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ひたすら追いかけてくる美少女から逃げろ!!



〇〇:よし!


〇〇:いってきます!


ダッダッダッダ


なぜこんな走っているのかというと


あいつが追いかけてくるからです毎日


プライベートじゃない空間全てでです


ダッダッダッダ


もう既に後ろから追ってきている感じがある


すると後ろから

和:〇〇〜おはよ〜!なんで逃げるの!!


来たヤバい!と恐怖で逃げるが


和:捕まえた!なんで?逃げるの?〇〇!


〇〇:ハァハァハァ なんでって ハァ…それよりさ ハァ 今6時半なんだけど ハァハァ


和:だって今日〇〇は早く出るって私の前髪が言ってたんだよね〜


和:ねぇなんで逃げるの?


和:ねぇねぇねぇ?なんで?なんで?


〇〇:毎日追いかけてくるからだろ…


〇〇:だから昨日より1時間も早く出たのに…


和:〇〇の行動パターンはね私の中ではもうコンプリートされてるの!

〇〇:もう…逆になんでそんなに追ってくるんだよ


和:それはね〇〇のことが好きだからだよ


〇〇:何回も聞いてるけどもっと良い伝え方があると思うんだけどさぁ…


和:だって〇〇全っ然!私の好きって気持ち分かってくれないんだもん!!


〇〇:いや…こんな伝え方されたらちょっと…ねぇ…


〇〇:もっと大人しくしてくれればなぁ…


和は僕の小学校からの友人


僕以外の男子高校生はみんな通りすぎる時に見惚れるくらいには美人

だけど本当は好きになった相手には遠慮なく追いかけたり


たくさんのアピールをしてくる


それはたまに異常で怖くなる


〇〇:まぁいいや…和さっさと学校行くよ


和:やったね〇〇との時間がたくさんあるじゃん!


〇〇:はぁ…静かだったらもっとかわいいのになぁ…


〇〇:美人なのになぁ…勿体無いなぁ ボソッ


——————————

学校着


和:〇〇!今日の課題見せて!


〇〇:やだね


和:なんで!明日からは家の中まで迎えに行くよ!


〇〇:やめてよ僕はそんな人好きになれないね


〇〇:課題は自分の力でやる人が好きなんだ


和:んなっ!それはっ!和頑張ってきます!


扱いはしやすい


少しして


和:どう?〇〇できたよ!


和:好きになった!?どう?ねぇ!


〇〇:まぁ前よりかはね


和:やった!好感度アップ!ウヘヘヘ


〇〇:笑い方もなぁ…


〇〇:でも美人なんだよなぁ


——————————


授業中


和:ジッーーーーー…


めっちゃ見てきます


和:パチッ パチパチ


目が合うとめっちゃウインクしてきます


和:チュッ


今日は投げキッスも飛んできました


さっきの好感度アップが非常に嬉しかったんでしょう


こちらへのアピールに夢中になってると


先生:おい、井上よ前を向け前を


和:いやです!


先生:そんなに反抗するかね


和:だって私は〇〇にアピールをして最終的には結婚までいかないとぉ…グヘヘベ


先生:まぁな恋愛もいいけどな多少は授業に集中してくれな


〇〇:先生もっと怒れよ


授業再開


さっき怒られたからしばらくはこっちを向かないと思ったけど


ノートを持って後ろを向き


〇〇大好き I love youってマッキーの太い方で書いたページを見せてきた


僕はライブ中のアイドルかっ


〇〇:授業中にやってることめちゃくちゃすぎだろ


〇〇:でも美人なんだよなぁ


授業終了


〇〇:トイレ行くか


トイレに行こうとすると


和:〇〇〜?どこ行くの!


〇〇:ん?トイレへ


和:私もお供しますね


〇〇:きびだんごやるから帰ってくれ


和:きびだんごですか!お供になります


和:〇〇が処理中の横で少し拝見したいですねぇ…ウヘウヘグヘヘ


〇〇:変な妄想中はチャンス!


〇〇:今だ!逃げろ!

見事にまき自分の教室から1番遠いトイレへ

済まして出ると

和:〇〇の奏でる音色は美しいねぇ


〇〇:うわぁ!びっくりした…


和:最後の方だったからクライマックスしか聞けなかったよ!


