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愛犬の健康寿命がのびる本を読んだ感想

「愛犬の健康寿命がのびる本」は、自然派獣医師が執筆した、愛犬の健康と長寿について詳しく解説した一冊であり、私の日々の犬との生活に大きな影響を与えました。柴犬の飼い主として、ドッグフードの選び方や与え方、そして手作り食との併用について悩み続けてきました。先代犬を病気で亡くした経験から、何が正しいのか確信を持つことができず、様々な方法を試してきました。しかし、この本を読むことで、より具体的で効果的な知識を得ることができ、手作り食に対する自信もつかむことができました。

特に印象的だったのは、作者の人間的で優しい語り口と、説得力のある解説です。一方的に指導するのではなく、ハードルを下げつつも、「愛犬を守るのは飼い主ですよ」というメッセージを伝えてくれました。これは、愛犬の健康管理は飼い主自身が一番の責任者であるという重要な事実を思い出させてくれました。

この本が特に役立ったのは、食事についての章です。特に、シニア犬用の高級ドッグフードよりも手作り食が効果的であるという指摘は、私の考え方を大きく変えました。自分で作った食事が犬の健康と長寿に寄与するという考え方は、ドライフードに頼らざるを得ないと思っていた私にとって新たな視点でした。

また、愛情ホルモンの分泌について説明している部分も興味深かったです。これは、愛犬との絆を深めるだけでなく、その免疫力を高めることにもつながるという知識は、犬との関係性をより良いものにするための重要なヒントとなりました。

先代犬を病気で亡くした経験から、愛犬の健康を守ることの重要性を痛感しています。しかし、過去には情報が乏しく、自分にできることが限られていました。この本に出会えていたなら、もっと適切なケアを提供し、それによって彼の生活を改善できたかもしれないと思います。そのため、今後はこの本の知識を用いて、現在飼っている二代目の犬の健康に細心の注意を払うことができると感じています。

そして、この本の重要なポイントは、「ペット浪費」という概念です。それは、愛犬の健康や幸せのために高額な投資をすることが必ずしも最善の策ではないという考え方を示しています。愛犬のために手作り食を提供したり、愛情を注ぐことで免疫力を高めたりすることで、無駄な浪費を減らし、愛犬と幸せに過ごすことが可能だという考え方は、犬の飼い主としてとても有意義なものだと感じました。

この本は、愛犬の健康寿命を伸ばすための新たな常識を紹介しており、食事、生活習慣、健康管理、そして看取りについて非常に優しい語り口で解説しています。愛犬のために最善を尽くすことを真剣に考えている飼い主なら、一読する価値があると確信しています。今後もこの本を何度も読み返し、愛犬の健康と幸せのための最善の方法を見つけ出す参考書として活用したいと思います。

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