかわいそうという感情と

同時になぜこんなことをしているのか

疑問も湧き上がってきた

その間も

彩:〇〇くん…

彩:彩に勉強教える約束じゃん…グスッ

と悲しむ声が聞こえる

ここで僕は決めた

もう終わろうと

先に起き上がれば美空も咲月も続いて一緒に終わるだろう

そう思い失ってもいない意識を戻し

目を覚ました

彩:え…!

彩:〇〇くん…!

〇〇:ごめんね…あーや

彩:〇〇くん〜!

安心したあーやが僕に抱きついてきた

彩:〇〇くん…心配したんだから…グスッ

〇〇:本当にごめんね

しばらくしてあーやも落ち着いたころ

なぜかまだ2人は倒れたまま

表情をみると

なんであーやに抱きつかれてるんだと言いたそうな顔

なんかムカついたので

ネタバラシをすることに

〇〇:ねぇあーや

彩:なぁに?

〇〇:今倒れたやつなんだけどさ

彩:うん

〇〇:ドッキリなんだよね

彩:え…?

〇〇:実はこれドッキリなんだ

〇〇:こいつらの悪ふざけ

〇〇:僕やりたくなかったのに強制的にやらされて

〇〇:ほんとごめんね

もう起き上がるタイミングが無くなったのか

倒れながらこちら睨む美空と咲月

彩:美空とさつきは許さないけど

彩:〇〇くんは許してあげる

〇〇:ほんとに?

彩:うん…だって

彩:本当にやりたくなかったのが伝わってくるし

彩:それに…

彩:〇〇くんのことが好きだから…

彩:〇〇くんが死んじゃうと思ったら

彩:美空とさつきが倒れたことよりも

彩:苦しくて…

〇〇:でも…

〇〇:一応、美空と咲月も心配だったよね?

彩:うん、それはそうだよ

〇〇:そっか

〇〇:僕もあーやのことずっと可愛いと思ってたし

〇〇:一生懸命勉強できるようになろうと

〇〇:頑張ってるところが好きなんだ

彩:じゃあ!

彩:付き合ってくれる…?

〇〇:もちろん!

彩:やった〜!

彩:嬉しい!

〇〇:ふふ…僕も嬉しいよ

嬉しさのあまり

再びあーやは僕に抱きついてくる

〇〇:じゃあもう帰ろっか

〇〇:放課後デートなんてしちゃう?

彩:えっ!いいの!

彩:彩ね!彼氏と放課後デートに憧れてたの!

〇〇:今日は付き合った記念に

〇〇:お祝いで僕がとまといっぱい買ってあげるよ!

彩:わ〜い!とまと!とまと!

彩:〇〇くん行こう!

彩:楽しみ!

〇〇:ちょっと先に玄関向かってて

〇〇:追いつくから!

彩:わかったよ!

彩:早くね!

そう言ってあーやは教室から出ていく

そしてようやく起き上がる2人

〇〇:ということであーやと付き合いました

美空:〇〇…許せない…

咲月:うぅ…わたしのあーや…

咲月:あーや…

〇〇:これからは僕のあーやだからよろしく〜

咲、美:あ~や〜!!!!!!!



自称親衛隊のドッキリが僕たちの恋を助けてくれました


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