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vol.10 歳の差育児に思うこと

ゴールデンウィーク真っ最中。高速道路の渋滞をみながら、遠出はするもんじゃないな~と思いながら家でのんびり過ごしている。


わが家はどちらも実家が近くにあるため、連休に帰省するという習慣がない。


たまに憧れたりもするが、長時間車に乗っていることが苦痛なわたしにとっては向いていないだろう。


さて、わたしには娘が2人いるが歳の差5歳と、少し離れているほうだ。


5年間のひとりっ子歴を経験し、お姉さんになった長女ちゃんは、次女ちゃんが産まれたときは典型的な赤ちゃん返りで大変だった記憶がある。


病院から退院した直後は、産まれたての赤ちゃんにべったりで、可愛い可愛いと離れない状態だった。


それから、わたしは実家に里帰りし過ごすことにしていたため、2日間だけ家で過ごし、わたしと次女ちゃんは実家、旦那と長女ちゃんは家でと別々の生活をスタートした。

産後のダメージは交通事故並みといわれているが、ホントにその通りで、次女ちゃんが寝ているときは一緒に昼寝をし、家事は一切やらず体を休ませることに専念した。

はじめは何事もなく過ごしていたが、2・3日経つと決まって夜に長女ちゃんからテレビ電話がかかってくる。


"いつになったらお母さんは帰ってくるの?"
と、大泣きしながら毎日電話がくるようになる。

そうなると、わたしも休むどころではなくなり、長女ちゃんが心配で、いつ帰ろう?明日にでも帰るべきか?と悩む。


結局、長女ちゃんも一緒に実家で暮らすということになったが、大変なのは保育園の送り迎えだ。


実家から保育園まで20分ほどの距離で、わたしの両親もまだ仕事をしている状態であったため、すべて頼るわけにもいかず、わたしも送迎することになる。


たしかに出産後すぐに送迎をしているママさんもいるが、長女ちゃんを出産したとき産後の肥立ちが悪かったわたしは、なるべく無理はしたくない、できるだけ休んでいたいというのが本音だった。


家に帰れば帰ったで、次女ちゃんを抱っこしていれば、"私も抱っこして!!"が必ず始まり、18kgもある長女ちゃんの抱っこはホントにキツかった。


入院中、助産師さんに言われたことがある。
"家に帰ったらお姉ちゃんを優先してあげてください"。


"赤ちゃんはまだ何もわからない、お姉ちゃんをいっぱいハグして甘えさせてあげてくださいね"。


後から聞いた話だが、旦那や義母にいろいろ本音をこぼしていたらしく、長女ちゃんなりの葛藤があったようだ。


当時5歳の長女ちゃん。0歳の赤ちゃんと並ぶと大きく見えた。ある程度の知能もつき始めて、話も通じる人。無意識に我慢させることも多かったのかもしれない。


勝手にお姉さんだと思っていたが、鏡の前でちょこんと座って一生懸命に髪を直している姿をみると、まだまだ甘えたい盛りの小さな女の子だったと気づく。


これが年子だったら、また違っていたのだろうし、何歳離れていようが大変なことはあるだろう。


はじめは5歳という歳の差を長いと感じ、もっと早くに2人目を授かりたかったという気持ちがなかった訳では無い。


ただ、純粋に次女ちゃんのことを可愛がり、"産まれてきてくれて良かった~!"と、笑顔で話す長女ちゃんをみてると、今このタイミングで次女ちゃんが産まれてくれたことが家族にとって最良だったと素直に思える。


今日も20kg近くなった長女ちゃんを抱っこしながら、体力は落ちないようにしなきゃな~と思うのだった。


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