〈扉開く〉🗝️

古く薄暗い工場の扉のドアノブが回ると、向こう側から塗装扉の錆びた鉄が落ちる音がした。

そこに立っていたのは身長160の女からは見上げる存在の180cm、瞳も大きな男だった。


私の目を掴んで離さない
ーーー10秒ーーー


「えええ、！そんなに？！」
コミュニケーションの少ない工場では直ぐに噂になった。

私達2人しかいなかったはずだけどな、、。

私はいいふらかしてなんかない
（見つめあってしまったかの場面を誰かに見られていたか、彼がその事を話したかだ）

彼は社内の中のいわゆるイケメン、
誰が見ても格好の良いメンズの出世頭と認知されていて女性には大人気だった。

Sっぽいし、優しい、男性には怒鳴り散らす？場面は多々ありだとか、
それ以外の情報は私の耳には入る事がないまま
3年ほど、時は流れていく。




katz maneki🗝️