見出し画像

子育てで前よりおおらかな気持ちになれた歌

おかあさんといっしょ6月の歌の「みててカーニバル」。

この曲はかなり自分の心に刺さり、結果おおらかな気持ちにさせてくれた。

「みててカーニバル」とはまさにうちの子どもたちのこと。我が家は7歳と5歳の子どもがいるのだが、毎日が「みててカーニバル」だ。

例えば、長女の「みてて」のときの葛藤はこれ。
ピアノみてて。
自分のピアノのレッスンで家を出る時間まであと30分という状況。
私は、習い事から帰ってきた後、お風呂、お夕飯、歯磨き、寝るという一連の流れがスムーズに行くように必死だ。

ながらで野菜を洗ったり切ったりしながら、途中で音が聞こえない部分があったが大体は聞いていた。

「どうだった?」
「前よりなめらかに弾いているよ」
「間違えたところあった?」
「うーん。」

「……間違えたところあったよ(怒)」

その後、お風呂を洗っているときにも弾いていて、一音一音しっかり聞いて欲しかったようで、上のやりとりの繰り返し。

だんだん不機嫌になり、泣く始末。

ちゃんと聞いてて欲しいのは分かる。しかし、こちらも習い事と次女のお迎えの前にごはんを作り終えなければ、子どもたちの寝る時間のが遅くなってしまう。

次女の「みてて」はこれ。

体育館で長女が体操教室をしている間の待ち時間。
鉄棒が空いていたので、次女が「ママみてて~!」
地球周りが連続できるのをみてて欲しいらしい。

私は、隣にいるママ友ともおしゃべりをしていたし、何より貴重なママ友との時間なので、話しながらみていた。
しかし、一瞬ママ友に顔を向けてしまったので、「みてなかった」と言われた。

ながらをしてしまう自分。なぜか。
家事を終わらせなければ寝るまでスムーズに回らないので、時間があるときにできるだけ進めたい。
たまに会う友達とも話したい。

だいたい、このような理由だ。どちらも私にとっては重要。

でも、確かに、自分も聞いて欲しい話を旦那にしてるときに、パソコンをめっちゃカチャカチャさせながら聞かれたら
「ちゃんと聞いてる??」
って不機嫌になるもんな。

私もやることがたくさんある「今」けれど、子どもがやる気を出してパワーを増大させているのも「今」。

確かに、自分がちゃんと「みてて」に向き合って、顔を見て笑顔で褒めると、子どもたちはめちゃめちゃ笑顔になり、自信たっぷりになる。

お風呂洗うのはお風呂に入る直前でもいいか。
ごはんも、どうしても間に合わなかったら納豆ご飯でもいいか。

子どものことと、きちんと家事を進めたい自分の葛藤がいつもついてくるだろうが、せっかくだから「みててカーニバル」を楽しもうと思った。

おそらく、また自分が忙しいときに「みてて」を連発してきたら、またこの歌を思い出す。
そして、前よりはおおらかな気持ちで子どもの「みてて」を楽しめると思う。
(自分に願っている。笑)

そして、こんな風に歌になるくらいだから、きっと世界中の子どもたちが「みてて」の連発なんだ、うちだけじゃないんだと少し安堵した。

大切なことを気づかされた歌だった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?