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私の解放日誌(나의 해방일지)My Liberation Notes

毎朝、2時間かけて郊外の自宅からソウルまで通勤するヨム3兄弟(長女:ヨム・ギジョン、長男:ヨム・チャンヒ、末っ子:ヨム・ミジョン)。

それぞれの心に少しずつ形の違う焦りや思いを抱えているが、それを誰に言うでもなく淡々と過ごす月曜から金曜日の5days.

週末は両親の農業の手伝いを兄弟喧嘩をしながらも手伝い、また月曜の朝を迎える。

田舎から出たい、この閉塞感を何とかしたいという3人の姿がとてもリアルで、オフィス街に転がっていそうな会社での出来事や飲み会の会話とか。
会社のところは、日本も韓国も同じだな〜あぁ、分かる~と妙に共感したりして。

ひたすら日常生活を映像化しているので、始めの数話は心を無にして観ていたけれど、気が付いたら前のめりになっていたドラマ。派手さは全くなくて、ありふれた日常生活をとことんリアルに描く。
で、段々と3兄弟が道を見つけて充実してゆく様も丁寧に描かれているので、気がつくと3兄弟の友人になったような気分になるから不思議。

主演のキム・ジウォン(ヨム・ミジョン)は、ほぼノーメイクでもとても綺麗。

日本の女優、鈴木京香の若い頃によく似ている。野良着姿でさえも美しいですね。

姉役のイ・エル(ヨム・ギジョン)は、いろんなドラマに脇ででることが多いけれども、いつも違うキャラクターになってでてくるので、全く気がつかないことが多い。

分かりやすいところで、トッケビのサムシン(三神)ハルモニ役。

歩道橋のところでいつもひとりで物売りしているあのハルモニ。

何かみたことあるよなーと思っていて、仕事中になぜか急にトッケビと解放日誌が紐づいたりして。

弟役のイ・ミンギは、“キム秘書はいったいなぜ?”にカメオ出演してるらしいby Google.全然記憶にないけれど。

解放日誌でも何だろう、影が薄いというか、印象に残らないさり気ない芝居というか(褒めています)。

そう、このドラマ、ソン・ソックが全てかっさらっていきましたね。

ク氏というミステリーな役。
元アウトロー役。前半、殆ど喋らず、ひたすら雰囲気と芝居でク氏を表現していますが、それがまたいいんだな。形容出来ないあの雰囲気。

何だろう、この狙っていないのににじみ出てくる色っぽい感じ。

前に感想を書いた、「D.P. -脱走兵追跡官-」に出ていたのですが、真逆の役です。

DPの時は、すごい嫌な上官の役で、憎たらしいの極致で色気なんて皆無だった。

同一人物と気が付くまでに結構かかったかも。

キム・ジウォンは、今、Netflixで話題のザ・王道韓国ドラマ、“涙の女王”にキム・スヒョンと共に主演していますね。

財閥家に生まれ、バリバリにmake upしてハイファッションに身を包んで、性格もきつい、これまた真逆の役。

ザ・王道韓国ドラマといえば、近年だと”愛の不時着”、“ヴィンチェンツォ”が王道ですね。

もちろん、王道ドラマも好きで見るのですが、私はそこから少し離れているドラマが好き。

“賢い医師生活”、”その年、私たちは”、“二十五、二十一”、”社内お見合い”(これはアン・ヒョソップ君の髪型で損しているドラマ。後半になっていつものヒョソップのヘアスタイルになってマジにほっとした。キム秘書に寄せちゃったドラマで終わるとこだったよ、ほんとに)

ヒョソップ君の魅力はまた今度、“二十五、二十一”の時に語りたいと思う。

トップのpic は、2017年冬のソウル. Seoul towerが遠くに見える.

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