〇〇:人のトイレをコンサートみたいに言うな


和:今度はもっと聞かせてね!


〇〇:嫌だよ!


気持ち悪いことも言うけど


〇〇:美人なんだよなぁ


昼休み


昼食をとるとき必ず和が来ます


だけど今日和は4時間目に居眠りしたまま寝てます


〇〇:よしコッソリ空き教室に移動しよう


音楽準備室とか書いた今使ってない教室へ


〇〇:ふぅ…今日は1人で静かに食べれるなぁ


和:そうだね!静かに2人で食べれるね!


そこには三角座りで座っている和が


〇〇:ぎゃあああ!なんで!?い・る・の!?


和:だって言ったでしょ!〇〇の行動パターンはわかるって!


〇〇:さっきまで寝てたじゃん…


和:〇〇がここにいるっていう夢をみたから


和:ダッシュで来てみた⭐︎!


〇〇:来てみた⭐︎!じゃないのよ


〇〇:はぁ…仕方ない…さっさと食べるか…


和:あ!私が食べさせてあげるね!


〇〇:大丈夫自分で食べれるから


和:だめだめ私が食べさせてあげないとね


和:はい「あーん♡」


〇〇:ういパクッ


〇〇:ん、うまいな…


和:でしょ!これ私が作ったの!


〇〇:へ?これ朝に購買で買ったやつだけど?


和:〇〇が見てない間に朝作ったやつに変えたの⭐︎!


〇〇:変えたの⭐︎!じゃないのよ


和:えぇ?気づかなかったの?


〇〇:ってか人の買うもの予想して手作りして入れ替えるとか狂ってんなおい


和:だって〇〇私の料理食べてくれないじゃん!


〇〇:うん、なんか変なの入れられそうだから


和:なんで?変なものはないよ!私の愛情がいっぱい入るだけだよ?


〇〇:ならいいか?


和:でも私の髪の毛は入るかも…?


〇〇:はい!無理です!


和:え…食べてくれないの…?


和:じゃあ周りに言いふらすからね


和:そうなったら学校中の男子に潰されるかもね!


〇〇:はぁ…分かったから


〇〇:愛情は良いけど他のはやめてよ


〇〇:さっきのちゃんと美味しかったし


和:ホントに!?嬉しい!?


〇〇:そうだよその笑顔してもっと大人しくアピールしてくれれば


〇〇:僕も好きになるのに…


〇〇:美人なんだからさ


和:えぇ…?そんなに褒めるの…珍しくない…?


和:嬉しくてぇ…もう死んでもいぃ…クネクネ


そんなことを言いながらクネクネしている和を置き去りに教室に戻る


数分後


和:ええ?へへぇ…〇〇〜好きだよ…?


和:〇〇?〇〇!〇〇〜!!


和:はっ!いないまた逃げられた!


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放課後


〇〇:よし!帰ろう!


ダッダッダッダッダ


なぜこんな走っているかっていうと


和が追ってくるからです


和:大好きな〇〇〜待って〜!


こんな鬼ごっこみたいな毎日をすること6年


小6から始まった和の好きアピール


実際あんなに美人に追いかけられて好きにならないわけはない


〇〇:あとちょっと!〇〇〜!待ってって!


僕はこの関係をもっと続けたい


なんならそろそろ付き合ってもいいと思ってる


僕は毎日逃げてるけど

和:〇〇!捕まえた!今日は〇〇のお家にお邪魔しちゃうから!



既に僕は和に捕まってるのかも


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おまけ


和:〇〇のお家2日ぶりだね!


〇〇:毎日来てるでしょ


和:違うよ!〇〇と2人きりの日が!


〇〇:そうかいそうかい


和:塩対応気持ちいぃ…


〇〇:気持ち悪いよ


〇〇:てかさ和は僕を好きになったきっかけはなんなの?


和:きっかけはね〜小6の席が隣だった時に消しゴム拾ってくれたことかな〜


〇〇:へ?そんなこと?


和:そうだよ!拾ってくれた時から今まで〇〇がカッコよく見えちゃって!


〇〇:そ、そうなんだね…


和:私のことも拾ってくれてもいいんだよ?


〇〇:ん〜ありかもね


和:え?ホントに!ねぇ?ほんと?付き合うってこと?


〇〇:あっ、ミスった


余計な一言

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