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FIREへの恐怖 #3

元来、社会不適応の私は働かなくて良い生活に憧れがあった。
しかし、いざ目の前にFIREの選択肢を突きつけられると、働かなくて良いという生活に恐怖を覚えている。

ここ1年間は仕事が行き詰まり、仕事がしんどくてしんどくて、毎日ストレスフルでメンタルがボロボロで各所に心身症の症状が出て、睡眠障害、舌痛症、慢性胃痛、憂鬱、離人感などなどなど心療内科に行けば診断が付くであろうメンタルであった。まさに、ユングの言う中年の危機の状態。

そこに降って湧いたFIREの選択肢。
「経済的な心配がないから退職しよう」というよりは「今すぐ辞めて、すべてを投げ出したい」という気持ちが強く「FIREしたい」というよりは「仕事を辞めたい」という不健全な状態。

このメンタルでFIREを選択するときっと後悔するという潜在的な思いが恐怖につながっているという事には薄々気付いている。
だから、メンタルの回復を待って気持ちをフラットにしてから考えたほうがいいと言うのは分かっているが、FIREという選択肢が見えてからは仕事に対して「頑張る」とか「乗り越えよう」とか「踏ん張ろう」とか前向きに捉えられない。

何のために仕事をしないといけないのか。
メンタルや自分を削ってまで働く必要がなくなったのに、なんで頑張らないといけないんだろう。という葛藤中。
とにかく仕事のモチベーションが上がらない。



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