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「自分、専業主婦で子ども育てるの向かないっす」となった理由を整理してみた

私は小学生男子と中学生女子を育てているアラフォーの主婦ライターである。ペンネームは青井千夏と言う。

自己紹介の記事で書いたが、私の主婦キャリアは“正社員ワーママ→専業主婦→自営業ワーママ”と変遷している。

こうやって書くと「働くのが好きなんですねー」と思うかも知らないが、決してそんなことはない。っていうか、世間一般の平均値並に労働が嫌いだ。

私が専業主婦からフリーランスになったのは、ただただ子あり専業主婦生活が向いていなかっただけなのだ。

我が家は娘が小学校に入るタイミングで引っ越しをした。同じタイミングで私は退職し、当時2歳だった息子と家で過ごすようになった。

専業主婦になれば、ワンオペでワーキングマザーをしていたときより、ずっと心身ともに楽になると思うやん。

そんなこたぁなかった。

この記事では、なぜ私が「あ、子あり専業主婦って向かないわ」て思ったのか書いてみる。


育児ありのマルチタスク生活、難易度高すぎん?

マルチタスクってあるよね。同時並行で複数の業務を実施しなくちゃならないストレスフルなあれね。

専業主婦の日常、24時間マルチタスクだった。

いや知ってたよ!?産休・育休取ってたしね!でも、幼児の育児ってなんかやばくない!?

椅子に上がって落ちる、
ベランダに勝手に出ようとする、
テレビの画面をばんばん叩く、
飲料物めっちゃこぼす、

リアルおさるのジョージかよ。

業務内容も発生時刻も終了時刻も一切不明だが命に代えても絶対ミスってはいけないタスクが含まれたマルチタスク状態って、仕事でもなかなかないよ?

しかもさ、うちには上の子(当時小学生)がいるのよ。下の子におねしょで早朝4時に起こされたって、掃除・洗濯・料理はサボれないし、朝ご飯食べさせて登校させなきゃいけない。

シンプルにしんどい。

保育園に預けたら頭を仕事モードに切り替えられる生活に慣れていたため、ずーっと幼児育児でアイドリング状態の生活に、これまで感じたことのないストレスを感じた。

主婦、コミュ力低いとなーんも情報入って来んっ!!!

ワーママ時代は、必要な情報は何だかんだで保育園からまわってきた。

しかし、保育園を退園して下の子を家庭で育てるようになると、そうはいかない。

  • 小さい子どもが遊びやすい公園を探しているとき

  • お祭りなど近隣イベント情報を知りたいとき

  • 良い小児科と歯科を探しているとき

  • 幼稚園の本当の評判

ぜーんぶ先輩ママさんに聞かないとわからない。うちは退職と引っ越しを同時にしたため、本当に情報がなくて困った。

「インスタとかGoogle Mapsとかに載ってないの?」って思うかも知れないが、地域の有益情報ってインターネットには出回らないものなのだよ

「あの歯科、大人には評判良いけど子どもの治療は微妙」「A幼稚園は兄弟枠で定員がほぼ埋まる」「任意ワクチンはC小児科が安い」など、子どもに関する情報は親のリアルのつながりでしか入ってこない。

で、自分、人見知りでね。

職場とか学校とか何かしらのクローズド空間で知人を作るのはできても、地域というオープンワールドで知人を作るのが非常に難しかった

公園で仲良くなって〜、マンションが同じで〜ってだけで、どうやってLINE交換までいけちゃうの?営業経験者さんなの??

いよいよ息子の幼稚園の情報を集めないとまずいとなったときには必死に陽キャに擬態して情報収集に努めたものの(激戦区なので情報戦に負けると3歳での入園が難しくなる)、これが本当に辛くて…‥しんどくて……燃え尽きて……コミュ力がないと専業主婦って無理なんだなって思い知った

子どもじゃなく大人と喋りたい

コミュ力がないヤツが家庭で子どもを育てると、夫しか会話の相手がいなくなる。

すると、人間はどうなるか。

やばいくらい会話に飢える。

なお、ここでいう会話とは、

「ちゅるちゅる(そうめん)がいいのー!」
「ちゅるちゅる(うどん)だよ?これじゃないのかな?」
「やややややや!!」

っていう発狂しそうな会話じゃなくて、

「そうめんがいいです」
「うどんしかないです」
「うどんも好きだよ、ありがとう」

みたいな、最低限の理性がある会話である。

対面じゃなくてもいい。テキストコミュニケーションでも良い。大人と意志の疎通を図りたい

寝る前に一日を振り返って(大人と関わりてえぇぇ)って思うことが増え、在宅ワークをはじめるにいたったってわけ。


以上、専業主婦って向き不向きがあって、やってみたら求められるスキルのレベルに私が遠く及ばなかった、という話。

なにごとも実際にやるのと想像するのとは大違い。

専業主婦で息子3人を育てた義母、娘2人を育てて介護までやった祖母、すごくすごく尊敬する。

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