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The Long March Home

今日の本は、The Long March Home です。
Historical Fiction で、
主に第二次世界大戦のBattan Death Marchに語られています。

辛かったです。
こちらにきて、第二次世界大戦について本にはたくさん出会いましたが、
ヨーロッパ側のことで、太平洋側、そして日本軍を直接描写している本には、
真珠湾攻撃以外、出会ったことがありませんでした。
非道なことばかり。
Historical Fictionですが、出来事以外は、作られたもので、
登場人物は実在しないとわかり、すごくホッとしてしまいました。
なぜかというと、
様々な非道な出来事を同じ人物が通り抜けなければならなかったから。
バタンでの炎天下での行進、その中での悲劇。親友の死。
船の輸送中の悲劇。遭難。炭鉱での重労働。またしても親友の死。
あまりに辛すぎます。
でも、実際、歴史事実には、関わる人達が大勢いて、
それぞれのバックグラウンドがあって、数字で語るのは簡単だけれど、
その数だけ、それぞれの人生があって、家族がいるんだと
考えさせられました。

出来事に描写が直接的で、想像するには本当に痛く、
タイムラインが戦時中とその過去を行ったり来たりするので、
その合間で人間味に触れることができ、
どうにか読み切ることができたけれど、
久しぶりに、大泣きする本でした。

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