神田沙也加『林檎売りの泡沫少女』 ユゥモ 2023年8月26日 13:08 遠い遠い時の果て そこに住まう人は皆永遠の命をもつ世界での話赤い実の成る木の下 La La Lu La 生まれながらに 死の呪いがかけられた少女の話色付いた街外れ 蒼く光る湖畔 赤い実のお菓子屋ちょっぴり寒くなった今日は妙に誇らしげ 自信作を売りにゆく待ってて 今度こそ 美味しいんだから時計塔の見える市 驚いた珍しく賑やかね La La Lu La Lucky!!物憂げな街の隅 ひとり赤い実のパイどうですか 自信作なのそんなのひとつも売れないさ 少女を見て蔑む人達みんなと何も変わらないのに 美味しくできたのに今日も声は届かないのねまるで透明になったみたいだわそうして誰もが知らぬ振りをした何故なら少女は呪われているから死んだ世界で唯ひとり生きていた少女の話夜なべでアレンジパイと にっこりスマイル引っ提げ少女はまだ諦めない時計塔の針も空を指して お腹も鳴るそんな時ふと後ろから人が少女を押す 甘い籠は落ちるお菓子を踏み行く人達 平気な顔してさ惨めに拾い集める ふともうひとりの手がどろどろのパイを徐に口に入れて 「おいしいね」その声で心は溢れたまるで輪郭を描いたみたいだわそうして彼は手を差し出した何故なら少女に呪われているから死んだ世界で唯ふたり生きていた遠い物語街の人達は哀れむ 赤い実を食べて呪われた者を永遠に生きられずに死ぬのさ 嗚呼なんて可哀想な話ふたりは笑う それでも笑うLa La La とっても素敵な呪いね例え明日死んでも 『今』が確かで大切になるからもう声は届かないのねまるで透明になったみたいだわそうして誰もが知らぬ振りをした何故なら世界が呪われているから『永遠』の呪いは解かれていたまるでふたりの方が狂ったみたいだろうそうしていつか笑うように眠る何故ならふたりは放たれているから死んだ世界で唯ふたりだけが幸せだった本家はこちらです。↓https://youtu.be/eRa90TjoMZs?si=Eo9K75vk74Qt_dmb #歌詞 #ボカロ #ソロシンガー この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート