自己紹介
はじめまして。私の名前はyukariと申します。
私は生まれつき左腕から左手にかけて
アザがあり、幼いころからアザは
私の一部ではあったのですが、
それがストレスになっていると
気づいたのはメイクを学び始めた
30歳を過ぎてからでした。
○幼少期
小学1年生から2年生くらいまで、
私はアザの治療のため、
住んでいる岩手から遥々東京の病院へ行き、アザを消すための治療を受けていました。
治療では全身麻酔をし、
ベットの上で大暴れし、
何人かの大人に押さえつけられながら
意識が遠のいていき、
目を覚ますと治療は終わっていて、、
しかし、一回のレーザー治療で全てきれいにアザが消えるわけではなく
同じ箇所を数回治療し
やっと薄くなる程度でした。
がんばったご褒美に、
母と上野動物園へ行くことが
モチベーションでした。
帰ってきて数ヶ月は、
汗をかいてはいけないため、
体育の授業は休まなければならず
お風呂に入る時には、
手をあげて腕はお湯につかないように
しなくてはなりませんでした。
身体を動かすことが好きだった私にとって
身体が動かせないことはなかなかもどかしくも感じていました。
3年生から4年生になると、
東京にはいかず、全身麻酔はうけずに
長い注射針の部分麻酔を受け、
治療を続けました。
また、4年生くらいになると、
私なりに、1回の治療費の価格の高さを知り家計を気にするようになり、アザの治療はもういいと母に伝え、私がいいならいいと治療はそこでストップしました。
○社会人になって
その後、私は福祉の大学を卒業し、
保育園で働きました。
3歳の担任をしていた時に、
「先生、これどうしたの?」
「やけど?」
と聞かれ、言葉につまってしまいました。
「どう伝えたらいいんだろう」
保育士をしていた叔母に伝えたら
「子どもがわかる言葉で、
小さい子には『痛い痛いだよ』と
伝えるといい」というアドバイスをもらい
しばらくはそう伝えていたのですが、
私自身がしっくりきていませんでした。
また、痛そうと感じる人が
多いことがわかり、
周りの人を驚かせないためもありますが、
見られたくないという気持ちが強く
真夏も長袖を着て、保育をしていました。
○メディカルメイクとの出会い
休職していた時期、母に、
「時間があるならアザの治療でもしたら?」と言われ
小さい頃に受けたレーザー治療は
どれほど進んでいるのかを
調べようとネットで検索していた時に
メディカルメイクの存在を知りました。
そして実際に、体験でアザにメイクを
してもらいました。
○メイクを学んだきっかけ
その体験では、まるで、アザがないみたいにきれいに腕に化粧をしてもらいました。
その後、顔にもメイクしてもらい、
しみがきれいに隠せることや
顎のラインが若い頃みたいにすっきり
上がる方法があること
眉の形だけでずいぶん印象が変わること
を知り、感動したのを覚えています。
またファンデーションをつけておけば…
というメイクをしていた私でしたが、
チークやマスカラ、口紅など
しっかりメイクをしてもらうと
とても嬉しく感じました。
メイクのスクールに通い始め、
講座の中では、顔に傷のある方の
お話を聞く機会があり、
見られることのストレスについて、
共感できる点があり、アザは
私にとってストレスになっていた
ということに気づきました。
そのストレスになっているという事実を
認めることが、子どもながらに、
私のアザを気にしていた母を傷つけること
という感覚がどこかにあり、
正直になれていなかったのだと
後から思いました。
○メイクを学んで
それから、そのメディカルメイクと共に、
顔へのメイクアップを学ぶ中で、
私の場合は腕だったけど、
顔にアザや傷がある方もいること。
腕や手は隠せば気づかれないことも
多かったのですが、
顔はそういうわけにはいかないことも
多いだろうと思いました。
そして、アザという目立つものでなくても
しみ・しわ・たるみなど
年齢が進むにつれてもつ顔の悩みが
あります。
人に見せたくないと思うような自分の
身体の一部をメイクにより、
自分自身で、いつでも、
そうではない状態にできること
またそういう選択肢があることは、
とても安心につながると
自分自身の体験を通して、感じています。
私が習得したメイクの技術が
役に立てるならば、そのような
選択肢をもてるよう
お手伝いができればと思っています。
メイクを学ぶ前、
メイクのやり方など教わることもなく
自己流で、なんだかメイクって
つかめないなとモヤモヤとしていました。
メイクを学んだ後は、改めて、
メイクには厳密な決まりはないので
とても自由な世界であることを知りました。
一度メイクの手順ややり方などを
学ぶことにより、どう見せたいかに従って
どんなメイクをしたらよいかが
わかるようになり、
自分の中でいろいろな印象づくりを好きに、
自由に、自信をもってできるように
なりました。
また、コンプレックスと感じる部分を
上手にカバーし自分の満足のできるメイクが
できるようになりました。
メイクにより、
自分をより魅力的に見せることができ、
自信につながっていくと感じています。
一生お付き合いする顔へのメイクを
一度学んでみるのはいかがでしょうか。
興味・関心のある方は一度ご相談ください(^^)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?