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【本】『年収100万で楽しく生きていく 20代でセミリタイア』の感想

『年収100万で楽しく生きていく 20代でセミリタイア』、読みました。
この本を一言で表すなら、”自分にとっての幸福を超具体的に見直せる本”、でしょうか。
パクチー大原さんの過去の体験と、そこから構成された価値観には共感できる部分が多かったです。

タイトルのセミリタイアという単語に興味がなくても、パクチー大原さんの過去には一読するだけの価値があると感じました。

というわけで、印象深かったところをピックアップしていきたいと思います。

一つの居場所しか知らないニワトリ

パクチー大原さんは卵と肉のために、鶏を飼っていました。
ある日、1羽の鶏を食用として捕まえようとしたとき、その鶏は生命の危機を感じたのか、逃げてしまいました。その後も一向に見つからず、もう帰ってこないのだろうと思って夕食を摂ったそうです。
そして夕食を食べ終わったころ、ふと思い、鶏小屋を見ると、そこには逃げたはずの鶏が戻ってきていました。

一つの居場所しかない鶏は、生命の危機を感じたとしても、再びそこへもどってきた……
パクチー大原さんはここから、苦しみ続けたサラリーマン時代の自分を思い出したそう。

僕はこの部分を読んだとき、鳥肌が立ちました。
まさにそのとおりだな、って。
僕も現在進行系で一つの居場所に依存している状態なので、この鶏は自分のように思えたんです。
自分を俯瞰視するほど怖いものはないですね。

『我慢しなくていい、大事なのは環境を変えること』の具体的アドバイス

環境を変えろ。
それはどの動画でも本でも、だいたい言われます。
ですけど、それが出来る人間は果たしているでしょうか?
僕はできていません。
そのための勇気がないのですから。
しかしこの本では、そこへたどり着くアドバイスを超具体的に、かつパクチー大原さんが体験したエピソードを交えながら書かれています。
ですので、辛い今からの脱却を強く後押してしてくれるでしょう。

立つ土俵を自分で名付ける

『レンタルなんもしない人』
『プロ奢ラレヤー』
『筋トレ村』のパクチー大原

これらの人たちは自分の肩書を勝手に名付けて活動しています。
もちろん自分のやりたいことに基づいて。

こうすることによって、◯◯◯といえばあの人だよね、とすぐに思い浮かべることができます。
インターネットの普及によって希少性が薄れた現代において、こういう希少性が降って湧いてくるのごく稀。
だから自分なりに考えた特徴や肩書を作って、自分の価値を創造する。
それも他人にはとても真似できないような土俵。そこに旗を立てる。

実際、それで稼いでいる人たちが上記の人たちですから、なるほどなと思いましたね。

まとめ

以上、特に印象に残ったところをざっと書いていきました。
久しぶりに良書に出会えたので、こうして感想を書かせていただいた次第です。

パクチー大原さんのYoutubeを熱心に見ているというわけではないのですが、これからの活動も応援したいです。

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