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ちょっと、休憩しませんか❓️固定残業、みなし残業は、定額働かせ放題ではないです❗️


ちょっと視点を変えて、ちょっと新しい視点で、少し深呼吸しませんか❓️


自分の給料には、固定残業代という残業代が含まれているから、何時間残業しても残業代もらえない、

自分の給料には、みなし残業代がついてるから、何時間でも残業させられてしまう、

と思っている労働者の方、

家の会社は、社員に固定残業代、みなし残業代を払っているから、社員をいくらでも残業させていい、

と思っている社長の方、

それ大間違いです❗️


何が大間違いなのかの前に、まずは、言葉の定義から説明しましょう。

みなし残業代と、固定残業代は同じ労働条件を指していて、意味は

通常の給料の他に、毎月○○時間残業したとみなして、その残業代を毎月の給料に上乗せして支払います、

ということです。

残業代が毎月変わらないので、みなし残業代のことを、固定残業代とも言います。


以上を踏まえて、よくある大間違いを説明します。

大間違い、その1

自分は、固定残業代もらっているから、これ以上残業代もらえない。

みなし残業代・固定残業代は、労働契約書、雇用契約書に、

○○時間の残業代を含む

と、必ず明記しなければなりません❗️❗️
労働契約書、雇用契約書って、何のことだかわかりますか❓️就職が決まって、最初にオフィス行った時に、サインして会社から渡された書類です。給料のこととか、始業何時、終業何時って書いてあるあの契約書のことです。物凄く大事な書類なので、絶対に失くさないように保管してください。

ここから少し、自分の残業代は一体いくらなんですか❓️を説明しますので、ムクちゃんが以前書いた、残業代を大まかに計算する方法をご一読いただけるとわかりやすいです。

さて、例えば、労働契約書に、

毎月20時間の残業代を含む

と書いてあるとします。
一月は、4週間(28日)と数日ですので、ここではわかりやすく、1週間の内、月曜日~金曜日の5日間勤務、一月で20日働くとします。

労働契約書には、20時間の残業代と書いてありますので、

毎日1時間残業する、とか
残業する日もあるけど残業しない日もある、均すと週5時間くらい、とか
普段は残業しないけど月末は定時に帰れない、1週間で20時間くらい残業する、とか

一月20時間の残業と言っても様々です。

問題は、残業の有り様がどうか、ではなく、一月の残業時間が20時間で収まっているかどうか、です。

仮に、一月の残業時間が30時間になった場合には、20時間を超えた10時間分の残業代を、固定残業代とは別に、通常の残業代として、

給料+固定残業代+10時間分の残業代

と、計算して、労働者に支払わなくてはいけません。

一月の残業時間が50時間なら、20時間を超えた30時間を、固定残業代とは別に、通常の残業代として、

給料+固定残業代+30時間分の残業代

と計算して、労働者に支払わなくてはいけません。

だから❗️みなし残業代・固定残業代って、定額働かせ放題ではないんです❗️


大間違い、その2

家の会社は、固定残業代をあらかじめ払っているから、社員が何時間働いたか、管理しなくていい、


労働基準法が、なぜ、

1日8時間、1週間40時間

しか労働者を働かせてはいけない、と決めているかと言えば、長時間の労働は心身に悪いからです。労働していない時間で、心身をケアしたり家族のケアしたりリフレッシュしたりしてね、という趣旨です。

残業代は、

どうしても労働を長く働かせるなら、会社は25%の上乗せした給料を残業代として、労働者に払ってね、残業は労働者の心身に悪いんだから、という趣旨です。

だから、会社は、全社員の労働時間を正しく把握して、なるべく残業させないように、残業させた場合には正しく残業代を支払うようにしなくてはなりません。

固定残業代の場合でも、

○○時間の残業代を含む

の○○時間を超えて残業させたら、超えた分残業代を支払わなくてはいけません。

なので、むしろ、固定残業代の場合こそ、タイムカード等できっちり労働時間 ・残業時間を管理しなければならないのです。


ここで、先ずは、給料明細を引っ張り出して、ムクちゃんが書いた、残業代を計算しよう❗️で、固定残業代が一体何時間残業したとみなしているのか、見当をつけましょう。そして、実際の残業時間と比べてみましょう。実際の残業時間と同じくらい、実際の残業時間の方が少ない、という場合は、固定残業代が正しく運用されてます。

実際の残業時間の方が多い、多すぎるという場合、それは違法です。未払い残業代として取り戻せる可能性があります。

先ず、タイムカードのアプリをインストールして働いた時間を記録して、毎月の給料明細を保管して、できれば就業規則をコピーして、労働契約書、雇用契約書等と一緒に保管しましょう。

こういう準備をしていないと、いざというとき、未払い残業代を取り戻すことが難しくなります。


と、ムクちゃんは思います。

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