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関越鉄道4ドア通勤型電車の歴史その1

関越鉄道の4ドア通勤型は1946年埼京電気鉄道が運輸省から63系の割当てを受けたのが始まりで、70年以上の歴史があります。

吊りかけ駆動

1000系

■1946年運輸省から63系60両割当てを受け、1949年から新造車の導入を開始
■最終的に1957年まで導入され、4両編成30本、2両編成20本の総計160両が導入される
■1978年〜1985年にかけて廃車され、現在はクハ1001が渋川総合検査場で保存されている

1200系

■1957年に関越初の全金属製•両開き4ドアの通勤車両としてデビュー
■4両編成10本、6両編成7本、2両編成14本の総計110両が国鉄車両の改造名義で製造される
■1977年から1980年にかけて廃車、現在はクハ1201が渋川総合検査場で保存されている

カルダン駆動

1400系

■1962年地下鉄日比谷線相互直通運転用として導入開始
■4両編成20本の総計80両が製造され、埼玉県主要都市と東横線桜木町駅を結ぶ急行や準急、日比谷線内運用までこなす
■1990年〜1995年にかけて廃車

1600系

■1964年に高度経済成長に対応した列車増発用として導入開始
■4両編成10本、6両編成15本、2両編成20本の総計170両が導入される
■1993年〜2004年にかけて大多数が廃車されるが、一部は2023年現在も現役で運行中

1800系

■1973年に関越初の冷房車としてデビュー、夏場のサービス向上に貢献、以降1600系にも波及
■8両編成20本、4両編成5本、2両編成15本の総計200両が製造される
■1998〜2014年にかけて廃車され、一部は地方私鉄に譲渡され、そこでも夏のサービス向上に貢献している。

チョッパ制御

4000系

■1980年に日比谷線直通列車のサービス改善と冷房化を目指して導入
■1995年までに4両編成34本の総計136両が導入される
■2005年から10070系と交代する形で廃車が進み、2022年10月30日のイベント列車を持って引退

4200系

■1982年から600・1000・1200系の置き換え促進のため導入開始
■8両編成15本•4両編成10本•2両編成25本の総計210両が製造される
■2022年からは15000系の導入で廃車が進んでいる

4500系

■1988年から高崎市営地下鉄東西線直通用として導入開始
■2003年までに8両編成10本の総計80両が製造される
■2022年からは16000系の導入で廃車が進んでいる

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